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実はファンです

 私はスーパーのお客様の声コーナーのファンである。

 お客様の声とは一枚のはがきサイズの用紙にお店への要望やクレームなどが書いてあり、それに対するアンサーが書かれているものである。

 ウチの近所のスーパーでは入り口わきの目立たないところにひっそりと貼られておりわざわざ読むようなもの好きはそうはいない。

 しかしこのコーナーが何とも味わい深いお店のアクセントになっており定期的に更新されるのを楽しみにしている。

 気になる内容だが、よくあるのは商品のリクエストでこれを置いてほしいという要望が書いてある。
 
 それに対して店長さんが入荷可能かどうかの回答をしている。

 大抵の商品は要望に応えて新規で取り扱い始める事が多いみたいである。

 他には店員さんの親切な対応に対してのお礼のお手紙的な内容の投書も見かける。

 その辺りのほのぼのとしたお客さんとお店とのやり取りは読んでいてほっこりとする。

 しかし私が一番興味深く読むのは何と言ってもクレームである。

 例えばレジでポイントカードを出したのに無視されたとか、買った商品が傷んでいたというのは定番で変わり種としては店員さん同士がおしゃべりに夢中で通路をふさいでいて通れなかったとか子どもが商品をベタベタ手で触っていたのが不快なので何とかしろというやや無茶な話もある。

 そんなクレームに対してお店側はまず謝罪から入り再発防止に努めますとかレシートがあれば痛んだ商品を交換いたしますとあくまで低姿勢である。

 お客様の声は来店する全ての人がいつでも書くことが出来るので老若男女が好き勝手に色々な事を要望しているのが味わい深い。

 明らかに嫌な事があった直後なのか文字が怒りで震えていたり、年配の方が書いたのか達筆でまるで読めないものもあって見ていて飽きない。

 そんなお客様の声ファンは私以外にもいるらしく、たまに立ち止まって興味深そうに読んでいる人も見かける。

 いずれにしてもお客様の声というのはお客さんとお店の人がダイレクトにやり取りが出来る往復書簡のようなものでありライブ感がたまらない。

 あらゆる声に対して回答をする店長さんのセンスも見ものである。

 今の店長さんはサービス精神にあふれる方のようでいつも丁寧かつ真摯な回答をされている。

 適当に回答をしていたらそれはそれで新たなクレームの火種になりかねないのでこれも大切な業務なのだろうと思うと店長って大変だなぁと思うのである。

 お客様の声チェックは日々スーパー通いをする私の密かな楽しみである。

 できればみんなが幸せになるような投書で溢れたらちょっとだけお店の雰囲気が良くなると思う。

 私のようなファンは確実にいるのでこれからも続けてほしいサービスだ。

 そんなマニアックな私の趣味は置いておいて昨日の晩御飯のお話を。

 前の日に食べすぎたのでカロリー調整のため少なめのメニュー。

 豚肉を細かく切る。

 キャベツと玉ねぎをざく切りに。

 ニンニクをみじん切り。

 フライパンに火をつけて油を敷かずに豚肉を炒める。
  
 ある程度火が通ったら野菜を投入。

 軽く塩コショウで味付け。

 そこにレンジでチンして温めた中華麺を投入。
 
 味付けは鶏がらスープの素と塩とたっぷりのお酒。

 お酒で麺をほぐしつつ仕上げに醤油をチラリとかけたら塩焼きそばの完成。

 副菜はピーマンを細切りにしてお茶漬けの素で和えた。

 ぬか漬けは人参。

 この三品で昨日は勝負。

 妻を呼んでいただきます。

 一昨日飲みすぎたので休肝日。

 まずはピーマンの和え物を食べる。
 
 生のピーマンの青い味がお茶漬けの素でちょうどいい塩梅になっていて食べるとショリリと食感が楽しくて箸休めにも丁度良かった。

 ではメインの塩焼きそばを食べる。

 ズズッと啜るとニンニクの風味がガツンと来る。

 鶏がらスープの素の旨味が十分でソース味に比べるとあっさりだがその分食べやすい。

 単純な料理なので調味料の配分が逆に難しい。

 まずまずの出来で妻もたまには塩味も良いねと言って食べていた。

 ぬか漬けは漬かり具合が丁度良くて結構良かった。

 ぬか床に水が溜まっていたので糠を追加しておかなければなと思った。

 メインの料理が焼きそばだけなのであっという間に完食。

 片づけをしてお風呂に入って早めに就寝。

 スーパーのお客様の声、皆さんの行かれているお店にもあるかもしれません。

 チラリとでもいいので目を通してみると案外面白いものですよ。

 たま~にププッとなるような面白いものを見つけたらお宝発見気分に浸れること間違いなしです。

 是非ご一読を。

 

 

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