通勤時、今日から貴志祐介の新世界より(上)を読み始めた。夫の一押しだというが、読んでいるのが文庫版ではなくハードカバーの為、重いのが難点だ。

彼の作品の黒い家は読んだことがあるが、ホラーというより人間の常軌を逸した怖さ(サイコパス要素)が表現されていて、読後感が悪かった記憶がある。

今回の作品は1000年後の世界がテーマ。主人公達は閉鎖的な社会で暮らし、教育によって思考を管理されているように写る。まだ序盤だが、印象としてはカズオイシグロの私を離さないでと通ずるものがあるなと感じた。

勤務先の最寄駅で降り、立ち寄った珈琲店でアイスカフェラテとタマゴサンドを買う。珈琲店のレジ横に陳列されているコッペパンサンド。ツナ、タマゴ、ヤキソバ、コロッケとバラエティ豊かで110円という値段も絶妙。これまで気になりつつも買ったことは無かったが、ここの職場に通うのも今月いっぱいとなった途端、買ってみようと思った。

美味しい。こんな事なら、これまでもちょくちょく朝ご飯がわりに購入するんだった。なんて頬張りながら考える。

明確な終わりが分かっていると、毎日を後悔の無いように行動しようと思う。しかし、普段何気ない日々を繰り返し過ごしていると今日でなくても良いかと感じることも多い。部屋を引越す直前に試しに行った近所のレストランが実は美味しかったと気づいて後悔するなんて事をこれまでにも何度か経験しているはずなのに、私はやはり今でも相変わらずだ。

帰宅後、自家製レモネードシロップ作り。保存容器に輪切りレモン(2個)と砂糖(150g)を交互に入れ、上から蜂蜜(小匙1程度)を入れて振り、砂糖が溶けるのを１日待つだけの簡単レシピ。自家製赤紫蘇シロップはお酢臭いと手を付けなかった夫だが、果たしてこれは飲んでくれるだろうか。

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