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本当は教えたくないけど、自慢したい日本酒のお店。大塚「ちょこだま」は最高です

「本当は教えたくない〜」といった表現をよく目にします。僕にとって本当にそれに該当するお店が、お酒の聖地・大塚にある「ちょこだま」です。

あまりにおいしい&楽しい場所ですので、noteで紹介します。

「ちょこだま」が普通の居酒屋とちがうところ

1)地酒専門店「こだまや」のスピンオフ
南大塚にある地酒専門の酒販店「地酒屋こだま」が行う企画的な飲食空間です。この「こだまや」は日本酒が好きすぎる店主が心底惚れ込んだ蔵50程度、250種類をそろえる、熱量がすごい酒屋さんです。なんとほぼすべてのお酒を試飲して選ぶことができます。

地酒屋こだま(https://sake-kodama.jimdo.com/ )

2)月に2回だけ。お酒を楽しむために「ルール」は厳守
開催は月に2回の日曜。予約にはHPにあるルールを「熟読して」のぞむというハードルがあります。

ちょこだまのルール
https://sake-kodama.jimdo.com/%E5%88%A5%E9%A4%A8-%E9%AD%9A%E3%81%A8%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%82%93%E3%81%96%E3%81%84-%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%93%E3%81%A0%E3%81%BE/

主なところは、
・少人数でくること(4名以上は不可)・お酒を楽しみにしてくること(会話メインの場合は適さない)・飲み物は日本酒と水だけ・淡麗辛口がほしければ別の店へ(あくまでこだまさんが紹介したいお酒が並ぶ)
ようするに「こっそりお酒を楽しみにおいで」というお店です。

3) ここでしか飲めないお酒が多数
ちなみにトップイメージはある日のお酒のメニューです。だいたい24種くらいありますが、中には地酒屋こだまが貯蔵していた非売品の「熟成酒」など、メニューにのらない一度一会のお酒もあります。

4)異常なほどのハイコスパ
1〜3からわかるように、ここは「飲食店」としての場所というよりも、こだまさんがお酒と料理の魅力を伝えるための「実験空間」。そのためなのか、ちょっと心配になるほどやすいです。(お酒は90ccで250円〜、料理も数百円台)

最高に美味しかった日本酒レビュー

そんな「ちょこだま」に最近またいってきました(松葉杖で)。
美味しかったお酒を一気に紹介します(写真は過去のものも混ざっていたりもします)

乾杯酒はすっきり系。
・三千櫻 さくらにごり 純米 愛山 微発砲にごり生原酒
・山の井50(純米大吟醸)
微発泡のさくらにごりは、原酒でアルコール8%。のど鳴らしてのみたい軽やかさでした。

フルーティータイプ。
・大和屋善内 純米生原酒
やわらかな甘みが幸せです。こちらは都内ではこだまやさんのみ販売していると、蔵の人がいっていました。

飲み比べのコーナー
・山の壽 純米吟醸 山田錦 なま
山の壽 純米吟醸 雄町 なま 

精米歩合55、アルコール16%とまったく同じ造りの「お米違い」の飲み比べ。
この銘柄はじめて飲みましたが、すごくおいしかったです。今回一番感動したお酒かもしれません。買わなければ。(ちなみに山田錦は王道のまろやかさがあり、雄町は少し角があるもコク深く、僕は雄町が好みでした)

飲み比べコーナー2
・笹の譽 特別純米 生酒
・笹の譽 純米吟醸 生一本
これもおいしかったー。アルコール、精米歩合55、アルコール17、さらにいえば日本酒度とか酸度も一緒で、違いは「自家酵母」か「協会901」かだけ。


 熱燗をおまかせ(で、変わったもの)でリクエスト
・太陽(秘蔵酒)と、
・不老泉 山廃純米吟醸
を、なんとブレンドして御燗に。コクと旨味がすごくて、余韻もきれい、でも重すぎず飲みやすさがある。人をダメにしてしまう味わいです。

隠れメニューの1杯
・風が吹く
これ自体はこだまやさんで販売されているのですが、3年ほど熟成させた非売品。すっきり系のイメージが強い銘柄から一変、少しボリュームのでたまろやかな味が最高でした。

と、他にもいろいろいただいたのですが、特に幸せだったお酒たちでした。
自宅ではなかなかできない飲み比べや貯蔵(しかも酒屋さんの熟成なので絶対に間違いない)ができるのは、本当にありがたいです。

結果、今回もちょこだまは最高でした。

最後に料理もいくつかのせておきます。どれもお酒が進みすぎる逸品です。


もちろん、お酒を飲みます。