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大塚sake walk。日本酒好きを仕留める、恐ろしいイベント

少し前ですが、9月7日、超夏日。日本酒の「聖地」といわれる東京・大塚で開催された日本酒飲み歩きイベント「大塚sake walk」にいってきました。

大塚sakewalkとは?
大塚に店舗を構える飲食店が中心となり開催する日本酒の飲み歩きイベント。2018年に初開催するも、台風直撃の悪天候で実施。今年2年目の開催。

僕は「地酒屋こだま」さん経由でこのイベントを知り(大塚に行く主目的がこだまさん)、今回初参戦しました。
・酒のラインナップがすごい
・つまみがすごい!
・飲ませ方がすごい!

と幸せすぎるイベントでしたので、少し遅くなりましたがレポートします。

独特の参加蔵ラインナップ

イベントに参加するお酒(酒蔵/県)はこちらの10蔵。
・会津錦(会津錦/福島)
・天明(曙酒造/福島)
・会津中将(鶴乃江酒造/福島)
・笑亀(笑亀酒造/長野)
・大倉(大倉酒造/奈良)
・四季桜(宇都宮酒造/栃木)
・結ゆい(結城酒造/茨城)
・楽の世(丸井合名/愛知)
・篠峯(千代酒造/奈良)
・杜の蔵(杜の蔵/福岡)

…しぶい。
プレミアがつくようなスター蔵こそありませんが、「好きな人が好き」なお酒が多い印象です。(僕は篠峯と大倉さんに会いに行きました)
これには、会場となる参加飲食店が「自分の好きな酒蔵にオファーした」という経緯があるそう。「集客」ではなく「一緒にやりたいな」という視点だけで組まれたそうです。

5時間飲み放題…飲ませる気がすごい設定

開催時間、11:00〜16:00。
長くないか…。普通、飲むのって(飲み歩きイベントって)2時間とか3時間が多いのに、午前から5時間も。

また、このイベントでは飲食店9店舗によるおつまみがそれぞれ「2品ずつ」ついてきます。日本酒蔵は10、それぞれ3種類ずつほど、お酒を準備してくれているそう。

日本酒…30ml(グラス小)×10蔵×3杯=900ml
おつまみ…2品×9店舗= 18品

参加者を「腹ぱんぱんでベロベロに仕上げよう」という声が聞こえてきます。
午前から空腹に整えて参加してきました。

午前11時、炎天下のイベントスタート!

大塚といえば、飲み屋の街。なので昼間(特に休日)はこんな感じ。夜の名残が張り付いているような、沈んだ印象。

そんな中、「緑」のポーチを身につけた人々が闊歩します。

これが、大塚sakewalk参加者に配られる「ポーチ」。ここに飲み歩きの地図とか、あと酒器をいれて運びます。

(こんな感じです。両手が使えて意外と便利!)

(酒蔵Tシャツの熱狂的ファンも参加。篠峯さんに会うために、今朝北海道からやってきたそうです。大塚、すごい)

この日の参加者は400名。大塚駅周辺の飲食店をひたすら飲み歩きます。

まずは大塚クラフトビールから!

あまりに暑いので、はじめはビールから。
日本酒イベントではるのですが、なんと1軒だけ地ビールのブルワリーも参戦しています。大塚にブルワリーがあることをはじめて知りました。

つまみは燻製肉とポテサラ。いきなりいいおつまみ。

クーラーのきいた店内でビールをあおりつつ(しっかりビターで美味しかった)、飲み歩きの作戦を立てます。時間は5時間もあるのでのんびりです。

◼️店舗情報
Smoke Beer Factory~NAMACHAん Brewing
https://smokebeerfactory.com/ 

「おつまみ」がななめ上にすごい!

向ったのは大塚駅北口の「ブリキの心」(カジュアルバル)、同じ場所でインドのスパイス料理店「カッチャルバッチャル」も出店していました。

驚いたのが、おつまみ。

まずは「ブリキの心」ですが…

温っかいスープ! そしてタコ! 日本酒イベントらしからぬメニューです。

「カッチャルバッチャル」はカレー!そしてスパイス惣菜。
全然日本酒っぽくないのがすごい。

カッチャルバッチャル
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13120294/
ブリキの心
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13235687/

お店と酒蔵がタッグを組んでもてなしてくれる!

大塚SAKE WALKでは、飲食店さんと酒蔵さんがタッグを組み、9通りの「ペアリング」を楽しませてくれます。「ブリキの心」の料理は優しい甘みの「結ゆい」と相性がよく、カッチャルバッチャルのスパイスは「大倉」のパンチのある山廃や熟成酒としっかり合いました。さすが、飲食のプロのみなさま。

「ひと工夫」がうれしいおつまみたち

「地酒やもっと」のおつまみもすごい!ラムつくねのふきのとうバター、長芋とあらめのポテサラ!

「地酒屋こだま」(通常は酒販店)では、カモのブルーベリーソース!

29ロティさん自慢の生ハム!

正直、お酒のイベントとあって「つまみ」は甘く見ていました。酒のあてというより、もうこっちが主役になってもいいくらい美味しい。飲食店のプライドが見えます。

地酒やもっと
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13155548/ 
地酒屋こだま
https://sake-kodama.jimdo.com/ 
29ロティ
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13141451/ 

キャッシュオンフードもすごい!

「手打そば菊谷」のガレット!焼きたてをいただきました。ワンコイン。

「酒味処きの字」のレバー。永遠に食べれるやつです。

手打そば菊谷
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13205064/
酒味処きの字
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13022486/ 

イベントなのに「熱燗」だらけ!

このような飲み歩きイベントは、基本的に冷たいお酒です。
そっちの方が一般的ですし、また「注ぐだけ」で済むからです。

しかし、このイベントでは参加蔵の大半で「熱燗」が提供されていました、「熱燗が映える酒質の蔵」というのもあると思いますが…手前ののかかるお燗がむしろデフォルト。熱燗好きにはたまりません。(また、料理にもよく合います)

さらにはこの日だけの「樽酒」も!

5時間あっても足りないよさ!

(鶴の江酒造さん。個人的にはスター蔵です)

会場は飲食店で、おいしいおつまみがあり。お酒は冷酒から熱燗まで好きなだけいただける。フードは追加注文可能。

気が付けば一箇所で「腰を据えて」しまいます。

普段のお酒イベントは「味をたくさん試す」というスタンスなので、次から次へと巡るのですが、今回は「料理を味わい、お酒をじっくり楽しむ」という、「普通に飲みにきた感じ」になってしまいます。おいしいので。

(楽の世さん、ブレイク目前の大注目蔵です)

それこそがお店とお酒のパワーだと思います。
その結果、お店を回る時間が足らなくなってしまいました。

5時間もあるのに。

杜の蔵さん。「熱燗バッチ」は参加者のひとりが配って歩いていたそうです。日本酒界隈では有名な「さかずきんちゃん」の人だそう。

大塚らしさ、とは?

日本酒のイベントには、主催者や土地によってカラーがあります。
例えば、六本木で行なわれるものは「チーム十四代」が集まるなど豪華で華やか…のように。

「大塚SAKE WALK」のカラーはというと…
・酒蔵は渋いラインナップ。テーマはなく「自分が好きな酒」基準で集合
・飲食店はバルにインド料理とばらばら。普段日本酒関係ないところも。

と、一見なんのこだわりもないように見えます。多種多様な飲食店が集まる大塚の「ごちゃっと」した雰囲気そのまんまです。さらに

・おつまみはこだわりの逸品そろい
・とにかく量が多い、時間も長い

もう、とにかくお酒好きを満足させてくれます。

参加者を本気で仕留めに(=ファンにさせる)かかっている日本酒の聖地で戦う飲食店さんのプライドとすごさが感じられました。

どのお店にも「また行きたい」と思いました。どのお酒も「買いたく」なりました。つまり、まんまと、やられました。

来年も必ず参加します!

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クリーミー大久保(日本酒)

酒を愛するクリーミー大久保です。10数年間、お酒に寄りがちな編集・ライターとして活動してきました。ブログというコミュニケーションの勉強、そして日本酒メディアの立ち上げを目指して、美味しいお話を綴っていきます。

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