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2021全日本パターゴルフツアー選手権!6月大会in茨城

ついに東京オリンピックが迫ってきました。1964年、前回の東京オリンピック。その当時の事は私は生きていなかったので分かりませんが、きっとこれから日本がもっと豊かになって、もっと人々が幸せになれると信じて疑わなかった、そんな雰囲気の大会だったと思います。
半世紀以上経ち、2021年。未曽有の肺炎時代のオリンピックは人々がどんな気持ちで迎える大会になるのでしょうか。きっとあるスポーツをしたいと感じて迎えるに違いないと思います。そのスポーツとは、



そうです。パターゴルフです。


■前半戦ラストマッチ、6月大会の火蓋が切られる!

さて、そんなパターゴルフの狂人と化した私と私のATOK(あたおか)な友人は、今年1年間全国各地を舞台にパターゴルフ日本一を決めるべく、全日本パターゴルフツアー選手権大会を開催しています。

今回はその大会の第6戦目、6月大会の模様をお伝えしていきます。
1月から始まった年間ツアーなので、今回がツアーの折り返しです!

まずはこれまでのツアーの成績を確認していきます。

歴代優勝者
1月in神奈川 タンくん
2月in千葉  タンくん
3月in岐阜  モリくん
4月in埼玉  タンくん
5月in山梨  タンくん
年間順位表 (5月大会終了時 PAR:336)
1 タンくん 勝ち点14 (スコア:348)
2 モリくん 勝ち点10 (スコア:378)
3 じょな  勝ち点7  (スコア:391)

本大会の記事を毎月読んでいただいている、ATOK(あたおか)な読者の方ならばもうお分かりだと思いますが、私の友人タンくんが溢れ出すパターゴルフのセンスを存分に発揮し、ここまでレースのトップを独走しています。

それになんとかしがみ付こうとしているのが、私のもう一人の友人モリくんです。一度調子を崩すと立て直しにやや時間がかかるというメンタル面の弱点を克服しさえすれば、必ずタンくんを上回ることができるはずなのであります。

そしてそんな友人たちに差をつけられているのが私じょなさんです。とにかくパターを誰よりも愛しているのに、フラれてばかり。恋愛というものはそういうものなのか。

ツアーに出場している上記3選手の詳しい紹介は、下記リンクより5月大会の「シーズンも中盤、5月大会の開催!」の項をご覧ください!


ではでは、今大会の見どころを紹介していきましょう。
見どころは以下の通りです。

■天候をも変えてしまう、パターの神様
■タンくん、ついに一線を越える
■全国民が待っていた、歓喜の瞬間



■天候をも変えてしまう、パターの神様

今回の舞台は茨城県です!

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こちら全くパターゴルフ場の入り口に見えませんが、こちらが今回の舞台、「神之池パターゴルフ場」です。

上記「うぃーくえんど茨城」のクセがスゴい神之池パターゴルフ場の紹介ページもご確認ください!お姉さんたちがパターゴルフしています。

ここは茨城県南部の神栖市にあるパターゴルフ場です。「神之池」(ごうのいけ)という農業調整池の畔にあり、18ホールあるコースが2つ揃う、そこそこ規模の大きい会場でした。今回はそのうちの1つ東コースが解放されていたのでそのコースで勝負です。

先述の歩道橋のような階段は、パターゴルフ場の隣を通っている貨物列車の線路?を避けるための跨線橋で、なんとも印象深い入口でした。

利用料金は1ゲーム18ホールで大人400円、子ども200円という安さ。しかもボール・パター付き。これまでの傾向としては、行政が管理している会場は安いという特徴がありますね。
※1月大会(神奈川/宇奈根=行政)⇒500円という安さ
※2月大会(千葉/ドイツ村=民間)⇒1800円でちょっと高め

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コースはこんな感じ。こういう看板立っている会場意外と少ない気がするので親切でいいなと感じました!

コースの特長は、長さや難易度のバランスが良く、池や橋などのトラップなどがしっかりあり「飽きさせない展開」であること、そして季節柄の問題かもしれませんが「芝が長めでボールが伸びづらい」という点でした。

またコースやクラブハウス含めて自販機が見当たらなかったので、事前に買ってから戦った方が良いと思いました。


このように会場はとても素敵な会場だったのですが、今回の6月大会で懸念していたこと。それは何と言っても天候です。

当日はものの見事に雨予報で、降水確率90%という状態でした。事前にパターゴルフ場へTELしても「雨ではCLOSE」の一点張り。。。
幼気なパターゴルファー3人組は茨城までやってきて途方に暮れるしかないのかと思われました。

しかし、ここでパターの神様が降臨なのです。
当日の天気予報になって午前中に限り雨予報が曇り予報になり、なんとか大会を開催する事ができました。我々の普段の行いに救われました。きっと。
最終的にこの日は一度も雨に降れらることも無く行程を終える事ができましたが、梅雨時や台風シーズンでの大会運営を考えさせられる出来事でした。

とりあえずパターの神様にちなんで、トイレの神様貼っておきます!


■タンくん、ついに一線を越える

そんな天候の心配も他所に、タンくんがついに一線を越えてしまいます。ATOK過ぎてお巡りの御用になったと予想した方は惜しいですが違います。

正解は、タンくん、マイパターを購入!でした。

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この写真の真ん中のパターが、タンくんのマイパター

ついにいつもレンタルしているパターに別れを告げて、マイパターを購入してしまったタンくん。会場の近くの「ゴルフ5 アクロスプラザ神栖店」で購入したのですが、開店と同時に店に押しかけパターだけを購入していくタンくんと付き添いの我々を、店員さんは不審そうに見ていました

タンくんが購入したパターは、7000~8000円程度の初心者用のモデルだそうです。私も持ってみましたが、レンタルパターよりもヘッド?も部分の重みがあり、よりボールが飛びそうな印象でした。

ちなみにタンくんは、パターを保護する靴下みたいなカバーを購入した上に、オプションのコーティング(3000円くらいするやつ)も併せて注文。合計12000円ほどの出費だったそうです。パターゴルフのために5ケタの出費はまさに「超えてはいけない一線」なのです!(※3月大会は岐阜1泊2日で旅費ひとり25000円)

我々は不審でしたが、お店では豊富なグラブが揃っており、試し打ちし放題でスバラシイ設備でした。パターのご購入を検討されている方は是非お立ち寄りください!


■全国民が待っていた、歓喜の瞬間

さてお待たせしました。ここから試合の内容です。先述の通りのコースで、タンくんのみマイパター持ち込みでの試合となりました。

毎度の試合では前半部分でタンくんによる首位固めが行われ、それを必死になって追いかけるモリくんとじょなという展開がベタでした。しかし今回は少し様子が違います。

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じょなは前半から中距離のパットも沈め、コントロールが冴えわたります。一方モリくんは序盤に少しオーバーしたホールが出てくると、そこから立て直せないホールが続きました。

そして肝心のタンくんは、なんと購入したマイパターと喧嘩してしまいます。中々いつものフィーリングでパターをボールにミートさせることができず、芯を捉えたショットが中々繰り出せません。そのためこれまでの大会でほとんどすることの無かった、1打目でのミスや飛距離不足を連発してしましました。
新しい道具を買った直後は、さすがに慣れていない部分も出てきてしまうのでしょうか。まあでもそれはレンタルしているモリくん、じょなも同じ。言い訳無用なのであります。


そうこうしているうちに前半9ホールが終わりました。

順位表 (9ホール終了時 PAR:36)
1 じょな  38
2 タンくん 45
3 モリくん 48

な、な、なんとじょなが首位。。。
振り返ってみても前半を首位で折り返した大会は今まで無く、初めての状況に手が震えてしまいます(今までどんだけ弱者だったんだ・・・泣)。

実はこの首位には少し理由があると思っています。
私じょなはこれまでの惨敗劇を繰り返さんと誓い、ショットフォームの改善を実施しました。
具体的には膝が伸びきった状態でのショットを辞め、膝を適度に曲げ、よりしなやかなショットを意識していました。

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上記1枚目が5月大会時のじょなのショット時のフォーム。そして2枚目が今大会のフォーム。今回の方は分かりやすいくらいにかなり膝を曲げてショットしています。これによってショットに安定感が出た。ような気がします。

そんなことをボヤキながら後半戦です。


後半戦になると、マイパターと喧嘩していたタンくんは和解したようで、徐々に感覚を取り戻していきます。いつも通りミスの少ないプレーぶりを披露していきます。実に憎い。
一方のじょなは先述の「ヒザ曲げ効果」のお陰か否か、調子が崩れません。若干タンくんに迫られているものの、メンタル面についても前半9ホールまでの調子の良さに自信を付けることができた影響で、相当安定していたと思います。ぐふふ。

その頃モリくんは・・・

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農作業?稲作でもしているのかな?

後半のホールでは池(水は溜まっていませんでした・・・)に近接したホールが何か所かあり、その餌食になっていました。これで大きくスコアを落とします。ドンマイ。

ツアー最下位のじょなの思わぬ好調に揺れ動いた6月大会、果たして勝利は誰の手に・・・!



■6月大会の優勝者は・・・?

順位表 (18ホール終了時 PAR:72)
1 じょな  79
2 タンくん 84
2 モリくん 95

じょな!!!初優勝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

嬉しいのです。とにかく嬉しいのです。全国民大歓喜の瞬間なのです。それはもう、第一子が生まれた時くらい嬉しいのです(子どもいないけど)。巨大隕石から地球を救ったときくらい嬉しいのです(救ったこと無いけど)。

先述のヒザ曲げフォームへの修正がここまで良い成果を出したとはあまり考えられませんが、ともかくそのように自分を見つめ直した結果がこのようにして表れたということだと思います。

まあ正直タンくんはマイパター買いさえしなければ勝てたんじゃね?とも思いますが、12000円を投げうった彼にはあまりにも酷な現実を突きつけてしまうことになりますので、黙っておきます。

こうしてじょなに勝ち点3、タンくんに勝ち点2、モリくんに勝ち点1が付与されました。


■6月大会終了時の成績

今回の大会の結果を受けての順位はこちら。

年間順位表 (6月大会終了時 PAR:408)
1 タンくん 勝ち点16 (スコア:432)
2 モリくん 勝ち点11 (スコア:473)
3 じょな  勝ち点10 (スコア:470)

今回のじょなの勝利で、なんとかタンくんの独走に少しでもブレーキをかけることができたかと思いますが、依然差が大きいのであります。また2位のモリくんをスコア上では3位のじょなが上回るという現象が起きていますので、この調子で勝ち点も上回って進撃のじょなと表現すべき追い上げを、ツアー後半の7月大会以降体現していきたいと思います。

みなさんでタンくんを倒しましょう!
全日本パター・ツアー後半も
引き続きご声援の程よろしくお願いいたします!

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※次回は夏の大遠征の予定です。。。お楽しみに。


■おまけ

今回のアフターでは、神之池パターゴルフ場にめちゃ近いスーパー銭湯に立ち寄りました。「鹿島セントラル天然温泉 美人の湯 ゆの華」です。

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ここはこの辺りではかなり大きなホテル、鹿島セントラルホテルに隣接した温浴施設です。内湯2種類、外湯2種類にサウナ付きという一般的なスーパー銭湯でした。
タンくん曰く、露天風呂の湯温が暑すぎて入っていられないとのこと。確かに外湯は誰も入っていない割に、その周りで休んでいるオッサンが沢山いた気がします。

パターゴルフでお越しの際は、是非お立ち寄りくださいね。



■今回のパターゴルフ場
・神栖市文化・スポーツ振興公社神之池パターゴルフ場

大人1人400円 子ども1人200円
(貸パター・ボール込)

東関東自動車道「潮来IC」より 車で15分
JR成田線「小見川駅」より 車で22分 徒歩2時間
JR鹿島線「鹿島神宮駅」より 車で20分 徒歩2時間半


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