１年間に及ぶ「全日本パターゴルフツアー選手権大会」も、ついにシーズン最終戦を迎えました。2021年のすべてをパターゴルフに賭けた者たちが、最後に見た景色とは―——。

■最後は聖地･宇奈根での戦い

かねてからこのnoteでお伝えしている通り、私と私のＡＴＯＫ（あたおか）な友人は、今年１年間全国各地を舞台にパターゴルフ日本一を決めるべく、全日本パターゴルフツアー選手権大会を開催しています。

今年の１月から１ヶ月に１回のペースで試合を重ねてまいりまして、遂に今回の１２月大会を以てシーズン最終戦と相成るわけでございます。

思い返せば、日々会社員として孤軍奮闘、給与という対価と引き換えに自らの若い内の貴重な１分１秒を世のために捧げているＡＴＯＫな３人が、束の間の休日をパターゴルフに費やし始めたのは2021年の１月。

そこから、関東近郊の県はもちろんのこと、岐阜、青森、そして福岡まで飛び回り、日本全国にパターゴルフの一大旋風を巻き起こしてきました。そこにかけた旅費はひとりあたり総額およそ１５～２０万。東京オリンピック銀メダリストの稲見萌寧選手の獲得賞金の一部でもって経費として計上したいような金額であります。

そんな我々が最終戦の舞台として訪れたのは・・・

１月のシーズン初戦の舞台にもなった「多摩川うなねパークゴルフコース」です。１年経過して聖地・宇奈根に凱旋するという格好になり、感慨もひとしおです。ちなみになぜここが聖地なのかと言うと、３人の自宅のちょうど真ん中らへんにあるっていうだけです。

ちなみに上の写真は１月大会の時のもの。１年たって皆確実にオッサンに近づいています。

ではお決まりとなっていますが、前回11月大会までの成績を確認していきましょう。

さて既に９月大会終了時に優勝が、１０月大会終了時に順位がそれぞれ確定している本ツアーですので、特に今更述べる事はありません。
しかしながら私じょな、11回中優勝１回ってどういうことなのでしょうか。。。もし今回の最終戦でも優勝を逃したらもう私が唯一優勝した地、私を唯一許してくれた地である茨城へ移住します。マジで。

■宇奈根で自分たちの成長を示せ

本ツアーの特に終盤戦はパターゴルフよりもパークゴルフが多めで、本日もその例に当てはまってしまいました。よって６月に買ったタンくんのマイパターは本日もお見えにならず、グランドフィナーレの舞台に少々寂しさも募りますが、本日も快晴のもと試合はにわかにスタート。

試合内容は、１年間の成長が見られるとても素晴らしい内容でした！という紹介をしたかったのですが、ぶっちゃけそんなことも無く、特段いつも通りの凡戦凡打と言う感じでした。

今回も土曜日の午前中に乗り込んでしまったために、近所の老人たちの社交場と化しているパークゴルフ場の間を縫うように、その凡戦凡打を展開してきます。

そんな中今回調子を上げてきたのは、何を隠そう私じょな。

誠実でない王者タンくんは、この日もプレーはしているものの、スマホをいじったり、隣のホールでプレーしている老人の批判等をして散漫な様子。モリくんはルーティンだった試合前日の整体に向かえず、飲み会に参加してしまったため思うようなプレーができていない様子。そんな中でのじょな首位で前半を折り返します。

それにしても引くほど天気良い。

さていよいよツアー最後の９ホールです。終わり良ければ総て良し。なにか感動的な事や心象的な出来事が起こるかなと思ってはいたものの、驚くほど淡々と試合は進んでいきます。我々が最後に見る景色は、意外にも日常的な、普通なものなのでしょうか。

後半も前半戦との試合の流れは変わりません。
意識が明後日の方向に向いてしまっているタンくん、体内のアルコールをもう制御しきれなくなってしまったモリくん、もうライバルとして１年間戦ってきた２人の姿はそこに無く、寿命を迎えてしまったのか。

こうして最終戦・１２月大会が終わりました。

■12月大会の結果

１２月大会が終了しました。集大成の大会の結果は？

という訳で最終戦にしてようやくじょながシーズン２勝目を手にしました！半年ぶりの勝利、やはり勝利が嬉しいものです。

他の選手の講評を記したかったのですが、もうその必要はありません。

タンくんの意識は遂に明後日の方向から今日には戻ってきませんでした。彼のパターゴルフのセンスは、正直桁違いだと思います。しかしスタミナの無さが災いし、１年間パターゴルフのツアーに参加するのは彼にとってあまりにもハードルの高いことだったのです。

モリくんはいよいよ全身の血液が全てアルコールになってしまいました。社会人になってから酒の味を知ってしまい、日々自身の肝臓をいたぶり続けたこの１年。今ならアルコールランプの如く、火を近づけただけでも身体が燃え盛ってしまうことでしょう。そんな身体で１年間パターゴルフを続けることはやはり厳しかったようです。

こうして天国へ旅立った２人を見届けて、私は宇奈根の地を後にしました。

■2021全日本パターゴルフツアー選手権大会を終えて

2021年1月に始まった、私と私のＡＴＯＫ（あたおか）な友人が、１年間全国各地を舞台にパターゴルフ日本一を決める、全日本パターゴルフツアー選手権大会が無事終了しました。

コロナ禍で遠出をすることも憚れる時期もありましたが、普段の仕事やプライベートの都合に折り合いをつけて、１年間１２試合をこなすことができました。

この大会を通じて、パターゴルフの難しさや奥深さ、各地にある様々なパターゴルフ場の豊かな個性、そしてその周辺にあるグルメや自然の豊かさ、たくさんの貴重な経験をすることができました。

これからもパターゴルフに触れて、その発展や魅力の発信に微力ながらも貢献しつつ、今は亡き私のＡＴＯＫな友人２名と天国で再びパターゴルフツアーをできればいいなと思っています。

１年間、このくっだらない記事にお付き合いいただきありがとうございました！またどこかでお会いしましょう！

シーズン最終順位表

ツアーで巡ったパターゴルフ/パークゴルフ場まとめ

■１月大会　宇奈根大会

▼公式HP

▼試合結果

■２月大会　千葉大会

▼公式HP

▼試合結果

■３月大会　岐阜大会

▼公式HP

▼試合結果

■４月大会　埼玉大会

▼公式HP

▼試合結果

■５月大会　山梨大会

▼公式HP

▼試合結果

■６月大会　茨城大会

▼参考HP

▼試合結果

■７月大会　青森大会

▼参考HP

▼試合結果

■８月大会　群馬大会

▼公式HP

▼試合結果

■９月大会　静岡大会

▼公式HP

▼試合結果

■10月大会　神奈川大会

▼公式HP

▼試合結果

■11月大会　福岡大会

▼公式HP

▼試合結果

本ツアーの記事は以下のマガジンにまとめてありますので、こちらでもご覧ください！