雨の多い季節になりましたね。私は暑いのが苦手な故夏が嫌いなので、これから暑くなる、まさに滑走路にいるような気分にさせてくれる梅雨の季節は、ジメジメとした空気も相まってとっても憂鬱になってしまいます。
そんな憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれるスポーツがあります。

そうです。パターゴルフです。

■シーズンも中盤、５月大会の開催！

さて、そんなパターゴルフの魅力にすっかり取りつかれてしまった私と私のＡＴＯＫ（あたおか）な友人は、今年１年間全国各地を舞台にパターゴルフ日本一を決めるべく、全日本パターゴルフツアー選手権大会を開催しています。

今回はその大会の第５戦目、５月大会の模様をお伝えできればと考えています。

まずは大会に出場する選手の紹介です。

エントリーナンバー１　じょなさん
スタミナ　　★★★
テクニック　★★
パワー　　　★
わたしです。未だに各月の大会で1位になったことの無いパターゴルフ初心者。夏に備えてちょっと高めのサングラスを購入。

エントリーナンバー２　タンくん
スタミナ　　★
テクニック　★★★
パワー　　　★★★
パターゴルフ界のタイガーウッズ。どんなコースでもボールを穴に落として見せるが、女性を口説き落とすことはできていない模様。

エントリーナンバー３　モリくん
スタミナ　　★★
テクニック　★
パワー　　　★★★
好不調に波があるものの、タンくんに食らいつくパワーを持つ中級者。試合前に1本1200円するユンケルを飲んでゲンを担ぐ。

以上の選手によってパターゴルフ日本一を争っています。
続いてこれまでの大会（１月～４月）の成績です。

年間順位表　(４月大会終了時　PAR：264)
１　タンくん　勝ち点１１　(スコア：276)
２　モリくん　勝ち点８　　(スコア：302)  
３　じょな　　勝ち点５　　(スコア：315)

歴代優勝者
１月in神奈川　タンくん
２月in千葉　　タンくん
３月in岐阜　　モリくん
４月in埼玉　　タンくん

毎月パターゴルフをやっているわけですが、上達はそう簡単にできないなと痛感しているのが私、じょな。これまで4大会で3回最下位に沈んでおり、ツアーファイナルを迎える前に現役引退もチラついているほどです。

また全国各地を巡ると豪語したものの、一応3選手とも平日はサラリーマンとして椅子に座ったり、キーボードで何か打ち込んだり、をしているわけで中々頻繁に遠出ができないという現実もありました。
ですので今後も関東近郊を中心にツアーをしていこうと思っていますので、その地域のパターゴルフ場のみなさまは是非ともよろしくお願いしますなのです。
※夏に遠征を計画してはいます！

そんな感じで、今月も大会の行方を見守っていただければと思います！

なお、本大会開催日には東京都に緊急事態宣言が発出されていましたが、大会出場選手・及びスタッフはマスク着用、手洗い手指消毒の基本的感染症対策の徹底、並びに緊急事態宣言発出地域への訪問の自粛の基、大会は実施されました。

■５月大会の舞台は？

５月大会の舞台は山梨です！

舞台は、清里丘の公園です！

ここは言わずと知れたリゾート地、清里にあるパターゴルフコースとなっています。併設されている施設には温泉を始め、プール、レストラン、キャンプ場などがあり、ここだけで休日を満喫できてしまうような複合型リゾートです。

そんな場所にあるパターゴルフ場ですが、とっても広くて気持ちのよい場所でした。

４月大会の狭山に続き、またも公式なコース図が無く残念ですが、コースとしては100m四方の正方形に近い土地の中に18個のホールが配置されており、バンカーや池はありませんでした。

ややグリーンの芝に元気がないホールもありましたが、ホール間の距離もコンパクトだったり、全体的にはかなりの良コースでした！

また受付のオバちゃんが優しくて感じが良かったです。
と思ったら、１グループ６人程度の大勢で時間をかけてまわっていた他のお客さんを見かけるやいなや、大声でグランドに向かって注意を呼び掛けるなど、見かけに寄らない規律の徹底を示し、辺りは物々しい雰囲気にもなりました（１グループ４人までっていうルールだったらしい）。

パターゴルフ場の利用料金は大人1310円（貸パター、ボール付き）、子どもだと650円だそうです。

今回の会場は周りがリゾート地でしたので、金銭や時間に余裕のある方は上記パターゴルフ場はもちろんのこと、清里丘の公園の他の施設など、空気のおいしい清里の地を満喫することをお勧めいたします。
しかし我々は無類のパターマニアなので、他のモノには目もくれずパターゴルフ場だけを目指して向かいました。

そしてこの清里丘の公園で、大会史上一番の名勝負が繰り広げられる事になったのです！絶対王者・タンくん危うし！！

それでは今回もレッツパターなのです！

■試合の内容～大会史上一番の名勝負～

東京から片道２時間半。日曜日の日帰り。こんな過酷な状況で我々を動かすものはなんなのか。それは他でもない、ボールをホールに落とした時の快感。ただそれだけなのであります。

そんなわけで今回は昼過ぎからのプレイボールです。

本日も素晴らしき晴天なり。そしてコース上のお客さんは我々を含めて２組。もっと流行っていいと思うんですがね、パターゴルフ。やっぱり昨今の社会情勢の影響なのかしら。

各ホールのはこのような案内板もあるので、迷子にならない！

前半戦は毎度おなじみの展開、タンくんが安定したパッティングにより首位固めをしていきます。

PAR４を６打かけてしまった２ホールを除き、ほぼPAR通りのプレー。前半戦は２アンダーでまとめます。

一方のモリくん、じょなはタンくんのそれには追いつかないものの、これまでの大会にあったグリーンまで来てからの右往左往で中々カップに入らず打数が増えてしまう・・・。ということは今回は少なく、わずかながらの成長を覗かせます。

順位表　(９ホール終了時　PAR：36)
１　タンくん　34
２　モリくん　40
３　じょな　　41

まあでもこうやって改めて順位表を見ると前半戦は結構差がついていたな・・・。

後日色々パターについて調べていたら、ある動画で、「パターを打つときに意識する事」というテーマで、芝の向きに注目してそれに沿って打つこと。と言っていました。
私はとにかく直線。直線上にカップがあることを意識してのパッティングをしていましたが、そうではなくてしっかりホールの芝の向きや生え方を意識した上で、ボールがその上を走った際にどのように曲がっていくかを考えないとダメ。ということを言っていました。

個人的にその視点は無かった！って感じだったのですが、４ヶ月もパターやっていて今更そんなこと知ったのかよ！っていうツッコミが入りそうなのでこの辺にしておきます。こういう知識面も強化していきたいなと感じました。

話は逸れましたが、後半戦です。

後半戦は一転、３者互角の展開となっていきます。
タンくんが調子を落としたのではなく、モリくん、じょなが調子を上げてきたのです（珍しく）。
近距離のパターでミスが無くなったのはもちろん、中距離のパターも次々と決められるようになっていきます。

終盤の14ホール以降は、清里全体が静寂に包まれるのではないかと思うほどの緊張感がパターゴルフ場を支配していました。

PAR４の10ホールでは、タンくんダブルボギーの隙を突いて、モリくんがバーディ。

13ホールでは、他の２人を抑えてじょながバーディ。

PAR３だった16ホールでは、タンくんが最後沈ませきれずにダブルボギーだったのに対し、モリくんはパー、じょなはバーディと、ここまでくると誰がリードしているのか全く分からない状況に。

ホールアウト後、タンくんはこんなことを言っていました。

いや～今回はさすがにヤバいな。じょなが優勝かもしれん。

絶対王者も弱音を吐くほどの激闘を制したのは果たして・・・！

■５月大会の優勝者は・・・？

順位表　(１８ホール終了時　PAR：72)
１　タンくん　72
２　モリくん　76
２　じょな　　76

モリくん、じょなが絶対王者に迫りながらも、力及ばずタンくんに軍配。
悔しい・・・・・！！！

結局は前半戦の「いつもの展開」の差だったと思われますが、大会史上一番の接戦だったのは紛れもない事実。確実にタンくんとの差を詰めているモリくんとじょなさんなのです！

特に接戦だった後半戦９ホールだけでは、PAR36に対して、タンくん38、モリくん36、じょな35と、タンくんが一番成績が悪いという結果になっていました。

前半戦は何らかの原因で無効試合になって、後半戦のスコアのみカウントすればじょなの悲願の初優勝だったのに・・・。今度からちゃんと試合前にタンくんの尿検査してドーピングしてないか確認しようかな・・・。

また今回初めて同じスコアでホールアウト（モリくん、じょな共に76）ということが起きてしまいましたので、この場合は両者に同じ勝ち点を付与したいと思います。

■５月大会終了時の成績

今回の大会の結果を受けての順位はこちら。

年間順位表　(５月大会終了時　PAR：336)
１　タンくん　勝ち点１４　(スコア：348)
２　モリくん　勝ち点１０　(スコア：378)
３　じょな　　勝ち点７　　(スコア：391)

依然タンくんが首位を独走していますが、それに対抗できる予感を感じさせる５月大会でした。夏が楽しみだぜ。６月はどこのパターゴルフ場での試合になるでしょうか、乞うご期待！

ちなみに、本記事のこれまでの写真。お気づきですか？
3選手それぞれの写真ですが、みな一様に「全日本パター公式ユニフォーム」を着用して試合を実施しました(笑)。緑のゴルフ場において公式ユニフォームが非常に映えています。インスタ映えなのであります。

全日本パター公式ユニフォームってなんやと言う方は、こちらの記事をご覧ください。

■おまけ

我々は無類のパターマニアなので、他のモノには目もくれずパターゴルフ場だけを目指して向かいました。

と序盤で申し上げましたが、さすがにプチ遠征だったのでちょっとだけ遊びました。

・清泉寮ジャージーハット

ここは清里丘の公園からほど近い、牧場を中心とした施設。名物のジャージーソフトクリームを楽しむことができます。
展望テラスがあってそこから清里高原の雄大な景色と元気なジャージー牛を見る事ができます。

ソフトクリーム非常においしかったですが、モリくんは「スーパーカップのバニラの味がする」と言っていました。

・清里の森パークゴルフ場

そしてもうひとつ。試合の前にパークゴルフもしちゃいました。どんだけゴルフ好きなんだよ。

こちらも本大会で使えるような整備されたパークゴルフ場でした。パークゴルフなので、通常よりも大きなボールを木製のパットを使ってプレイするスタイルのゴルフです。

第１打の前の記念撮影。じょな氏はこの後このホールでまさかのホールインワンを決めてしまいます。これがツアー本戦なら５月優勝していたかも・・・。

パターゴルフで清里にお越しの際は、是非これらの施設もご利用くださいね。

■今回のパターゴルフ場
・清里丘の公園　パターゴルフ場
https://www.aquaresort-kiyosato.com/cn5/pg375.html

大人１人1310円　子ども１人650円
※パターとボールは無料貸し出し

中央自動車道「須玉IC」より　車で25分
JR小海線「清里駅」より　徒歩25分