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2021全日本パターゴルフツアー選手権!7月大会in青森

もう記事のタイトルだけでATOK(あたおか)なのです。パターゴルフをしに青森まで行きました。だって全国ツアーなんだもん。


■白熱のタマコロガシ、後半戦に突入!

かねてからこのnoteではお伝えしている通り、私と私のATOK(あたおか)な友人は、今年1年間全国各地を舞台にパターゴルフ日本一を決めるべく、全日本パターゴルフツアー選手権大会を開催しています。

今回はその大会の第7戦目、7月大会の模様をお伝えしていきます。月に1試合の年間ツアー、今回から後半戦となるわけでございます!

まず最初に大会に出場する選手の紹介です。

エントリーナンバー1 じょなさん
スタミナ  ★★★
テクニック ★★
パワー   ★
わたしです。持っているクレジットカードがヘボいので、未だに空港のラウンジに入れない26歳の夏。
エントリーナンバー2 タンくん
スタミナ  ★★★
テクニック ★★
パワー   ★
暫定首位の強者。実家が世田谷の汚い金持ちなので、空港のラウンジにバンバン押し入ってドリンクバーコーナーを汚すのが毎回の旅行の楽しみなんだそう。
エントリーナンバー3 モリくん
スタミナ  ★★★
テクニック ★★
パワー   ★
粘る中級者。実家が遠く飛行機をよく利用するため空港のラウンジは使えるが、毎回寝坊するのでラウンジに行く暇も無くフライト時間になってしまう。

以上の選手によってパターゴルフ日本一を争っています。
続いてこれまでの大会(1月~6月)の成績です。

年間順位表 (6月大会終了時 PAR:408)
1 タンくん 勝ち点16 (スコア:432)
2 モリくん 勝ち点11 (スコア:473)
3 じょな  勝ち点10 (スコア:470)
歴代優勝者
1月in神奈川 タンくん
2月in千葉  タンくん
3月in岐阜  モリくん
4月in埼玉  タンくん
5月in山梨  タンくん
6月in茨城  じょな

大会の行方を左右する勝ち点は依然タンくんがリード。しかしながらモリくん、そしてじょなもようやく1勝を掴むことができたことで、ここから12月に向けての流れがどうなるのか。そんなことを占うのが、今回の7月大会なのであります。

そして今回は冒頭でもお伝えした通り、夏の大遠征。舞台は北東北・青森なのです。パターゴルフ大会の敵・梅雨のシーズンに突入したものの6月大会は運良く雨雲をよけられましたが、今回は果たして。

早速7月大会のダイジェストなのです!

なお、本大会開催日には東京都にまん延防止等重点措置が発出されていましたが、大会出場選手・及びスタッフはマスク着用、手洗い手指消毒の基本的感染症対策の徹底、並びに緊急事態宣言発出地域への訪問の自粛の基(羽田空港を除く)、大会は実施されました。



■7月大会の舞台は?

青森のみなさ~ん!全日本パターが青森までやってきましたよ~!

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7月大会の舞台は平内町にある「夜越山パークゴルフ場」です!

青森市内から車で40分ほどの距離にある場所で、園内はスキー場を始め、キャンプ場、植物園、ディスクゴルフ場など、様々なアウトドアを体験できる森林公園となっている場所です。

また温泉施設も併設されており、毎回試合後の温泉がルーティーンとなっている全日本パター的にはとても好都合な施設でもあります。

そして上の写真で左に映るモリくんが身に着けているのは、みなさんご存知レインコートです!なぜそんなものを着ているのか、何もA・RA・SHIのPVの真似をしているわけではないのです。

シンプルに、なのです。

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こちらが今回のコースマップ。ちょっと見づらいですが、中央下にあるのがセンターハウスで、その目の前にこの看板があります。
パターゴルフのコースは9ホールが3コースあるかたちで、この看板では2コース分しか描かれていませんでしたが、実際には看板上で芝生広場となっている右側のエリアもパターゴルフ場になっていました。

コースはとても広く、起伏や難易度にもバラツキがあり、非常に楽しませてくれるコースという印象。ここでできるのは正確にいうとパターゴルフではなくパークゴルフなのですが、コース外は芝が深く思うようにボールをコントロールできないので、グリーンに正確にボールを運ぶことが求められるという点も、上手さが求められてレベルの高い試合が期待できるといった具合です。

今回は3コースのうち2コース18ホールを使って大会を開催したいと思います。

また料金は貸グラブ・ボール付きで大人1人750円。この料金で何ゲームでもやって構わないというズブズブな運営方式でした。練習もし放題です。


■試合の内容~我々は悪くない、OPENしているゴルフ場が悪い~

朝8時に羽田をたち、およそ3時間かけてやって来た青森県平内町。奥東北独特の湿り気に包まれた今回の大会の会場。天候は・・・

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がっつり雨なのです。
もうデッケデケに雨なのです。

青森に到着した時点ですでにこのような天候でしたので、さすがに試合は困難かと思い、パークゴルフ場に問い合わせを実施。ところが返答はまさかの「OPENしてますよ~」。そんなバカな。

天候の回復を信じてパークゴルフ場に向かうと、なんとか霧雨に落ち着き、受付を実施。スタッフの方も電話越しにOPENしてますと言ったものの、本当に若者3人組が来場すると思っていなかったのだろうか、対応を若干しどろもどろした様子だった。なんかすみません。

そしていよいよ試合開始というタイミングで・・・

もうデッケデケに、雨。デッケデケに。

未編集極まりない動画で申し訳ないんですが、まじで雨なのです。このあとさらに雨脚が強まり、開始1分で競技は中断。前例の無い過酷な大会の幕開けになりました。

雨がすこし弱まったところで競技再開。ここまで来てもう食い下がれないのです。

序盤は雨という特殊環境に順応する事が難しく、どのホールでもボギーかそれ以下を叩きます。特に酷かったのは前回6月大会を制したじょな。雨だからか分かりませんが、芝の上をボールがうまく走ってくれず、まったく制球が定まりません。

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カップもご覧の通り。カップインと同時にポチャンとボールが入水するのです。しかもカップの中の水はなぜか妙に温かい。。。

そんな中でモリくんが一歩抜け出します。7ホールでイーグルを達成すると、その後も取りこぼしなく試合を進めます。前半戦のスコアは以下の通り。

順位表 (9ホール終了時 PAR:33)
1 モリくん 36
2 タンくん 41
3 じょな  45

モリくんが首位で折り返しです。旅行の前にパターゴルフへの身体のメンテナンスのために行った整体の効果が表れたのか?みんなの宿敵、ツアー首位のタンくんは5打差を付けられるもモリくんの背中を追いかけます。

後半戦になっても雨は降り続きますが、試合も続いていきます。

レインコートを着そびれていた時に濡れた服が冷え、身体の熱が奪われていきます。靴も当然のように濡れ、歩くたびにタンくんの靴からは泡のようなものが噴射されていきます。そしてコースには水たまりとカエルも出現するなど混沌を極めていきます。

こんな過酷な状況でも我々を突き動かす勝利への執念。後半戦は雨にも徐々に馴れ(開き直り)、3者ともほぼ互角のスコアで推移します。

そんな中で最終ホールでタンくんとじょながダブルボギー。モリくんはパー。この辺りで戦況は大分鮮明に見えてくるものとなりました。果たして、7月の勝者となるのはどの選手なのか。

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赤いユニフォームで7月の必勝を誓っていたじょなだったが、むなしくレインコートの下に隠れるのであった(そして地味に池ポチャしている)。

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降りしきる雨にもはや遠くを見つめる他ないモリくん。

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雨の中無謀な試合をする我々を怪訝そうに見つめるアジサイたち。


■7月大会の優勝者は・・・?

順位表 (18ホール終了時 PAR:66)
1 モリくん 76
2 タンくん 82
3 じょな  88

モリくんが3月以来の勝利を手にしました!序盤に流れを掴むことで、最後まで逃げ切る試合展開でした。モリくんはあるひとつのきっかけから調子を崩すというメンタル的弱点を抱えていましたが、この日はうまくいかなくなるきっかけを作らなかったことが勝因と考えられたのでした。思い返せば前回モリくんが勝ったのは岐阜で実施した3月大会。さては遠征に強い??

前回6月にようやくシーズン初勝利を掴んだじょなはまたもや最下位に沈みました。青森のこと、嫌いになりそう。

また絶対王者のタンくんはここ2ヶ月勝利できていません。やはり体力が無い分、夏に少々調子を落とすのでしょうか?前回6月のときに購入したマイパターが自宅の玄関で泣いていることでしょう。

こうしてモリくんに勝ち点3、タンくんに勝ち点2、じょなに勝ち点1が付与されました。


■7月大会終了時の成績

今回の大会の結果を受けての順位はこちら。

年間順位表 (7月大会終了時 PAR:474)
1 タンくん 勝ち点18 (スコア:514)
2 モリくん 勝ち点14 (スコア:549)
3 じょな  勝ち点11 (スコア:558)

うーん。1位と2位が勝ち点4差、2位と3位が勝ち点3差ですので、次回の8月大会で順位の変動はないことになります。いよいよ残りの試合数の方が少なくなって参りましたので、年間王者に立つための勝ち点数なんかも気になってくるところです。

ちなみに3位のじょなが12月終了時に首位となっているには、1ヶ月あたり差が2しか埋まらないレギュレーションに照らし合わせてみると、最低4ヶ月かかることになります。8月・9月では勝っておかないと早くも賞レースから脱落するなんていうことも・・・。

青森の自然に囲まれ、身も心も、本当の意味で洗い流された我々は8月大会に向けて必勝を誓い試合を終えるのでした。

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■おまけ

さてここからは遠征恒例の観光記です。ちゃんとパターの練習をしろって?そんなパターばっかやってられませんわ!怒

今回の遠征は土日を使った1泊2日で実施されました。宿泊地は十和田湖の畔にある「ホテル十和田荘」です。

奥入瀬渓流や十和田湖といった、人の介入が最小限にとどまっている日本屈指のジオパークにある老舗旅館です。

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十和田湖の「十ポーズ」です!

料理と温泉がウリの当旅館。夕食はコース料理ということで地元のお肉やらお魚やらをふんだんに使ったものでした(的確な表現ができず申し訳ありません)。また当旅館のおそらくシンボル的なものだと思われるものが、館内にある人工滝です。

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バブリー!!

今回の試合会場からすこし距離がありますが、青森観光の際はぜひ利用していただきたいスバラシイお宿でした。


それから試合の無い日に観光した場所も少し紹介。まずは十和田湖
本当はカヤックしたかったのですが時間の都合が合わなかったので、代わりにリブツアーというものに参加。10人乗りのモーターボートに乗って陸からは見られない十和田湖の神秘に迫るツアーです。これが結構面白かった!

最高時速50kmくらいで十和田湖を疾走するのは爽快以外の何物でもありませんでした!あと十和田湖、びっくりするくらい水が綺麗!


続いて酸ヶ湯温泉へ。ここは言わずとした東北の秘湯で、冬には積雪が3m近くになる世界有数の豪雪地帯としても知られています。

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ここにある「ヒバ千人風呂」は、300年前から人々に親しまれてきた酸ヶ湯の霊泉を160畳もの広い空間で楽しむことができる温泉で、千人が一度に入れるほど広いという意味で千人風呂と言われています(実際は入れて100人くらいか?)。

そしてここは文化・風土としての混浴を大切にしている場所で、この千人風呂も混浴となっています。

慣れない混浴にビビり倒していた一行でしたが、まあ予想どおり女性の姿は無く嬉しいような悲しいような。ちなみに酸ヶ湯には男女別のお風呂もありますので、いらっしゃったときはビビらずご利用ください!


続いて腹ごしらえに青森魚菜センターへ。ここの名物はのっけ丼。丼ぶりとチケットを貰って、市場の場内を闊歩し、食べたい魚介類を見つけたら丼ぶりに乗っけてもらう、という斬新なシステムで新鮮な海鮮丼が食べられるのです。

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私の作品はこんな感じ。ウニとかでっかいホタテとか、北の方面ならではの食材も食べることができました。ちなみにこの丼は2250円分のチケットを使いましたが、その代金は前夜のUNO対決で勝利し、タンくんに全額おごっていただきました。人の金で食う高い食べ物が一番美味しいのです。


また三内丸山遺跡にも赴きました。直前の旅行で佐賀県の吉野ケ里遺跡にも行っていた私。吉野ケ里遺跡よりも面積は狭めですが、歴史探訪も十分楽しむことができました(1週間のうちに吉野ケ里遺跡と三内丸山遺跡ハシゴした人間もそうそういないはず)。

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ちょっと楽しみ方が間違っているかもしれないですが、楽しめました。

また訪問した後日、この三内丸山遺跡を含む遺跡群が世界文化遺産に登録されたようで、おめでとうございました!


このような感じでですね、もはや全日本選手権のことはすっかり忘れたような勢いで観光をし、青森を満喫して東京に帰ったのでした。非常に魅力的な場所が随所に見られた青森。パターゴルフの用事が無かったとしてもまた訪れたいところになりました。


■今回のパターゴルフ場
・夜越山パークゴルフ場
http://start.purea-web.net/yogoshiyama/golf.html

大人1人550円 子ども(中学生以下)1人220円
(貸パター・ボールは200円でレンタル可)

青森市内から国道4号線経由 車で40分
青い森鉄道「小湊駅」より 車で10分 徒歩50分


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