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夢に襲われる

金曜日はゴミの日。今朝はプラ容器。朝8時までに指定のゴミ置き場へ行かなくちゃ。裏口から出てゴミを手に裏庭をぐるりと玄関へまわる。門扉を開け外に出る。西へ50mも歩けば道路脇にゴミ置き場がある。ゲージの戸を開けて手に持ったゴミを放り込む。もと来た道を引き返す。

家の前まで戻る。ふと道路脇を流れる細い溝が目に入る。夢だ。夢を見た。たしかこの溝に巨大な草が生えていてそれを引っこ抜いた。草は僕の背丈ぐらいあった。とにかくびっくりするほどデカかった。1本、2本、3本ぐらいあった。引っこ抜いてきれいにした。そんな夢を見たことを突然に思い出した。

はじめてだった。そんなふうにして夢のことを思い出すのは、はじめてだった。そういえば今朝方、巨大な草の夢の他にも結構いろんな夢を見た。記憶がある。どんな夢だったかはもう忘れたけど確かに見た記憶はある。残っている。

でも実際にこうして歩きながら目に映り込んでいる現実に夢が重なり合うなんて。びっくりする。あれはほんとに夢だったのか。それとも夢じゃなかったのか。疑いたくなる。リアルだ。不気味。でもあれは確かに夢だった。ちがいない。「そう考える」ことで僕は今日一日を過ごすことにした。

今朝のことを今夜書いてる。 525文字

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