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昨日までの4日間

 昨日までの4日間で、私を取り巻く環境はとても変わったし、私自身も変化した。個人的すぎて、全くと言っていいほど詳しく書けないんだけど、一応書くだけ書いてみる。

 文化祭の準備で指示を出したり走り回ったり、当日は音響をして最後まで調整したり、もうすぐ卒業することを高専の先生に報告しに行ったりもした。ずっと、私の存在が必要な4日間だった。とても幸せなことである。


 文化祭のことから書くことにする。11月からほぼ毎週話し合いがあって、委員長を手伝ったり、企画担当のリーダーとしていろいろと考えたり、5か月走り切った。完走!ゴール!

 文化祭当日の終わりの言葉で、偉い先生から委員長と、ポスターを描いた子が感謝状をもらっていたけど、委員長を支えてきた私も感謝されるべきじゃないのとは思った。それぐらい頑張ったってこと。「委員長が全部背負ってくれたおかげで、私は気楽にできた」って分かってるから、誰にも言わないけど。

 もともとこういうのが好きなんだなと思う。アイデアを出したり、人前で話したり。できるようになって嬉しいし、周りのみんなのおかげだな、と思う。それは最後に伝えた。実行委員が全員集まって、締めの会をしたんだけど、先生が「じゃあ一本締めで…」って早々に言い出したから、手を挙げて「待ってください!!」って。前に出て、前日からまとめていた言いたいことを全部言った。緘黙のことも全部。中学生までは学校で一言も話せなかったんです。って。その場には、私の気持ちを生徒会から実行委員に動かしてくれた先生もいて、私の言葉を聞いて泣いていた。前日にちょっと考えて、何も見ずに話せるなんて、少し前の自分では想像できなかったことだ。かけがえのない経験をさせてもらった。


 それを高専の先生たちに報告した。担任の先生は、「その話を聞いて、転校する前に作文を読んだな〜って思い出した。めっちゃ練習したな。(私)の言う通り、変わってきてるよ。」と言っていた。そうそう。自分でも自分の変化を、成長はなんか違うし、なんて言ったらいいんだろうって考えたら、「変わった」としか言えなかったんだけど、それが最善手だったのかもなと思った。そして、「何か頑張ったこととか、これしんどかったなー!みたいなことある?」って聞かれて、「生徒会でいろいろあって、いろんな人に相談して、活躍する場所を実行委員に変えたことです」と言うと、「それはすごいな。昔の(私)なら生徒会のまま思考が停止してたと思うから、成長してますね。」と言われた。嬉しくて泣きそうになった。卒業式の日は、仕事があったらしいんだけど、午前中で終わらせてもらう相談をして、終わる頃には行けると思うって言ってくれた。どこまでも優しい。顔を見たら泣いてしまうかも。

 他にもいろんな先生のところに行ったけど、ここまで書きすぎたので、私の頭の中だけに留めておく。書いていくと意外とたくさん書けた。言いたいことが言いたいときに言えるようになってきて、嬉しい。

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