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共同マガジン記事 No.3

詩 『詩の宣言』


手のひらに、ひとつの詩が触れて
僕は、詩人に成った
しかしそれは「成った」だけで
それ以上には成れていない

手のひらに刻まれた四行の詩を
飲み込んだ時、詩の味を知って
錯覚みたいな柔らかさと美しさを
言葉にして、紡ぐんだ

病める時も、健やかなる時も
僕は編み続けていこうとおもう
錯覚みたいな幸せだとしても
詩人に「成った」から、書きたいんだ

手のひらに、ひとつの詩が産まれて
僕は詩人に成って、書いた
それが幸せみたいな錯覚だとしても
言葉にして、編み続けて、書きたいんだ

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