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ほっこり冬合宿⑥

最終日
外へでると朝焼けが綺麗だった
薪ストーブの前で珈琲を飲んでると
子どもたちが起きてくる

さえちゃん、オセロやろうと
朝オセロ
どんなに時間がなくても
遊ぶ子どもたちは
眼を見張るものがある

今日は東京へ帰るため
やり残したことはないか
ぜんぶホワイトボードへ書いていった

ソリ、焚き火、かまくら作り、雪合戦
ということでお外へGO!

昨日の焚き火は
マッチ8本を使ったから
今日は5本でつけると
焚き火にいそしむ子

かまくらに飾りをつけるのに
ツララをとってきてピカピカにする子
ツララをなめる子
ソリストを目指し満足いくまで
滑りつづける子

私は濡れた手袋に
指が入らないと絶望的な顔をした子の
手袋へ菜箸をいれて奮闘
30分以上かけて手袋を直し
指が入る!と笑顔になった男の子と
ハイタッチして喜んだり
ツララをなめたり
かまくらつくったり✨

ラストは雪合戦で締めることになり
60秒前からカウントダウンしていくんだけれど
なんかこんなに楽しかった3日間が
終わっちゃうのかと思うと
急に悲しくなってきた

45!
44!
43!
しんみりしてる私の前では
うおおおおーとか行けーっとか叫びながら
最後まで全力で遊ぶ子どもたち

なんだか感動してさらに泣きそうに
...涙腺緩すぎや

山の家へ戻るとお昼ご飯に
お肉たっぷりの親子丼と
なおちゃんが昨日からストーブのうえで
コトコト煮てくれていた自家製小豆のお汁粉!

甘すぎず優しいその味に
アンコが食べられないと言っていた子も
美味しいと喜んでた
もちろん私も!

瞬く間に楽しい時間は過ぎ
帰る時間となりました
時計は1時5分なのに

車へ乗り込むと
あおいちゃんが「ボンボボンやろう」と
眼をきらきらさせている

そう言えば、よーちゃんが帰る前
「ボードに書いてできなかったボンボボンは帰りの車のなかでやってくださ~い」って言ってた

突然始まるボンボボンの歌と手拍子
遠くに見える冬の山々を眺めながら
子どもたちが今日あったことを
話してくれた

なおちゃんも運転しながら
楽しそうに笑ってる

だめだ
また泣きそう(2回目

いや
本当はお昼ごはんの時に泣いていたので
3回目

よーちゃんとなおちゃんに
「またくればいいよ」と励ましてもらってたから
もう泣くのは禁止だ

今回子どもが泣いてるのを
一度も見ていないことに気がついた
恥ずかしいやないかい

グッとこらえ
私もボンボボンに参戦
手を上げる

はい、さえちゃん!

みんなに会えて
たくさん遊んで本当に楽しかったです!

私を見たあおいちゃんが
驚いて叫んだ

さえちゃんが
泣いてる~っっ!!

どんなことがあるんだろう
どんな子どもたちがいるんだろうと
少しの不安とわくわくしながら参加した合宿は

怖いもの知らずでまっすぐで
勇気があって可愛くて愛しくて
無限の可能性をもつ皆から
たくさんのことを学び
そして思い出させてくれた

さらに豊かな自然に、山の家に
改めてこの世界は素晴らしいと
気づかせてもらった

楽しく生きるとはこういうことかと
心豊かに育つとはこういうことかと
感じられる機会をいただきました

小さな頃から
こんな風に生きられたらと願っていた
世界がありました
素敵なご縁を有難うございました
すべてに感謝

2023年
楽しんで生きる

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