３ヵ月ぶりに女将さんと再会。今日はこれからお客さまへお出しする食料を調達するとのことでお店を数件まわった。民宿の近くにはお店が無いから買物は半日がかり。

浅間山の噴火で心配していた嬬恋キャベツもたくさん売られてましたよ。ほっ。

買い出しが終わり冷たい飲み物を飲みながらふと「アイスクリームとか食べたくなったらどうするんですか？」と聞いた。
「そういうときは保冷バックに保冷剤をいれて、多少溶けても大丈夫そうなものを買ってくるのよ。」
お店から民宿までは30分以上ある。私自身、近くにあるコンビニやお店に慣れてしまっているので食べたいものや欲しいものがすぐ手に入らないというのは大変だなぁと思った。

民宿へ到着すると前回と同じ部屋へ子泣き爺...いや、ザックをおろす。二段ベッドの上へシーツをかけていると「ひとりしかいないから下で寝ていいのよ。」と女将さん。「上が好きなんです。」そう答えると「そう？」と不思議そうな顔をしていたけれど、私は俄然、上で寝たい派。だって楽しいんだもん。ここは、みなかみ駅辺りより気温が2.3度低いらしくそれでも昼間は結構暑かったけれど、朝方は少し寒いくらい。私は暑いのが苦手なので過ごしやすかった。

大将と女将さん、3人で晩酌をしていると明日の朝、八木沢ダムから舟を出すのだけれど大将はその時間、舟にいるので手が離せない。のでお客さんを民宿からダムまで連れて来てほしいとのこと。車の運転が大好きな私はもちろん！と大喜び。夜中の露天温泉へ入り1日目就寝。

翌朝、お客さんを乗せてダムまで行った。話を聞いてみると「沢登り」をするとのこと。沢を登って山に登る登山。実際に沢登りしている人と会ったことが無かったのだけれど機会があればやってみたいもののひとつになりました。楽しそう。

八木沢ダムへ到着。東京都を始めとする首都圏へ上水道を供給する利根川上流ダム群の一つだ。

5月に八木沢ダムへ来たときは「ふきのとう」が顔をだしていた。そして今回、とんぼがたくさん飛んでいた。秋でもないのに不思議。

八木沢ダムから民宿へ戻る最中、ある場所から出ている水が美味しいと教えてもらったところで水を汲んでごくごく飲んだ。女将さん曰く、民宿の水と変わらないと言っていたけれど。うん。私もそう思う。どちらも美味しい。

民宿へ戻ると朝食。何もしていないのに、もりもり食べられる。2杯も食べた。金太郎か。

きっと水が美味しいからご飯も美味しいのですね。

午前中でお客さまを迎える準備が終わった。食事の用意を始める16時まで自由時間になった。となると、やっぱりどこかに出かけたくてウズウズする私。5月に来たときも隙あらば出かけていた私を見ている女将さんは快く車の鍵を渡してくれた。
よっしゃーっ。数時間の相棒となるフィット、よろしくぅ！

【桜の里】5月に感動した桜の里。まるでおとぎ話にでてくるような場所だった。こういう感じ。

だからどうなっているのか見たくて。一番最初に訪れた。坂のカーブを下るあたりで何となく分かってはいた。桜がもう咲いてないってこと。到着すると桜の木は青々としていた。当たり前だけど桜は咲いていなかったしあの感動に出会うことは叶わなかった。また来年見られたらいいな。そう思いながら桜の里を後に。

※写真は相棒フィットと桜の里。

【奈良俣ダム】利根川支川楢俣川に建設された多目的ダムで至仙山を代表とする尾瀬の峰々に囲まれた美しい景観のダム。

【照葉峡(テリハキョウ）】前回は通行止めで通れなかった道。緑豊かだけではなく、なんて言うんだろう。車を走らせているだけで自然の美しさに癒される感覚。

どうやらこの照葉峡には滝が11あるとのこと。地図も持っていたし11個もあるんだからひとつくらいは見つけられるだろうと車を走らせるも川は見えども滝は見えず。地図はあれども方向音痴すぎて地図読めず。ゴールも決めずに気持ちよく山のなかを走らせていたけれど、行けども行けども山頂はおろか休憩するところもお店も見当たらなかったので途中で引き返すことに。でも諦めきれない私。ちょこちょこ車を止めて滝を探してみていたのだけれど。

なんと！偶然、車を止めたところに...

【つづみの滝】ラッキー。とっても綺麗な渓流になっていて、水も冷たいし透き通っていてとっても綺麗。お気に入りの場所になりました。また今度、ゆっくり来よう。

まだ時間もあるし、どこへ行こうかな。
それで私は気がついた。あのね。私。アイスが食べたい。多分、昨日女将さんと話をしていたこともあるのだろう。食べたいときに無いと欲するもんだよね。そうだ。みなかみ駅方面へ行って温泉でも入ってアイスを食べることにしよう。っしゃぁ。私の予定、完璧すぎやしませんか。

民宿とみなかみ町の往復で１時間。温泉は30分で入ることにしよう。時間はまだある。山を降りてみなかみ駅を目指す。アイス♪アイス♪　待ってろよアイス。