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初夏の京都旅②~蹴上インクライン

初夏の京都旅、二日目はまず京都市左京区にある「蹴上インクライン」を訪ねました。
蹴上インクラインは明治時代、琵琶湖疎水を運航してきた船をいったん陸路に上げ、南禅寺の船溜まりまで運んだ鉄道の跡地。
木々に囲まれた582mに渡る鉄路を、ゆったりと歩くことができます。


鉄路を覆うのは大半がソメイヨシノ。
ざわざわと葉擦れの音の中、日差しまでやわらかな緑に染まっていました。
春には桜のトンネルとなり華やかな風景となりますが、初夏の爽やかさも素晴らしかったです。

*「船溜まり」跡地も

蹴上インクラインには、船を鉄道に載せた「船溜まり」の跡地も残っています。
疎水が上り坂になる南禅寺までの区間だけを、この台車に船を載せて運んだようです。

*春の蹴上インクライン

ちなみに、春はこんな感じです。
散り際の桜咲く、夕暮れ間近な風景です。

春は傍らの疎水の水量が多く、ちょっと怖くなるほどの勢いでした。
白波が音を立てて桜の花びらを流していました。

*おすすめ時間帯

「蹴上インクライン」はいわゆる観光地なので、桜の時期にはことに混み合います。
私が訪ねた時、春は夕暮れ時、初夏は午前中の時間帯が比較的人が少なかったように思います。
風景を楽しむ場所なだけに、訪ねる時間帯もチェック。
それから…長い鉄路はずっと砂利で足場はグラグラ、ヒールのある靴はちょっと辛いかもです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

真柴みこと

神社仏閣をとりまく鎮守の森を守りたいと思っています。 いただいたサポートはその保護への願いをお伝えし、参拝の際、奉納させていただきます。