見出し画像

優しい人こそ「エンパシー」を

TVで辛いニュースを聞くたび
ドラマや映画で悲しいシーンを見るたび
自分に投影し
辛くなってしまう人はいませんか?

優しい人ほど
メンタルをやられることが多いと思います。
そんな人の参考になりますように。


***


「シンパシー」sympathyと「エンパシー」Empathy


「シンパシー」という言葉の方が
日本では浸透していると思います。
杏里さんの「悲しみが止まらない」の歌詞にも出てきました。
     同年代の方にはわかる(^_-)-☆

でも「エンパシー」は
あまりまだピンとこない人が多い気がします。

数年前にベストセラーになった
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』と
他者の靴を履く』に出てきたので
読んだ方はご存知だと思います。

シンパシーとエンパシー
日本語では両方「共感」と訳されることが多いですが
実は全然違います。

「シンパシー」が強い人は
感情が動いて
相手と自分を重ね合わせて
辛くなってしまいます。
例えると、追体験というか
同一化に近いかもしれません。

でも「エンパシー」は
理性的です。
相手に共感しつつも
自分自身とは別のこととして
理性で真剣に考えできることができます。
決して冷たいわけではありません。

これは、カウンセラーなど
プロが身につけているスキルだと思います。
だから仕事を続けられるのでしょう。


***


実は、私の実体験から
すごく腑に落ちたことがあります。

それは私が母の付き添いで病院に行っていた時のことです。
担当医にひどい言葉を言われて
モヤモヤしていました。
帰り際に見かけた相談窓口の方に
それを訴えたところ、
全て受け入れて聴いてくださったのです。
それで、私の気持ちはスッキリしました。

そのとき
ああ、これが本当の「傾聴」なんだと実感しました。
人に聴いてもらうだけで救われるということを
はっきり知りました。

その後、上記の本を読んだとき
病院の相談口で
全て聴いてくださった方の傾聴スキルが
「エンパシー」の共感でもあるのだと思い当たり
とても腑に落ちました。


***


このスキルを身につけるのは
なかなか時間がかかると思います。

でも、優しい人こそ「エンパシー」を身につけて
もう少し楽になってほしい。
そんな想いをもって、書きました。🍀



************************


実は、私自身が「シンパシー」が強くて
辛くなるタイプなのです。
私自身にも必要な共感スキルが「エンパシー」です。

医療現場や介護現場などで
普段はプロとして
エンパシーの力を発揮して働いていても
自分の家族のこととなると
シンパシーの方が強くなって
感情的になってしまうでしょう。

それは人間らしさでもあると思います。

だからこそ
心の平安を保つためにも
シンパシーとエンパシーの
両方のバランスが大切なのかなと思います。


***






🌈Special thanks to  ふうちゃんさん
(表紙イラスト・クリエイター)





応援ありがとうございます。<(_ _)> いただいたサポートは、恩送りの活動に役立てたいと思います。💞