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それ誰が書いてるの?

松浦弥太郎さんの考え方が好きです。


本屋で弥太郎さんの本を見かけると、

面白いに決まってるでしょと

心の中でツッコミを入れながら

気づいた時にはレジにいる


反省することがあって、不意に本を開くこともある

ああここがまずかったな

明日はこうしてみよう

ベッドの上で静かにそう思う。


仕事で迷うことがあれば、早めに切り上げて

閉店間際の本屋に駆け込んでは、

ビジネス本や専門書を夜な夜な読んでいる


本は好きで、

ジャンル問わず、比較的にいろんなものに手を伸ばす

本屋に行くといろんなジャンルを覗きに行くから、

平気で1時間経っていることが多い


ある日、実家に帰ったとき、一緒に持ち帰った本を

リビングに置いておいたら、聞かれてハッとした。


「面白そうなタイトルだね。」

「そうなの。ハマっていて、移動のお共にしたの。」

「へー。誰が書いてるの?」

「誰…?誰だっけ?」


じぶんにとって、本を選ぶ基準って

なんだろうとこのときはじめて思った


私は本を買うとき、よっぽどのことがない限り、

人に限って買わないらしい

タイトルと目次、文字列の読みやすさで

決めていることが多いことに気が付いた


人で選ぶのは、松浦弥太郎さんと原田マハさんくらいだ

このおふたりの作品はどれであっても面白いと自負がある


確かに、本を売り出すとき、帯は大切な存在で、

誰が面白いと進めているかとか

どんな有名な方の書籍なのかとか

帯の情報は、人にフォーカスされていることが多いように思う


本は本の中だけでストーリーや情報が

完結されていることが多いけれど、

どんな人がどんな行いをしていて、

どんなタイミングで書いているのか

なぜこの本を出そうと思ったのか

前後での違いはあるのか


一歩踏み込むだけでまた面白さが違ってくるのかもしれない

本の読み方は人それぞれだけれど、

一歩踏み込んで、内容だけでなく、

誰がどんなタイミングで書いているのか

全体を通して、読み込んでみるのもありかもしれない

そもそもそれが本を読むってことなのか?


もう一つ

本当に気に入っている本は

帯も表紙カバーもとってしまう

気に入った言葉にはえんぴつで印をつける


カバーをしないから、お共に飲んでたコーヒーのシミができることもある

でもそれでいい それがいい


たくさん印刷される中の、私だけの一冊なのだから

売る気など、とうにないのである


大事な本はより大切に

その一冊を語れるくらいに好きになりたい

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