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38歳の自己分析

このまま今の仕事を続けられる気がしない
いつか私の健康か家庭が破綻する
でも公務員を辞めるなんてできない(金銭的に)

という葛藤を反復横跳びか?ってくらい往復していました。
去年の夏くらい。

悩みすぎて四柱推命に一時期ハマっていました。
人は本当に困った時、なんでもいいから指針が欲しくなることを実感しました。



前回に引き続き仕事を辞めるまでの葛藤を備忘録代わりに書いておこうと思います。
同じように転職を考えている方の参考にはなれば…いや、あんまりならないかな。

転職は35歳限界説が有名ですが、私は今月で38歳。
娘が小学校に上がるまで(40歳)、30代が本当の転職の最後のチャンスかなぁと考えていました。
それまでに転職できなかったら諦めて警察官を続けよう。
そんで自分が病気になるか子どもがグレたら辞めよう、みたいな。
すると当然次の問題が出てくるわけです。

じゃあ何の仕事するの?


我が家は専業主婦ができるほど収入に余裕がある訳ではありません。
将来のことを考えたら、働かない選択肢はできないのが現実です。

では、正社員ができるか?と聞かれると、正社員(フルタイム)ができるならそもそも仕事は辞めていません。
時短ですら限界なのに今の状況で正社員は厳しいです。
となるとパートで、当直がなくて、呼び出しがないことが次の仕事の第一条件。

パートなら見つかるでしょ!と大抵言われますが、将来的には正社員に戻りたいのです。
そうなるとパートだろうが真剣に考える必要があります。

こんな感じで冗談抜きに辞職という選択がリアルになってきたと同時に、再就職のために38歳にもなって自己分析をすることになりました。
私、何になりたかったんだっけ。
私、何ができるんだろう?
そもそも私ってどんな人間なんや。

いわゆる大学生がするような自己分析です。
好きなこと、得意なことを洗い出してみたのですが…

待って、得意って言える基準て何?

ありがちですが、得意なことは?と聞かれてもこの疑問があるので答えられません。
胸を張って得意ですと言えることって…いやぁ、そんな大した芸は持ってないよ。

基本的に自己肯定感は低く、人より突出してできることはありません。
失敗を恐れ、叱責されたり、人と同じことができないとなんて自分はダメなんだろう、と部屋の片隅に座って天井を見上げるタイプです。

学生時代にまで遡ってみても、私は得意な教科もありません。
得意な教科はないけど苦手な教科もないよ、という器用貧乏の名を冠するにふさわしいポテンシャルです。

あ、特技はあります。
「どこでもどんな体勢でも眠れる」
便利ですよ。椅子か床があれば十分。

反対に苦手なことは?と聞かれるとめちゃくちゃいっぱいある。
今思いつくだけでも

電話(かける、かかってくる両方)
当直(徹夜。寝ないとだめ)
上下関係に基づく「空気を読む」こと
気配り、心配りを含む手配や根回し
臨機応変
急な予定変更とそのためのリスケ
答えのないもの
料理(マルチタスクの代表格)

てところでしょうか。
多分まだまだいっぱいあるけどキリがない。
並べてみて改めて分かりましたが、
マイペースを乱されることと、他人への配慮
が苦手です。
HSP傾向が少しあり、他人と話すことはずっと正解のない配慮をし続ける行為なので疲れます。

いやぁ、一人で自己分析すると本当に良くないですね。
こういうことばかり考えていると、

社会で生きていける気がしない

ってだんだん気分が落ちていくんですよ。
でもね、「んなわけねぇよ、今までどんだけ社会から逸脱した人間を見てきたんだ。みんな普通に元気に生きとるわ」って今の仕事が教えてくれるんですよ。
世の中は厳しいけど無情ではない。

問題はどんな環境なら「なんて自分は(ry」と思わずに生きていけるのだろうかって話なわけで。


こんなことをずーっと考え続け、去年は暇さえあれば自己啓発本を読み込んでいました。
自分が向いてる職種や業界ってなんだろうか。
自分はそもそもどんな人間なのだろうか。
思考や行動理由、今までの人生をめちゃくちゃ振り返りました。

その中で、幼少期から一貫している傾向が一つだけありました。

「個人行動が好き」


子どもの頃、親や先生から怒られることが本当に嫌でした。
性根が劣等感に侵されているので、人と比べてできなかったり怒られたりするのがものすごく嫌。
できない自分を見たくない。
他人と自分との差を見たくない。


だから、無意識に人と比べられないポジションや個人行動が許される立場を狙う傾向にありました。

みんなで協力する班活動やチームワークも苦手で、一人で黙々と作業を進めたい。
だって頑張れば「一人でも頑張れる子」と思ってもらえる。
「他の人の足を引っ張る子」にならずに済む。

部活は個人かつマイナー競技。
他に誰もやっていないから成績なんて誰も気にしない。

大学時代に英語圏外に留学したのは、英語圏は誰でも行ってるから。
留学したのにそのレベル?なんて言われることはまずない。

私が警察官になった当時、県内の女性警察官の数は100人くらい。
今はかなり増えたけど、女性では珍しい職業。
職業を名乗るといつも驚かれる。


今まで面白そう、やってみたいと思うことは、大抵他の人があまりやっていないことでした。実情がどうであれ、やってるだけで評価してもらえるポジションが好きです。
まぁその分相談できる相手が少ないというデメリットもあるのですが、かえって一人でも結論やゴールを捻り出せる癖はついたと思います。


私はずっとそういう選び方をしてきたんだな、と38歳にして気付きました。
なんてネガティブ…いや、もちろんその時々で選択した理由は他にもあったし、それなりの努力もしてきたけど根底がネガティブ…。

こうして書くとプライドがチンケすぎてちょっと情けなくもあるのですが、
「だってそういう性分なんだもん!仕方ないよ!今更どうにもできないよ!今後もそうやって生きていく気満々だよ!」
と開き直るしかありません。
でも改めて自覚したわけです。

私は一人でする仕事が向いてる


と思う。多分。

となるとフリーランスとか?
いや、一人でする作業が好きなだけで、一人で経営がしたい訳ではない。
ただでさえ低い社会性を維持するためにも、どこか決まった勤め先は欲しい。
人間と喋ると疲れるけど、人間が嫌いな訳ではないのです。

そんなことを考えながら、同時に四柱推命をはじめとした適職占いを夜な夜な繰り返していました。
どの占いも結果は似たり寄ったり、気質や適職も異口同音で以下のような感じ。

気質:独特の価値観や感性がある
   クリエイター向き
適職:裁判官、弁護士、警察官などの法曹関係
   公務員
欠点:人の話を聞かない
   意見を聞き入れましょう

マジで全部こんな感じ

クリエイター気質の人間に公務員を勧める矛盾と、適職と言われている職を辞めようとしている現実にスマホを投げました。

やめよう。占いは当てにならない。


アラフォーでもこんなに転職に悩むのに、今どきの大学生の就活って本当に大変だな…と若者を尊敬しています。
ガクチカ?
そんなもんバイトと飲み会コールでしょ。



次回も辞職話続くよ!



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