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水曜日の手紙

ごくふつうの水曜日に、自分が何をして、何を思ったかなどを手紙にして、#水曜日郵便局 宛てに送る...
すると、見知らぬ誰かからの手紙が届く。ハートフルファンタジー。

本文中には、数々の心に染み入る言葉と著者 #森沢明夫 の巧みな仕掛けが、随所に隠されている。

以下ネタバレ注意!!
第一章では、主婦 井村直美が現実とは程遠い空想を手紙にしたためた。

第二章では、サラリーマン 今井洋輝33才が明海(#きらきら眼鏡 参照)君が愛猫ペロを寂しげに埋葬するところを偶然にもアパート2階から目撃。
洋輝は、夢と現実の違いを手紙に殴り書きした。婚約者はカッキー30才(#癒し屋キリコの約束 参照)だ。

第三章では、被災し妻を失った水曜日郵便局局員 光井健二郎53才とその愛娘 里穂17才との日常の中で、彼らは井村と今井の手紙に救われる。

第四章では、今井の手紙に井村夫婦が人生の大きな方向転換を決意する。

最終章では、一児の父となった今井が井村の手紙で一念発起し、念願の職業を始めていた。

嘘から出た誠か、信じる者は救われるか、水曜日の手紙が「幸福の連鎖」をもたらした。

著者 #森沢明夫 は自身のブロクの返信などで猫🐱や兎🐰のスタンプを用いる事柄多いのだが、P177でその辺が小説の1部として、書かれていることには、涙を流して笑いました(^○^)