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裁判傍聴でロジカルシンキングを鍛えよう

こんにちは、きくもんです。

仕事を3週間ほど休む機会を得たので、なかなかチャレンジできていなかったことにチャレンジしてみています。


今回は、そのやりたかったことの中の一つ
「裁判の傍聴に行く」を実現した話を紹介したいと思います。

裁判、平日にしかやってない問題


自分に関係ない裁判でも傍聴という形で、見に行くことができる
という話は有名なので、興味がありました。

しかし、裁判所はお役所なだけあり、開廷は平日のみ。

普通のサラリーマン(サラリーウーマン)な私はなかなか機会がありませんでしたが、この度平日に休みをゲットできたため
ついに裁判の傍聴チャレンジするXデーを設定!


まずは下調べ。ポイントはこちら


いざ行ってみてもやってなかったら残念なので下調べをしました。
念のため誰かに役立つかもしれないのでポイントは以下

  • 平日であれば何かしら傍聴できる裁判をやってる

  • 予約なしでOK!超人気事件だけ抽選になることも

  • 裁判員裁判のみHPで事前に時間など確認できる(何の裁判をいつやるか基本webだけではわからない。)

  • 傍聴できるのは刑事裁判のみで、民事裁判は不可

  • なので、民事裁判所に行っても傍聴できない自由に傍聴できるのは最高裁判所か地方裁判所

詳しくは、HPを確認してね

裁判所では、まず落ち着こう

今回訪れたのは、横浜地方裁判所。


入り口で荷物のX線検査を抜けると、
ホールの掲示板に、今日の裁判一覧が貼り出されています。

この掲示板で、裁判の内容と場所を確認したのち、実際に法廷のある上の階に向かいます。

法廷のある階の廊下には、ずらっと扉が並んでおり
同じ部屋に入るにも複数の入り口があり傍聴人は「傍聴人専用」の入り口から入る必要があります。

この辺りの流れは事前にwebで調べて知っていましたが
観光地ではないので、分かりやすい説明も案内ももちろんありません。

あまりにシーンとしたおふざけを許さない空気だったので
別にふざける気は1ミリもないですが焦りまくる私・・・・
掲示板を必死に見ても、「サッパリワカラン」状態になってしました。

そんな時に同じように掲示板を見て
何かを確認して法廷に向かっていった人たちがいたので
「この人たちも傍聴にちがいない!」
とついって言ったところ

全くべつの民事裁判の場所に入ってしまい怒られたので、本当に気をつけて下さい。

裁判所に入る前には、落ち着いて一呼吸、
これ大事です。笑

世の中はリアルなドラマに溢れている

実際に、裁判を傍聴してみるとこれまで裁判や、ゲームなどでぼんやりと抱いていた
「法廷」「被告」「裁判員」「弁護人」
という言葉のイメージが、目の前で実際に存在していることに
「これが本物か・・・」
と不思議な気持ちになりました。

特に手錠をかけられ、紐で繋がれている被告人が入ってきたタイミングでは
「この状況を私がまじまじと見て良いのだろうか?」と思うほどにリアルで、緊張が全身に巡りました。



生死が関わるヘビーな内容の他にも、オヤジ狩りや、詐欺など、
大小様々な出来事について、審議が繰り広げられており、
日々に流れてくるニュースに取り上げられない「悪いかもしれない事」が日々起きていて
そこには当たり前ですが、リアルな人間・リアルなストーリーがあるんだなあ、と感じました。

ロジカルシンキングが鍛えられる

こちら表題に書いたトピックです。

警察側、弁護側、そして被告や証人(今回は、証人のいる裁判の傍聴ができませんでしたが)は基本口頭で、弁論をしたり、問いかけに回答したりします。

その話を聞きながら「本当にその主張は正しいのか?」「論として矛盾や飛躍はないか?」と事実・主張を頭の中で切り分けながら考えたり

裁判員になったつもりになって「自分はどう思うか?」「その主張を成り立たせるためには、どういった事を更に調べるべきか」などを考えると

これはもう、立派な日本語リスニング問題・ロジカルシンキングトレーニングです。

裁判所の中では、基本携帯が使えないので、「もしかして退屈になるかも・・・」とか思ってたのですが、そんなことは全くありませんでした。

変な話ですが、
本を買ってロジカルシンキングを学ぶより、本当に起きていることがらを、リアルに喋っているスピードで聞き取りながら、真剣に考えることができるので、(しかも無料で)圧倒的に楽しく実践的にロジカルシンキングを身につける練習になると思います。


※ 特に裁判員裁判では、裁判員のために、これまでの経緯などを丁寧に説明してくれていたので、これまでの経緯を知った上で考えながら傍聴できるのでオススメです。



事実とは何か、常識とは何か、法律とは何か


弁論等の中で
「常識の上で」とか「同情の余地」とか「過去の事例」とか
のワードが飛び交うのだけど、

「常識ってじゃあ何?」
「同情できれば良いの?」
「過去の事例って?」

などの疑問やもっと知りたい、考えたいことであふれました。

(子供の頃に訪れていたら、弁護士や警察という職業を志していたかもしれない・・・!)


おすすめ図書

早速、図書館で裁判に関連した本を読んできましたがこのあたり、読みやすく面白かったです。

ロジカルシンキング系↓

裁判の仕組みや背景など↓


ぜひ、平日時間が出来た際に訪れてみてほしいです


普通のインスタやってます


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