書いたからってどうこうっていうものでもないですけれどね。今、鬱回復過程をちょっとずつ上げているので、それの流れで書いてみてるって感じでです。

書いていくうちに結構な長文になってしまいましたが,······‘‘

物心ついた時には平屋のアパート住まいだったんですけどね、最寄り駅から相当距離のある場所だったから、そんなに家も建ってなくて、いわば空き地が多かった。後に父親が”（子供育てるには）良かった”って言ってて、それは同意ですが、家の前も空き地で、自分達の借りた家の範疇外だけれどもそこで遊んでてもガーガー言われるような事はなかったある意味おおらかな時代ですが、そこにいつしかでっかい籠のような物が置かれ、それが子供の遊び道具入れになりました。
で、ある日、その中のおもちゃを全部引っ張り出したら、底が二重になってたんです。ゴミ箱の底に新聞紙敷いたりしませんか？あるいは箱の底に板が一枚あったとか。そんな感じです。なのでその底を引っ張り出して、「底にこんなのがあったよ〜」みたいな事を言ったんです。なんて言ったかはわかりません。なにせ幼稚園行ってるかな〜くらいの頃の話ですから。そうしたら母親が烈火の如く怒り出しって、布団叩き持ってきたんです。

そういえばよくあれでお尻叩かれた。今なら虐待間違いないですね。ただあの頃は珍しくはないことだったと思いますが。

叩かれると思って逃げました。でもそこは子供の足。近所にあった今は懐かしい響き？の駄菓子屋のタナカヤさんと呼んでいた店の倉庫に逃げ込んだけれどそこで終わり。

あとで折檻されたかどうかは記憶にはない。

ただあの籠の底を引っ張りだしただけで何故あれだけ怒ったのかは未だもってわからない。そんなに悪いことだったのか？

いつだったかソフトクリームを与えられた。あの頃我が家では珍しくて贅沢な品物。経緯はわからない。ただ、風呂場で隠れるように食べさせられた。だからちっとも美味しくなかった。·····多分他の姉弟に見つかったらせがまれるから、でしょうね。

小学校あがった時に絵の具が必要になった。ただ、幼稚園の時に使った絵の具（チューブではなくて固形状の物が容器に入っていて、水を含ませた筆で溶いて使用するもの）がまだあったので、そしてこの頃既にお金がないと母親は口癖のように言っていたので、それを使えと言われると思ったからずっと言わなかった。必要と言ったのは前日夕方。しかも私泣き出したので（この頃は異様に泣き虫）問いただしたらそういうことだった。仕事から帰ってきた父親がその足で奔走し、一通り買ってきた。

あの頃は、今ほど店もなく、それこそ遅くまで開いている店なんてそんなにない時代。よく買ってこれたなと今でも思う。（閉店ギリギリ飛び込んだらしい）

小学校何年生の時かな？航空写真撮ったんです。あの頃流行っていた気がする。学校全生徒で校庭に人文字作って（大概学校の名前の漢字を全校生徒で集合して作っていた）飛行機から撮影する、というもの。

で、学校で希望者に買ってもらう、というもの。多分姉がいたから（３つ上）小学校１年生の時だな。家で買わないとわかったら火がついたように泣き出した自分。

そんな写真、一家に一通りあればいいですよね、で、多分学校側からも、同じ学校に通う兄弟姉妹がいれば、高学年の方で申し込みしてください、みたいな通達があったと思うのです。そして家で親（父親ね。母はこういう話もできない人だから）にもそういう説明され、買わなくていいでしょ？みたいな事を言われてたと思います。記憶にはあります。でもギャン泣きして欲しい言いました。

さて私がギャン泣きしてまで欲しがった理由は、いじめられていたからです。幼いながらに自分がいじめられる理由の一つに貧乏だからだろうと思っていたからです。多分一因だったとは思います。皆が写真を買う中、自分だけが買わない、という状況を是が否にも避けたかったのです。

写真買った人が受け取る当日。買った人〜？という先生の掛け声に上がる手。多分クラス半分いるかいないかだったと思います。その少なさに衝撃を受けたのです。え？みんなが買うような品物じゃないの！？

こうして我が家には無駄に航空写真があります。

最も父親は写真が趣味だったので、買う事自体は反対ではなかったと思います。子供の頃の写真がちょっと多いのはささやかな自慢です。最も小学校低学年の運動会等の写真は私一人で写っているものが多いのに、いじめに気づけなかった訳ですが。

他にも色々ありますが、結構辛いのでやめておきます。楽しい事もないことはないのですが、鬱の根本原因を探すというミッションのもとではじめたわけですから、どうしてもこのような内容になって仕舞います。