見出し画像

「人生で大切なことは、すべて『書店』で買える。」

「人生で大切なことは、すべて『書店』で買える。」千田琢哉

タイトルから共感しかなくて、内容も首がもげそうになるほど頷きながら読んでしまった。
私は小さい頃から絵本を手当たり次第に読んでいた。小学校に入ってからは休み時間は図書室にいることが多かったし、今でも片道1時間半の通学電車の中でひたすら本を読んでいるというくらいの本好きだ。
教科書や経験よりも本から学ぶことは多い。本当に。
この本を読んで、今までの読書体験はとても大切なことだったのだなと再確認できたし、これからもっとたくさんの本を読んでいきたいと思った。


あなたの本棚を眺めてみてください。人は自分の本棚に並んでいる本のような人間になるようにできています。なぜなら、本棚に並んでいる本は、あなたが買うと決めた決断の集大成だからです。

p56

私は読みたい本は図書館で借りて、ずっと読み返したいと思ったり手元に置いておきたい本だけ買うようにしている。だから私の本棚は、数はそんなに多くはないけれどお気に入りばかりで眺めるのが楽しい。確かに私の人生に影響を与えてくれた本ばかりかも。
Xで #本棚晒す みたいなポストを見るのも大好き。


読書をし続けると、最初に変わるのは普段付き合う人です。読書する人と読書しない人とではそもそも会話が噛み合わなくなるからです。あなたが読書し続けると、あなたは読書しないグループの仲間に居続けることが許されなくなります。
読書しないグループの人たちの話題はたいていネガティブな噂話が中心です。
読書する人はポジティブで前向きな話が中心です。
読書によって宇宙のような大きな世界観に触れることによって、ネガティブな噂話は金魚鉢の世界のように急に退屈になってくるからです。
だから、カップルや夫婦で片方が読書家で片方が読書しない人の場合は要注意です。お互いの成長のスピードが断然違ってきますから、コミュニケーションのバランスが取れなくなるのです。
どちらが上でどちらが下と言いたいのではありません。どちらが正解でどちらが不正解というのでもありません。単に生きる世界がまったく別になるというだけの話です。

p68〜69

本当にこれはそうだなぁと思う。
私の周りには本を読んでいる人があんまりいなくて。いても私ほど読んでなかったりして、本について話してもいまいちピントが合わない感じになってしまう。
けれどXの読書垢の方と何人かお会いして、本の話ができて、すごく嬉しかった。この本が面白かったとか、こういうことを思ったとか、会話というより意見交換みたいな感じで面白かったし知的刺激をたくさんもらった。やっぱり読書家には読書家の世界があるのだなと思った。どの分野においても言えることだと思うけれど。
恋人も、できれば本を読む人がいいなと思う。深い話や難しい話を一緒に考えられる人がほしい。


落ち込んだ直後には、必ず本を読めば復活することができます。読書家にとっては落ち込む経験は、読書する楽しみが沸々と湧いてくるチャンスをゲットしたようなものです。落ち込んだ時、うまくいかない時、孤立無援の時にこそ深く本を味わうことができるのです。

p72

私は1ヶ月に1回くらい無気力になる時期があって。何もかも嫌になってネガティブになってしまう…。でも最近、そんな時に読む本を決めてみた。エッセイ系の本。落ち込んだときにその本の存在を思い出してページを捲る。すると言葉の力が私の心の疲れを癒してくれて、また頑張ろうと思えた。うまくいかないときにこそ、出逢える言葉がある。もう病むことすら楽しみになりそう笑。


読んで感銘を受けた言葉は、そのまま自分の好きな人に書いて送りましょう。「今日読んだ本に、こんな素敵な言葉がありました。あなたに贈ります」だけで十分です。

p134

noteやXの投稿ではよく書いているけど、リアルではあんまり言ったことないな…いつかそれが言える人に出逢いたい。
綺麗な風景や美味しい食べ物と同じかそれ以上に、素敵な言葉を教えてもらえたら嬉しい。そんな関係に憧れる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?