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北海道一周徒歩旅行(第5日目)えりも〜広尾

8/4午前7時半。
この日もえりも岬突端を経て広尾まで約50キロの長丁場。旅館の豪華な朝食をいただいて早めに出発。

岬に向かう道。上空は青空が出ているが海霧が出て視程は30メートルほど。ライトも点けず猛スピードで走る対向車に肝を冷やす。両サイド背の低い笹原が広がり、エゾシカの姿も見える。

1時間ほどでえりも岬突端に到着。
霧のため見晴らしは良くなく、晴れるのをしばらく待ったが、時間がないので9時過ぎ岬をあとにする。

えりも岬の集落をすぎると12キロほど建物もなにもない樹林帯の中を歩く。日陰がなく海風も入らないのでかなり暑い。

庶野集落まで来ると人家、自販機があり、また海風も入ってくるのでほっと一息つける。そこら中で昆布の採取や天日干し作業が見られる。

庶野集落を過ぎると望洋台。ここで太平洋を眺めながら昼食休憩。

この後黄金道路と呼ばれる道路を進む。ここから広尾まで約30キロ、大小9つのトンネルと覆道が連続する、まさに湯水のごとく黄金をつぎ込んで作られた道路だ。

えりも黄金トンネル。北海道一長い道路トンネルで5キロ近い長さ。トンネルの中は手がかじかむほど涼しく、壁面には結露がびっしりついて地面に滴り落ちている。まるで鍾乳洞のようだ。

その後も2000m級のトンネルを2つ抜け、広尾町に入ってからも覆道が連続する。日差しが遮られ涼しいので自然とペースが上がる。

午後6時半過ぎ、薄暗くなってようやく本日の宿泊地、広尾の街に到着。

えりも岬〜広尾48.8キロ

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