walker's high

2015〜2020年にかけて宗谷岬〜佐多岬2970キロ徒歩で踏破。 2021年〜北海道…

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2015〜2020年にかけて宗谷岬〜佐多岬2970キロ徒歩で踏破。 2021年〜北海道一周徒歩旅行挑戦中。 普段からあちこち歩き回ってます。

最近の記事

北海道一周徒歩旅行第二弾 総括

今回は6泊7日の日程で、大樹町から納沙布岬、厚床から中標津と、324キロ歩きました。 道東は宿泊施設のある町と町の間隔が長く、一日63キロも歩いた日が2日と、かなりの強行軍となってしまいました。また、人工物が何もない単調な原生林の中を歩くことが多く、肉体的にも精神的にもキツかったです。  記録的な暑さに見舞われた前回と違い、初日以外最高気温が25℃を超えることはなく、特に根室は寒いぐらいで、歩くには丁度いい気候でした。最終日土砂降りの雨に降られた以外は天候も概ね良かったで

    • 北海道一周徒歩旅行(13日目)厚床〜中標津

      6月24日。宿で朝食を頂き、チェックアウト。1キロほど歩いて「ペンケ東梅」バス停、7:09発のバスで厚床駅に戻り、7:40歩きを開始。 今日も曇り空で、昨日ほどではないが肌寒い。国道243号線を北へ向かう。6キロほどで別海町に入る。道の両側は原生林が果てしなく広がっている。 小雨が落ちてきた。午後から本降りになるとの予報が出ているので、早目に合羽とザックカバーを装着。10キロで奥行。少し寄り道して旧国鉄標津線の奥行臼駅を訪問。廃線後30年以上経っているのに素晴らしい保存状

      • 北海道一周徒歩旅行(12日目)東梅〜納沙布岬

        6月23日。3:30に起床。部屋から窓の外を見るとすでに完全に明るくなっている。曇り空、気温は6℃で手がかじかむほどの寒さの中、4:40に出発。昨日と同じ宿に連泊するので、余計な荷物は残して身軽になって歩く。温根沼大橋を渡り国道44号線は根室市の住宅街に入る。 朝から濃い霧に包まれていて視程は100mもない。やがて4車線、中央分離帯のある立派な道路に出る。根室市の中心街だ。 7:00ごろ根室のご当地コンビニ、タイエー西浜店で朝食に、名物のやきとり弁当を食べる。 釧路から

        • 北海道一周徒歩旅行(11日目)厚岸〜東梅

          厚岸から根室市東梅まで63キロの間宿泊施設が無いので、この日は長丁場となる。朝5時に出発したかったのだが寝坊してしまい、45分遅れで急いで宿を後にする。幸い曇り空で涼しいのでハイペースで国道44号線を歩く。相変わらず沿道は原生林や湿原が広がる単調な道で、交通量は少ない。 12キロで糸魚沢の集落。ここに駅があったが少し前に廃止されたようだ。人家が2,3軒しかないのでやむ無しか。 朝、パンをひとつかじって出てきただけなので腹が減る。18キロあたりで浜中町に入り、しばらく行くと

        北海道一周徒歩旅行第二弾 総括

          北海道一周徒歩旅行(10日目)釧路〜厚岸

          6月21日。昨日と打って変わって上空はきれいな青空が広がっている。7:30に宿を出発。 市街地を4キロ程歩いて釧路町に入り、国道に合流する。国道番号は、釧路市内で38号から44号に変わっている。 やがて釧路町の中心地、別保に入る。鉄道駅や市役所、住宅などが立ち並ぶがコンビニ、スーパーは見当たらない。 別保を過ぎると歩道のない二車線道路。両サイドは何もない原野が広がっているが、交通量はそこそこ多いので、あまり心細さは感じない。 道は内陸に入り、5キロほどダラダラとした登

          北海道一周徒歩旅行(10日目)釧路〜厚岸

          北海道一周徒歩旅行(第9日目)白糠〜釧路

          未明からの激しい雷雨のせいで今日も寝不足。午前8時に白糠を出発。空は晴れ間が出て日差しが暑い。 海を右手に見ながら平坦で真っ直ぐな道を進む。 西庶路、庶路と鉄道駅やコンビニのある集落を過ぎ、10キロ過ぎ道の駅しらぬか恋問。北の空を見上げるとどす黒い雨雲…道の駅でしばらく様子を見るも、雨は降らなさそうなので、出発。 少し行くと釧路市に入る。鼻につんざくような潮の香りがする。 突然大粒の雨が落ちてきた。慌てて合羽とザックカバーを装着するが5分ほどで止み、すぐ日が差してきた

          北海道一周徒歩旅行(第9日目)白糠〜釧路

          北海道一周徒歩旅行(第8日目)浦幌〜白糠

          6月19日㈰ 池田駅始発6時59分の普通列車に乗って7時51分浦幌駅に到着。コンビニで買ったパンを食べてから出発。 1キロほどで浦幌の市街地を抜け、国道38号線に入る。今日は白糠までずっと38号線をたどる。 午前中は合羽を取り出すか迷うほどの小雨。流石に二桁国道とあって交通量はそこそこ多いが、両サイドは相変わらず原野が広がり、人家はおろか人工の建造物すら見当たらない。 1キロ毎のキロポストだけを心の支えに、ひたすら無心で歩き続ける。 山間部のためトンネルとアップダウンの連

          北海道一周徒歩旅行(第8日目)浦幌〜白糠

          北海道一周徒歩旅行(第7日目)大樹〜浦幌

          6月18日土曜日。5時半に大樹町の大樹西本通交差点からスタート。気温14℃、雲ひとつない快晴で暑くなりそう。目的地の浦幌駅まで商店は一軒もなさそうなので、街中のコンビニで食料を多めに買い込んで出発。 道道55線を南へ進み10キロほどで国道336号線に合流。沿道は牧場、牧草地や森林ばかりで景色はかなり単調。1キロおきにあるキロポストで大体の歩行距離を確認する。 27キロ地点にある大樹町生花集落。大樹〜浦幌間で唯一と言っていい人の住む集落。 ここでトイレと飲料水を確保する。

          北海道一周徒歩旅行(第7日目)大樹〜浦幌

          北海道一周徒歩旅行第二弾

          6月18日㈯から、北海道一周徒歩旅行の続きを歩きます。 今回は6泊7日の日程で、大樹町から納沙布岬〜標津町辺りまで歩く予定です。 なお、大樹町までは、大阪から新幹線、在来線特急、バスを乗り継いで2日かけて行きます。

          北海道一周徒歩旅行第二弾

          北海道一周徒歩旅行 2021シーズン 総括

          今回は、苫小牧駅から大樹町まで6日間で247キロ歩きました。この区間はほぼ40〜50キロおきに宿泊施設のある市街があるので計画を立てやすかったです。コースは国道235号、336号線がメインで交通量は少なくえりも岬以外アップダウンも少なく歩きやすかったです。黄金道路のトンネルはどこもきちんと歩道があって安全に歩けます。 連日記録的な暑さに見舞われた北海道。南部の太平洋沿岸は内陸部より多少マシとはいえ、最高気温は30℃前後で、一日中歩くには条件が悪すぎました。ということで、次回

          北海道一周徒歩旅行 2021シーズン 総括

          北海道一周徒歩旅行(第6日目)広尾〜大樹

          8/5、この日が今回の旅の最終日。午前6時半出発。朝の気温は20℃で霧が出て涼しい。 広尾の町は片側二車線、広い歩道のある立派な道路だが、交通量は少なく、歩いてる人はほぼ見かけない。ここに限らずだが、全体的に寂れた街という印象は否めない。 十勝らしい、両サイドに草原や牧場、樹林帯が広がる一直線の道をひたすら歩く。いつの間にか青空となり、風もなくうだるような暑さ。 12キロ過ぎの豊似集落。Acoopで飲料とソフトクリームを調達。豊似で国道は帯広へ向かう236号と浦幌へ向か

          北海道一周徒歩旅行(第6日目)広尾〜大樹

          北海道一周徒歩旅行(第5日目)えりも〜広尾

          8/4午前7時半。 この日もえりも岬突端を経て広尾まで約50キロの長丁場。旅館の豪華な朝食をいただいて早めに出発。 岬に向かう道。上空は青空が出ているが海霧が出て視程は30メートルほど。ライトも点けず猛スピードで走る対向車に肝を冷やす。両サイド背の低い笹原が広がり、エゾシカの姿も見える。 1時間ほどでえりも岬突端に到着。 霧のため見晴らしは良くなく、晴れるのをしばらく待ったが、時間がないので9時過ぎ岬をあとにする。 えりも岬の集落をすぎると12キロほど建物もなにもない樹

          北海道一周徒歩旅行(第5日目)えりも〜広尾

          北海道一周徒歩旅行(第4日目)浦河〜えりも

          8/3 この日はえりも岬まで約50キロの長丁場となるため、午前6時早めに出発。 浦河の市街地で、厚真町からずっと歩いてきた国道235号線が236号線に変わり、さらに6キロほどで今度は336号線となる。 相変わらず交通量は少なく、歩道はあったり無かったりの繰り返し。 9時過ぎに様似町に入る。親子岩という奇岩を眺める。 廃線となった日高本線の終着、様似駅。ここでトイレ休憩。コンビニで食料を調達する。 この日は風が弱く昨日と比べて蒸し暑い。 やがてアポイ岳を始めとする日高山

          北海道一周徒歩旅行(第4日目)浦河〜えりも

          北海道一周徒歩旅行(第3日目)静内〜浦河

          8/2。バイキング形式の朝食をたっぷり頂き、8時過ぎに宿を出発 静内の市街地を過ぎると国道は海岸沿いギリギリにコースを取る。この日は風が強く白波が立っている。 9キロほど進んだ所にある、廃止になったばかりの東静内駅。待合室とトイレがきれいに整備されている。 右手に太平洋を望む快走路が続く。この日も10時過ぎに晴れてきたものの、海風が入って涼しく、昨日までのうだるような暑さは全く感じない。 20キロ過ぎの三石の漁港付近。日高昆布の産地とあって道端に無造作に昆布を干してい

          北海道一周徒歩旅行(第3日目)静内〜浦河

          北海道一周徒歩旅行(第2日目)門別〜静内

          8/1。この日は午後から晴れて暑くなる予報だったので、6時過ぎ早めに出発。 見通しの良い国道沿いにサラブレッドの牧場がずらりと並ぶ。競走馬運搬車や牧草ロールを積んだ大型トラックが頻繁に横をすり抜ける。 予報通り、午前中は時折小雨が降って涼しかったが、やがて雲がとれて日差しが差し込み、昨日に続きうだるような暑さ。 門別の街を過ぎると静内までコンビニ等無い。自販機も数キロおきに現れる集落にしかない。今日一日で3リットルぐらい水を飲んだかも。 4月に廃線となった日高本線。わ

          北海道一周徒歩旅行(第2日目)門別〜静内

          北海道一周徒歩旅行(第1日目)苫小牧〜門別

          2021年より、北海道を徒歩のみで一周するチャレンジを始めました。 今回は、7/31から8/5まで、苫小牧駅から反時計回りに広尾町まで、約250キロ歩いてきましたので、レポートします。 午前8時15分、スタート・ゴール地点は大阪から交通の便が良い苫小牧駅。気温は23度と涼しいが、この後晴れて30度を超える予報。 苫小牧の市街地を抜け、3.1.1臨海北通という、片側4車線の広い道路をひたすら真っすぐ進む。沿道は運輸物流関連の会社が点在する以外ほとんど何もない。 沼ノ端、勇

          北海道一周徒歩旅行(第1日目)苫小牧〜門別