見出し画像

あなは何呼吸?

今流行の呼吸について、口だけで本当は全集中どころが集中して意識したこともないのではないでしょうか?🤔🤔

ちなみにこのキャラの呼吸はよくはないです🙊

なぜ口呼吸は健康に良くないと言われるのか

呼吸のチェックで最も重要なことがあります。それは「鼻呼吸ができているか?」です。
皆さんも「口呼吸は健康に良くない!」と耳にしたことがあるかもしれませんが、まさにその通で、口呼吸は「百害あって一利なし」です。
強いて利点を述べるとしたら、鼻が詰まったときで も息ができることぐらいでしょうか。
ただ、鼻炎などにともなう鼻詰まりの主な原因は口呼吸にあるので、やはり一利なしと言っても過言ではないと思います。

ただし、強度の高い運動中など、口から呼吸をしないとじゅうぶんな酸素供給ができない場合に ついて例外とします。

まず口呼吸の悪影響についてご紹介します。

口呼吸の悪影響


⑴姿勢が悪くなる

口が開くことで顎が後退して気道が狭くなりす。そのままでは苦しいため、無意識に頭部を前 に突き出して気道を確保します。
俗に言われる「猫背」の原因となります。

⑵睡眠の質が悪くなる

ロが開くことで舌が落ちてしまい、喉をふさいでイビキや無呼吸症候群のリスクを高めます。
睡眠中の呼吸がうまくいかないと疲れがとれず、日中の活動に悪影響を及ぼします。

⑶顔の形がゆがむ

口蓋(上顎)は内側から舌に押されることでアーチを形成します(鼻呼吸では通常、舌は上顎に ついています)。
前述のように口が開くと舌が落ち、舌に内部から押されるはずの口蓋は重力など、外から顔にかかる圧に押し負かされてアーチが形成されず尖ってしまいます。
これにより歯並びの悪化、咬合(噛み合わせ)不全にともなうあごや顔面の形成不全が起こります。

⑷呼吸量が増える

口から呼吸をすると多量の空気が体内に取り込まれてしまうため、酸素過多となり、血中の酸素 と二酸化炭素のバランスが崩れます。
前述の通り、過剰な酸素の摂取は結果として脳や筋肉への酸素供給を減らしてしまうため、パフォーマンスの低下につながります。
〈口呼吸を続けると脳への酸素供給が約半分にまで減る〉という研究報告もある。

以上が主な口呼吸による体への悪影響です。
これらは鼻呼吸をすることで改善しますので、極力、常に鼻で呼吸をするように努めてください。


一方で鼻呼吸にはどんな利点があるのでしょうか。

鼻呼吸の利点

⑴免疫力が強化される

外気が鼻を通ることにより温まり、喉をストレスや乾燥から保護します。また鼻の内部の構造でほこりやウィルス、その他の空気中の不純物の体内への侵入を防ぎます。

⑵一酸化窒素の働きで体温が上がり、血のめぐりが改善する。

鼻腔からは一酸化窒素が分泌されていることがわかっています。一酸化窒素が分泌されることで血管拡張作用、体温上昇、リラクゼーション効果などが期待できるのです。

一酸化窒素は鼻呼吸により空気が鼻腔を通ることで肺と血管に流れますが、口呼吸では肺までじゅうぶんに到達しません。

⑶姿勢が良くなる

口を閉じて鼻呼吸をすることで顎が前に出ます。それによって気道が広がるため、呼吸が楽にで きます。口呼吸の特徴でもある頭を前に突き出して気道を確保する必要がなくなるのです。また舌が口蓋につくことで頭部が支えられて安定します。


⑷体内環境が安定する

空気を体内に取り入れるとき(吸気時)、鼻呼吸は口呼吸に比べて約50%多くの抵抗が発生します。このため余分な量の空気を取り入れることがなくなり、血液中にある酸素と二酸化炭素の交換が円滑になり細胞に適切な量の酸素を行き渡らせることができます。


⑸日常生活や運動のパフォーマンスが改善する

⑵で触れたように、鼻呼吸をすることで血管が拡張し、さらにはの影響が加わり酸素供給が適一

切になることで脳と体が活動しやすくなります。            集中力、動きやすさ、姿勢、免疫力、痛みの改善 など様々な効果が期待できます。

呼吸を改善するための条件として、まず、鼻呼吸は絶対的に必要です。
そのため、口呼吸を早期発見し、治療することが大切になってきます。
なお、口呼吸の予防や鼻呼吸の獲得には歯科医や耳鼻咽喉科の専門医の協力が必要な場合も多く あります。

鼻から呼吸をすることが困難な場合には、専門家の指導を仰いでください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?