チャリ駒形の東京湾奥河川シーバスパターン-8月編
日中のランカー獲りと夕涼みナイトゲーム
今年の夏はとにかく暑い。そこで東京湾奥河川でシーバスを追い続けて20年超のチャリ駒形が、夕涼みを兼ねて真夏のナイトゲームを提案。
「8月は7月同様、河口のデイゲームでランカーが狙えます。ただし暑い。ナイトゲームもおすすめで、日中より釣れる魚のサイズは落ちますが夕涼みがてら楽しめます」
8月はデイとナイトの二本立てで楽しめる。その攻略法を早速、解説していただこう。
「まず、河口のデイゲームは7月と同様、バリッド70 15Gやバリッド90が有効です。狙うタイミングや攻め方などの詳細は7月編をご覧いただくとして、8月以降はトップウォーターも面白くなります。ルアーはスーパーサミー198とスーパーサミー126です」
河口のデイゲームで使うトップウォーターは大型ペンシルベイトが効く？
「使い分けは、ベイトフィッシュがコノシロなら198。イナっ子、コハダなら126。大型ベイトにつく魚はでかい。だからランカーが出やすいんです。使い方はスーパーサミーはダイブが得意なのでダイビング＆ストップ。軽く潜らせた後、一瞬止めて喰う間を与えます。反応がなければドックウォークやロングジャークなど色々試す。高速ドッグウォークも効きますが、喰う間を与えないと誤爆が増えます。あとアップやアップクロスのアプローチで広範囲を探ることも重要です」
バリッドとスーパーサミーを使えば、真夏のデイゲームでランカーに出会える。ではナイトゲームは？
「河口でも釣れますが、夜のメジャースポットは釣り人が多い。自分は比較的空いている小河川や運河に行きます。イナっ子などベイトフィッシュの存在が大前提で、イナっ子が居ればボイルしていることも多いです」
小魚を捕食するシーバスを狙う。使うルアーは？
「ビーフリーズ65LB-Sです。使い方はイナっ子の群れの下を通すイメージで、ロッドを立てるようにあおる縦ジャーク。イナっ子を散らすようにピョンピョンッと横に飛ばすとリアクションで喰ってきます。65LB-Sはロングビルなので縦ジャークを連続しても水面を割りにくいですからね」
ルアーを潜らせるためではなく水面付近のジャーキングでレンジキープするためにロングビルを活用？
「そうです。ノーマルリップのビーフリーズ65Sよりアクションも大きく、セイゴからフッコクラスが簡単に釣れます。ビーフリーズ65LB-Sに反応がないときはビーフリーズ65Sを普通に流しながら巻いて喰わせます。8月は河口のデイゲームでランカーを釣って、夜はフッコクラスでクールダウンがおすすめです」
8月の東京湾奥河川 推奨ルアー
バリッド70 15G
バリッド90
スーパーサミー198
スーパーサミー126
ビーフリーズ65LB-S
ビーフリーズ65S
イナッコパターン：5～8月
イナッコとはボラの稚魚が3～7cmまぜ成長した状態の事で、河口付近で鼻先を浮かべて泳いでいる。
イワシパターン：5～10月
春から秋にかけて漁港や河口などに接岸し、バチ抜けやイカパターンが終わる7月、8月が一番効果的。
イカパターン：5～8月
春から夏のサーフや夜の漁港、常夜灯周りの20cm前後のアカイカやスルメイカを捕食するパターン。
イカナゴパターン：
サーフや河口などの砂地に生息している。夜は砂に潜り、日の出とともに砂から出てくる。全国どこでも。
チヌクランキング：7～9月
夏の港湾部はチヌクランキングが熱い。基本はバス釣り感覚で正面に投げてゆっくり巻くだけ。カニ、エビ、ハゼを捕食しているイメージで、ボトムに当たったら巻き続けず一度止めて浮かせ、また巻きを入れる。
アジング：7～11月
沿岸部周辺でアミなどのプランクトン、イソメやゴカイなどの多毛類、小型のエビやカニなどの甲殻類、またイワシの幼魚といった小魚を捕食している。夕方から夜にかけての漁港常夜灯回り、また早朝沿岸部周辺で活発にルアーを追いかけます。冬～初夏に産卵し、夏～秋は生まれたばかりの小さいアジの数釣りが楽しめ、晩秋～冬に大型アジが釣れるチャンスがあります。
イカメタル：7～9月
ヤリイカ・ケンサキイカやスルメイカをメインに遊漁船で狙い、夜に海面を照らしイカを浮き上がらせて釣るスタイル。基本はエギングと一緒でシャクって誘い、待って抱かす。
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