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まずは、半径1mの人を大切に。ド素人コーチのデビュー戦

数日前、11月下旬だというのに気温25度越えの宮古島。仕事の昼休憩中に妻からのライン。

「空いたときに電話して!」

またいつもの「あれが分からん!どんなにやるの?」的なことかと思ってかけてみた。そしたら声の調子が明らかにいつもと違う。なんだかとっても嬉しそう(笑)

妻「やっと言えた!職場の人に!思ってたことを!」

僕「おー!良かったじゃん!俺も嬉しいわ。」

実はこのやり取りの二日前に、ド素人の僕が妻にお願いしてクライアントになってもらい、初めてのコーチングをさせてもらったのです。

独学でたった2ヶ月しか勉強していない僕がコーチングなんて出来るのか?と思ったけど、妻がほとんど毎日仕事の悩みを話してくるから、日に日にコーチングをしたい衝動が.....笑

まぁ何事にも初めてはあるし、妻にも話して了承を得てからやってみることにしました。



やり方としては、(株)アナザーヒストリーの宮越大樹さんが紹介していた「ライフチャート」を活用してやってみました。

8つの分野ごとに現状を10点満点で採点してもらうものです。

記入してもらったあとの流れとしては、
①満足している分野を1つ聞く
・「具体的には何がいい感じ?」
・「っていうのは?」
・「他には?」
・「いいね!」
などの質問やキーワードを使い、相手の話を広げ、ちょっとづつ心を温めていくイメージ。

②よりよくしたい分野を1つ聞く
・「具体的には何が不満?」
・「とはいえ、その中でも出来てることは?」
・「ここまで口にしてみてどう?」
という質問で、思考を掘り下げる手伝いをしながら、その中でも出来ているところに目を向けてもらう。
ここで仕事以外の分野を選ぶ可能性もありましたが、やっぱり一番の課題は仕事のようで、そのことについて話しを聞いていきました。

③解決像を聞く
・「本当はどうなったらいいと思う?」
・「10点満点の状態って、どんな状態?」
・「今より1点プラスってどんな状態?」
・「そのためにどんなことが出来そう?」
本当はどうなったらいいのか?という解決像に向けて、まずは現状より1点プラスの状態を目指す。そのために出来そうなアイデアをどんどん出す。その中から1つ選んで実際に行動してみる。

とまぁ流れはこんな感じなんですが、いかんせんコーチの力量不足、クライアントも初めての経験、二人の関係性が近い、ということもあってか話しが脱線しまくり(笑)
2時間近くかかってなんとか初めてのコーチングを終えました。

そこから二日後に、冒頭の妻からの電話があったのです。

職場の先輩数名と話している最中に、「今だ!」と思ったらしく、日頃なかなか言えなかった業務への不満や、改善したいことを伝えたそうです。
妻曰く、「ずっと言えなかったことがやっと伝えられて心が軽くなった。伝えてみると、こちらの認識と相手の認識にズレがあって、伝えることでそこに気がつけて良かった」と話していました。

本音で話すことで初めて分かることってありますよね。やっぱり「伝える」って大事。

今回の妻の発言で、不満があっても波風立てないような社内の風潮が、少し変わろうとしているようです。ちょっとづつ良い方向に向かっていくことを僕も願っています。

「勇気をもって一歩踏み出すことで、現実を自分の力で変えていける」
妻の行動から僕も学ばせてもらいました。

今回一番身近な妻にコーチングをさせてもらって、妻が一歩踏み出すところを見れたこと、自分自身もコーチとして一歩踏み出せたことがすごく嬉しいです。
僕が理想とする、「人と人が応援し合える社会」。
その実現のためにまずは、自分の半径1mの大切な人を応援できるようになりたい。そこで勇気をもらった人が、また隣の誰かを応援する。それが連鎖してどんどん広がっていく。そんな社会を作れたらいいな。

今後もこのnoteで、素人コーチの成長記録を書き綴っていきたいと思います。また是非遊びに来て下さい。最後までお読み頂きありがとうございました。


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