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淡い感覚。


先日傘がいるかいらないかの小雨の中を歩いていた時、
ふと自分と周りとの境界がとてもあやふやで、ほとんどその環境に同化してるかのように感じた。

今まで感じたことのない感覚。

ぼおっとしてたのではなく、
頭はとてもクリアでいつものようにあれこれ思考の欠片(仕事や心配事の)が浮かんでいるのに、そのどれにも全く反応していなくて、それらと周りの雨気や光景、音とかを同列に感じているような。

とてもフラットで、何となく淡い心地良さと安心感があって。
それでいて捉えどころなくて意識を向けるとすっと遠ざかるような。

何だったんだろう。

あえて例えると何かの試合中、思考はあっても刻々変わる戦況の中に集中している時に近いかもしれない。
ゾーンとかフローとかいうような。

もしかしたら坐禅のステップの1つかもと思い再現できたらと思うけど、今のところあの時だけの体験。
補足:禅僧の著書などで周りに溶け込むような体験がよく言われている。別にいわゆる悟りとかの特別なことではなく。他にも坐禅中に耳など五感が鋭敏になるとかも。

坐禅のほうは相変わらずで、そういった感覚を体験してみたいとも思いつつ、ただひたすら湧き出る雑念をスルーしようとして時に引き込まれ、脚の痛みに耐えかねて座りなおしたりしている(^^;)

いったい何故しようと思うのか、その魅力さえ満足に判らない。
それでもご縁あって始め、効果も定かでないのに
とにかく今夜も坐ろうと思えていることをうれしくも思っている。

写真は先日撮った秋に咲く十月桜。

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