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ミラクルキュートエンジニア1年目。可愛くてごめんマインドで生きてます。 日記代わりに徒…

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ミラクルキュートエンジニア1年目。可愛くてごめんマインドで生きてます。 日記代わりに徒然を書いてます。

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文章を書くのが好きだったお話

 昔から、文章を書くのは好きだった。  小学生のころは、夏休みに出される作文の宿題が楽しみだった。作文コンクールなんかは、自分から積極的に応募するほどじゃないけど、先生に声をかけられてやってみたりした、地区優秀賞をいただいた、わたしが貰った唯一自慢の賞状と、無駄に立派な盾。賞状は額縁に入れられて客間に飾られている、今でも、たぶん。盾は箱の中に仕舞われたまま、わたしの学習机のいちばん下の引き出しの奥で眠ったまま。逆じゃないかと思うけど、そういう家だ。  中学校では毎年、わた

    • 線香花火のような

      死にたいと言う人ほどそんな簡単に死なないと思っている。偏見だけど。根拠は私。サンプル1。 中学生くらいから、線香花火のような希死念慮が胸の中で小さく、でも確かに存在していた。時々その火花が見えなくなるけど、確実に燃え続けていて、何かのタイミングで火花が大きくなってすべてを持っていかれそうになる。悩んでいる時は些細なことが些細に思えなくて、自分の生活の全てを支配している。何をしていても忘れられなくて、こんなにつらい思いをするくらいなら死んでしまった方がマシだと思ってしまう。私

      • 社会人1年生、修了式

        お久しぶりです、ころころ名前を変えている、私です。今のハンドルネーム(ペンネーム?)なんだっけか、 社会人1年目が明日で終わります。 実感ないよ〜〜だってまともに業務始めたの夏だし、3ヶ月くらい研修行ってたし、私なんにも身につけてないし。ああ嘘、資格は1個取った。 来月から後輩ができるなんて想像できない。 来月から、なんて言うと悠長だけど実際のところ来週だし。ええ、信じられないんだけど。 来週から異動なので、1年生やり直しの気持ち、私だけ留年したみたいな気分。でもちょっ

        • 推し短歌1(仮)

          ドラマとか 続けられない 思ってた 気付けば死んでた 北条義時 大人になってから初めて完走したドラマ、兼、初めての大河ドラマは鎌倉殿でした。ハマりすぎて1人で鎌倉行きました。面白かったです。中学以来歴史の授業受けてない小娘でも楽しめました。 はじめての 新作取り置き 早上がり これで明日も 生きられるかも ストレスが溜まっていたとき、大好きな作家先生の新作が出るという情報に希望をもって必死に生きた記憶があります。 そわそわと 何度もメール リロードし 跳ねる心臓 当落の日

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        文章を書くのが好きだったお話

          私は高嶺の花なので

          まだ家に着かない。さっきナンパされた、たぶん。イヤホンさしてガンガンに音楽聴いてたからぼんやりと話しかける男の声とついてくる気配感じただけ。振り返ったら負けだと思って歩き続けて、改札に入ったらもういなかった。何か大事な落し物したかなって思ったけど少なくとも財布とスマホ、家の鍵は入ってるから別にいいや。 終電間際の駅前を1人で歩いてるのも不用心だとは思うけど、だからといって話しかけていいわけじゃないし、相手するほど暇じゃないし。 今日は甘めの格好だけど足元はスニーカー

          私は高嶺の花なので

          可愛い服着たっていいじゃんね

           会社用の服は1週間分用意してマイ制服として着まわしたいと思っている。一部の部署ではユニホーム上下の着用が義務付けられているらしいけど、たぶん私が配属されるところは私服だ。毎日服を考えるのでなく、適当にいくつか準備をして、自分の中のルールに沿って決定するように運用したい。理由はめんどくさいからが半分と、私のガワをあまり重視してほしくないから。  会社の人には私の外見じゃなくて、仕事を評価してほしい。別に可愛いから加点してくれと言っているわけではない。女だからとか、業務に関係

          可愛い服着たっていいじゃんね

          音楽経験がダンスに負けた話

           最近気づいたけど、音楽を聴きながらリズムを取るとき、エイトで数える癖がついているらしい。たしかに大学時代ダンスをかじったけれど、楽器歴の方がダンス歴よりずっと長いのに、こんな簡単に上書きされると思ってなかった。  高校卒業まで10年くらいずっとピアノを弾いていた。遅く始めた割にそこそこ育った音感に比べて、リズム感は壊滅的だった。四拍子、二拍子、三拍子……拍を取るとき、基本的には四拍子のつもりで脳内カウントを進めていれば間違いないので、苦手なりに「いち、にい、さん、しい」が

          音楽経験がダンスに負けた話

          秋田も悪くないなって思ったりした高3の夏

          4年前,高校3年生の夏,一度だけ高校で野球応援をした.忘れもしない, 甲子園決勝 金足農業vs大阪桐蔭 秋田県勢として第1回大会以来103年振りの決勝進出で地元が沸いただけでなく,全国的にもかなり話題になった.「金足農旋風」「平成最後の百姓一揆」,twitterに流れてきたトラクターと戦車の画像は言い得て妙だと笑ってしまった.流行語大賞にもノミネートされて,県名を冠しているわけでもないのに,秋田の高校の中では全国的に最も有名になっただろう. 私の通っていた高校は共学数年

          秋田も悪くないなって思ったりした高3の夏

          ネットの知り合いと初めて会った話

          1年くらい前、わたしは初めて、インターネットで知り合ったひとと会った。 高校3年の夏だった。大学受験を前にして、友人数人と一緒にSNSのアカウントを作った。いわゆる「勉強垢」というやつだ。最初のうちこそ、「英単語1時間」とか「数Ⅲ3時間」とか、めいめいに頑張って投稿していたけれど、ひと月もしないうちにみんな飽きていて、夏休みが終わる頃には、投稿を続けているのはわたしだけになっていた。わたしの場合、そのアカウントはオープンで、大学説明会で知り合った大学の先輩や、同じ大学を目指

          ネットの知り合いと初めて会った話

          わたしの相棒のお話

           こんばんは、早くもnoteがネタ切れになりつつあるまのです。  わたしは音楽を聴きながら歩くのが好きで、外を歩くときの相棒は誕生日に買ってもらったウォークマン。14歳の誕生日に買ってもらったウォークマンだけど、今も現役だ。去年の夏に買ったiPhoneはぼろぼろなのに、ウォークマンはびっくりするくらい綺麗なままだ。いや、嘘。表面の塗装が剥がれていたり、カバンの中でこすれたのだろう擦り傷があったり、並みに経年劣化している。それでも、結構いい仕事をしてくれる、そうね、バイト先の

          わたしの相棒のお話