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ヒキガエルの新たな習性発見からみる知識交流の重要性

 ヒキガエルの新たな習性が発見された。それは「ヒキガエルが木の穴を巣にする」という習性だ。


厳密に言うとヨーロッパヒキガエルの新たな習性であるが、ヒキガエルが木のウロ(樹が腐食してできた穴)やヤマネ(簡単に言うと山にいるネズミ)用に人間が設置した巣箱に入っている例が何件か報告された。

ヒキガエルの専門家はこの事実をいままで知らなかったが、コウモリの研究者の間ではよく知られた事実であったそうだ。

コウモリも木のウロを住み処にすることが多く、コウモリの研究者たちは木のウロに入っているヒキガエルをよく発見したそうだ。ヒキガエルの専門家でも知らなかった事実を異分野の研究者は前から知っていたのだ。(動物を観察するという点では全く異分野とは言わないが)

こんな話を聞いたことがある。和食の料理人がパティシエと卵料理の話をした際、パティシエのアドバイスを聞いた次の日、和食の料理人がふんわりで上品な美味い卵焼きを作れるようになったということを。

新たな発見というものは決して同じ分野にいる人間だけで発見されるものではなく、異分野の人間から聞いた情報が新たな発見につながることもあるのだ。

色んな業種の人と知識交流することは極めて重要であるとこのヒキガエルの記事を読み感じた。


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