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【閉店を迎えたお店の経緯】

オープン後の動向

私の家の近くに女性ものの洋服や雑貨の古着屋さんがある。

オープンした当初は結構ブランドものがウィンドウ越しに並んでいて
どこかのお金持ちが自分の使わなくなったものを売るために
趣味でやっているのかな。
と思うような品揃えだった。


ところが、日を追うごとに
お店の品ぞろえは「大衆化」して
お店の中のレイアウトや飾り方が
だんだんと雑に
なり、
測り売りのようなボリュームで所狭しと洋服が並び


ブランド物は影を潜め、
高齢者向けの服かな?と思うような商品が
お店の一番前に飾られるようになった。


ウィンドウの端に目をやると、
様々な色や形の手書きPOPが貼ってあり、
そこに書かれているのは本気なのか冗談なのか
なぞかけのような言葉が書かれている。


きっと、少しでも気を引こうと、
お店のスタッフが考えたものだと思う。


そしてついに、先週「閉店セール」の貼り紙が・・・・


オープンしてからずっと変化する経緯を
見続けてきただけに、なんだか自分にも
責任があるように感じてしまった。


改善できたのに


販促やVMDのことを知っているのに
こんな身近な小さなお店を助けることができなかった。
断られても声をかけて提案をすればよかった。

自分の持っている知識を
ちゃんと使えばもっと幸せになれるお店がある。

分かっているのにできなかった。


売上不振になったお店に行って
改善策を一緒に考えて作り直すことはよくやっている。


このお店の場合、まず最初に手をつけなくてはならなかったのが
誰のためのお店なのかということ。

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