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今週のキングダムPART82第722話「前後の呼吸」



はじめに

 今回のキングダムは、激戦に次ぐ激戦。その中で見出した展開が起きます。これ程、過酷な戦いを生き抜く為、苛烈なまでに物語が展開されます。
 多くの人々を失いながらも、勝たなきゃいけない覚悟の差が証明される回となっております。今回も色んな思いを感じながら、読んで貰えたら、嬉しいです。
 詳しく知りたい方は上記のリンクを御確認下さいませ。

キングダム第722話「前後の呼吸」感想戦

第一章 「総力戦」

 前回までの話で、何とか、楽彰の敵陣を突破した秦国軍・羌瘣隊。しかし、その程度では趙の敵陣を抜けたわけでは無く、何ら、問題も無い模様
 羌礼達は、何とか、追いかけ、此処までたどり着きますが、自分達ではどうにもならないとのこと。どうやら、羌瘣には、何か考えがあるようで、呼吸を合わせてから、何処かに向かいます。

 一方、飛信隊の歩兵部隊・崇原軍も、敵陣との戦いに臨み、ここから、総力戦になる様子。しかし、状況は変わることも無く、混沌とした戦いは更なる混沌に進みます。
 やはり、蒙恬が倒れたことが大きく、その痛手は尋常ではないようです。愛閃の話は前回しましたので、御確認下さいね。

第二章 「敵討ち」

 崇原軍が、突入しても尚、状況が変わることは無く、河了貂も、動揺が隠せない様子。それだけ、分厚く手堅い敵に中々、打ち勝てません。
 一方、岳雷の死を知り、悲嘆に暮れる蒼兄弟。仁と淡にとって、彼は亡き父に代わるような大切な存在だったようです。それまで、涙を流さなかった飛信隊の面々に代わって、涙を流します。

 一方の李信や我呂達は、上和龍率いる敵陣の所為で、前に進むことも出来ず、苦戦を強いられた状況を変えることが出来ません。このままでは、羌瘣の思いが無駄になってしまうと思いかけたその時でした。
 放たれた矢、それは蒼兄弟の飛矢でした。彼等が放ったその矢は岳雷の弔いの一打でした。破壊力は正に一撃必殺の一発と言えるでしょう。その一撃で、敵将の一人の雲慶の顔面を破壊します。
 岳雷は蒼兄弟にとって、かけがえのない存在でした。麃公軍に在籍していた彼等の父親・蒼源と彼は深く尊敬していた関係性でした。しかし、戦場で、亡くなってしまった為、たった2人だけになってしまった兄弟を気にかけていました。
 しかし、軍という厳しい世界で、生きる身の上において、贔屓は出来ません。しかし、困ったことがあったら、相談しろよと言う話に、生きていて欲しかったと泣きそうになる位、辛いですね。 

第三章 「掘り進む」

 蒼仁は、仇敵こと、上和龍に放ちますが、完全に効きません。その動きすら、見切る程の実力は、流石、副将でしょうか。
 その隙に、李信は上和龍に、一撃を喰らわせます。彼が倒された隙を見て、上和龍の配下・雲玄を倒す我呂。潮目が変わりつつある飛信隊。
 我呂は、このまま、李信がいるより、前進進むことを進言します。その言葉により、李信達、飛信隊は、歩を進め、前進していきます。
 それに追随するように、河了貂達も、追いかけて行きます。
 
 楽彰達は余裕を崩すことなく、寧ろ、自分達より強い上和龍軍に呑まれるのが、オチという余裕を浮かべていました。
 そして、止まった力尽きたに見えた李信の前に、上和龍・豪座公でした。
 よく頑張ったと言った言いながらも、彼等を一気に倒そうとした刹那、分厚い壁を拓くには、掘り進めればいい。
 呼吸を合わせてなと言った瞬間に、後ろから、羌瘣隊が駆けつけて来たのでした。この流れは正に完璧。これは胸アツ展開の極みですわ。
 いよいよ、勝利が見えて来たこの戦い。果たして、この分厚い壁を乗り越えることが出来るのでしょうか?

まとめ

 今回は岳雷の死が、こんな形ではありますが、奮起する彼等の姿が、描かれていましたね。これまでの最悪な流れを少しでも、断ち切ろうと闘う姿には、グっと来ましたね。
 今回のМVPは何を於いても、蒼兄弟でしょうね。彼等が弓矢を奮う時、それが、きっかけとなって、飛信隊を救う希望の流星になるんでしょうね。
 彼等の攻撃は、強い敵には効きませんが、ちゃんと活かされており、これが無ければ、勝てない盤面も多かったと思います。故に、岳雷の死は無駄ではなく、こんな形ではありますが、繋がっていると思うと余計に辛いですね。
 岳雷が、如何に隊に愛されていて、彼の存在がどれだけ、大きかったかを証明する回だったと思います。本当に死んで良い人間はいませんが、この退場は余りにも、酷な展開でしたね。

 前回、掘り進めて、歩を進めていた羌瘣の目が怖かったですね。どんだけ、頑張ってんねん。血走り過ぎだよ、無茶すんな。その後、まさか、李信の元に向かい、掘り進める戦略は、予想外でした。
 そうなると仮定してないと出来ない芸当ですが、羌礼が知らなかった所を観るに、タイトル通り、呼吸を合わせたということなんでしょうか?
 普通に前を進めると思ってなかったからこその保険でもあったので、2人の信頼関係あってこそなのかもしれませんね。
 これぞ、李信と羌瘣という長きに渡って、戦場を駆け抜けて来た絆の勝利でしょうか?まだ、勝ってはいませんが、ここを抜けだせば、少しばかりの勝機に繋がるかもしれませんね。
 今回の展開は、燃えましたね。面白かったです。あんまり、李信らしいようで、らしくないような?そんな作戦で、蒙恬がやりそうな気がしますが、果たして、答えは出るのかな?
 
それと今の李信は落ち着いているように、見えますね。昔は勢いが先行してたイメージが強かったのに、今は勢いに任せず、冷静に、対処しているように見えます。これが、将軍の抱えるモノの重さと彼の進化でしょうか。今やってる四期観てると余計に感じるので、是非とも、見比べて欲しいです。

 敵の将校は倒せど、上和龍も、楽彰も生きているので、油断は出来ませんが、少しばかりの希望が見えてきました。忘れそうになるけれど、31万の兵がいることを忘れてはいけません。
 
ここを切り抜けても、勝てるわけでもなく、少し楽になるだけで、全然、光は見えませんが、だからこそ、勝って欲しい。勝って、ここだけでも、何とか、乗り切って欲しいですね

 そんな一昨日は、原作者・原泰久先生のお誕生日でした。おめでとうございます。これからも、面白い本作、期待してますね。
 昨年は、色んなトラブルがありましたが、僕は先生の面白い漫画が読みたいです。映画やアニメの監修と忙しくしている毎日ですが、これからも、お元気で、どうか、走り抜けて下さいね。

 そのツイート内に、添付されていた画像にて、桓騎様が居たので、ようやく、彼の出番が来ると言うことでしょうか。それは、とても、楽しみですね。
 まだまだ、油断ならない展開が続く本編ですが、少しでも、希望の持てる展開が欲しい所です

 壁は一体、何を残すんだろうか

キングダムアニメ第4期第9話「紫伯の名」感想戦

 今回は王賁と紫伯との戦いと紫伯の過去が展開されていましたね。個人的に、紫伯の嫁こと、紫季歌のインパクトが凄かったです。
 なんだって、茅野愛衣さんが演じていたのですから、驚きが隠せませんでした。これだから、キングダムはやめられないですね、コココココ。
 彼女の悲恋の様や、儚く報われないキャラを演じることが、上手なこと、この上ないですね。流石、かやのんさんですね。この為に呼んだキングダムスタッフの心意気に、敬意を評します。

 一方、王賁と紫伯の戦いは見事に尽きました。これは化け物というか、あれだけの速さに中々、打ち勝てません。最初はあんなにイキってたのにね。関常の言葉の言うこと聴いていればいいものを。
 一応、関常様も喋りましたが、苦労の絶えないことでしょうよ。本当に上司に恵まれませんなぁ。
 この頃から、王賁は危険な死地に飛び込み、その死地から、逆転勝ちする方向性が特徴が顕著ですね。いつも、大ダメージを受けてないと気が済まないのかと思う程、いつも、傷ついているよね。それが何とも、辛いですね。
 これが逆転劇に繋がることを信じますが、正に父と別々の道を選んでいる姿が、彼の生き様を表しているんですね。その道は正に茨道、果たして、彼は立派な大将軍になれるのでしょうか?

 紫伯の胸に秘めたる狂気がより一層、伝わる回でもありましたね。彼の人生にとって、紫季歌がどれだけ、大切な存在だったのか、それ以外がどうでもいいということが、よく分かる回でした。何より、イケボ。これは間違いない。

 槍を極めた者と槍を鍛えた者。2人の戦いはこれからなので、期待していて下さいね。ここから、先はもっと、凄いので。
 次回キングダム第10話「中華の注目」お楽しみに。

最後に

 今週も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。愉しんで貰えたら、幸いです。
 最近の感想は、アニメがおざなりになってたので、今回はどちらも、しっかりと記載させて頂きました。どちらも、見応えのある展開だっただけに、ついつい、筆が乗ってしまいました。
 今日のアニメも、来週巻頭カラーの本編もどちらも、盛り上がってくれるととても嬉しいです。
 キングダム展行きたかった。

 最後まで、読んでくれた同志はスキとコメント、お待ちしてます。

 フォローとキングダム同盟もお待ちしてます。

 それでは、皆々様、ご武運を!!!!
 
 


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