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4月振り返り 2024.4

4月が終わる!早いです。
青山ブックセンター本店 文庫・ビジネス書担当の神園です。

私事ですが明日から熊本・鹿児島に行ってきます。楽しみです。
旅行記を後でまとめてみようかなと思います。

旅のお供に

4月は雨が多くて、しかも昨年より土日が一回少なく、中々大変でしたが、上の方から聞くと前年越えているみたいで安心しました。昨年の4月はちょうど村上春樹さん、西加奈子さんの新刊が爆発してたので、それも大きかった。(他店さんもそうでは…?昨年は、村上春樹と何かという、まとめ買い多かった印象。)

ビジネス書は3月良かっただけに、4月は(そこまで悪くはなかったのですが、)正直、個人的にはもっといけたのではと思います。反省。
お陰様でイベントの客入りは良かったんですけど、あまり数を打てず。(イベントできるような新刊がなかったです。)
担当して一年経って、良い新刊ありきの受け身の態勢の限界を感じています。

ビジネス書に関して、もっと能動的に企画を組めたらなと思っています。
ビジネスブックフェス?、フェア?みたいなのどうだろう。一本棚かフェアスペース使って、色んな出版社さん巻き込んで、イベントにも繋げたり。
あと、イベントと選書フェアをつなげる「ビジネスブックトーク」のようなイベントを今後企画します。刊行記念イベントに新たな付加価値をつけていこうと考えています。(あとはプレミアムな特別席とか設けるのもアリかもと企んでいます。)

当店大ヒット・三島邦彦さん『言葉からの自由』刊行記念フェア

今月のイチオシコーナー
奥村隆さん『他者といる技法』

文庫は今月のイチオシコーナーを作ってみました。動いてて本当にありがたいです。。
これも、ただこの形で満足しないで、毎月、書評やnote記事とか、プラスアルファなことに繋げられたら良いなと思っています。


今月もnote書きました。装丁写真フェアの記事です。このフェア、昨年に考えていて選書もやってたのですが、展開のタイミング逃していて。
先月のちくま文庫の記事が反響あったので、じゃあこれもnote記事と連動させようということで、やってみました。

うーん、ただ、これはあまりSNSで反響は無かったですね笑 結構自分ではABCっぽくて気に入ってるフェアなんですけど、店頭では動いているので少し安心しました。(あと、これを書いていたらnoteさんが今日の記事に選んでいただいて、読まれているようでありがたいです。)
来月もnote記事とフェア仕込んでいるので、次に繋げていきます!

あと、理想は売上と反響を両立させることです。SNSの反響求めても、売上が立たなければ、あまり意味が無いので、そこは意識してやっていきたいです。


文庫は来月に非常に楽しみなイベントも!山内さんとバービーさんの対談は激アツです。
発売時からフェア展開させてもらって、強く推していたので、イベント開催できて嬉しいです。お客さんより自分が一番楽しみにしているかもしれません笑


終わりになりますが、今月自分が観た・読んだものを少し紹介します。

今月試写で観た『関心領域』映像から音から全てに圧倒されました。アウシュヴィッツ収容所の隣に住むナチス将校の家族の暮らしを描いた映画。
原作もゲラを頂き読んだのですが、これも本当に凄い小説。早川書房さんから5/22に発売。発売したら感想を投稿する予定です。


島田潤一郎さん『長い読書』(みすず書房) 読みました。いやぁ良かった。
みすず書房から出すと島田さんに教えてもらった昨年の冬から、春が来るのをずっと待っていました。
島田さんの書く文章って、コーヒーとかお茶のような味わいを感じます。旨みの中に苦味がある。ジュースみたいな分かりやすい味ではない、粋な味わいの文章です。
「大学の教室で」というエッセイが特に印象的でした。


それでは、4月ありがとうございました。
5月も頑張っていきます!

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