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君は誰と生きるか 永松茂久

書店で見かけ、タイトルと、クリーム色の綺麗な装丁に魅力を感じ購入。読了したので、本の内容を忘れないようまとめておこうと思います!
著者と著者の師匠との会話がまとめられています。会話形式で文章が構成されているため、読みやすく、内容把握が容易だと感じました。「人との出会いは多ければ多いほどいい」「友達は多い方がいい」「すごい!と思える人とたくさん出会うのが大切」。そんなことを意識して今まで生きてきましたが、価値観がひっくり返るような読書体験をすることができました。

印象に残った箇所

「誰かを嫌うことは悪いこと」そんな思いを持っていたとしたら、はっきり言う。この罪悪感はいらない。そんな感情を無意識に抱き、自分の中の嫌いを認めてあげることができない自分はもうやめよう

嫌いな人に使う時間を減らす解決策はただ一つ。好きな人や好きなこととの時間を今の何倍にも増やすことだよ。好きな人との時間を増やせば、必然的に嫌いな相手と過ごす時間も悩む時間もなくなるだろ

集中して本を読んでいるとき、今夜の晩御飯のことは考えられないし、壮大な景色を目の前に感動しているときに、仕事のスケジュールを思い出すことはない。ということは、嫌いな人のことを考えたり悩んだりしている時間は、自分が好きな人、大切な人のことを忘れているっていう、とてももったいない事実がある。そう考えると、これまでいかに嫌いな人のことで、無駄な時間を費やしているかってことになるよね

人のことを考えるのはすばらしいことだ。でもね、それと同じくらい、自分が幸せになるためにはどうしたらいいのかを、もっと真剣に考えたほうがいい。人は自分が幸せでゆとりがあるとき、他の人の幸せを考えることができる。逆に、自分が不幸だと感じているときは、まわりの人のことを考えることができないどころか、他人の幸せが許せなくなる

嫌いな人への接し方や、嫌いな人に対する意識の持ち方という箇所は、印象に大きく残りました。「どんな人からでも学ぶことはある」、「嫌いな人は自分を鍛えてくれる存在」、「嫌いな人と接することを避けるのは逃げである」。そういった考えをずっと持っていたので、仕事の場でもプライベートの場でも、嫌いな人であっても礼儀正しく、好かれるように努力して行動していました。けれど、そうじゃなくていいんだ。好きな人や大事な人との時間を大切にするために、嫌いな人のことを考える時間はなくす。好きな人をどうしたら喜ばせることができるか、そういったことを考えることで、幸せになれる。幸せになれば、他の人をもっと幸せにしようと考え、好循環を実現することができる。
最近、お金をだまし取ってきた人のことをイライラしながら考えていたけれど、そんな人のことを考えるのは、時間の無駄だと気付くことができました。自分を大切にしてくれる人に対して、もっと時間を費やそうと思います。

読んでくださりありがとうございました。

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