【読書感想】いい子のあくび 高瀬準子
━━私の親切をあてにして、ふてぶてしく甘えているの?
見ず知らずの人に対してそんな苛立ちを感じたことは、
恥ずかしながら何回もあって、その度に
「これくらい許そうよ」「心が狭すぎるよ」と自分を窘めていました。
ふと気づいたから、この先大変にならないように先手を打って対処したり、
回避できるように誘導したり。
誰かに頼まれたわけではないけれど、でも気づいてしまった以上は
気づかなかったふりもできないから……と動いてしまう。
そういう人は、他にもいるのだろうと思います。
日常で