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2017年夏 こたちゃんとの出逢いと仔猫たちの里親探し

話はこたちゃんが我が家にやってきた2017年夏に遡る
離れて暮らしていた家族が、我が家に越してきたタイミングで、
あちらの家でご飯をもらっていた野良猫ちゃんたちも共にやってきた。
猫ちゃんたちを捕まえるのにすったもんだあったに違いないし
160kmの道のりも大変だったはず
今思うとよく連れてきてくれたと思う
家族よ、そして猫ちゃんたちよ、本当にありがとう

この時も紫陽花が綺麗な、
初夏、2017年6月だった。

総勢6匹
しばらくすると、その内2匹が妊娠している様子だった
その1匹がこたちゃんだった

こたちゃんは、
野良ちゃんだったということもあるのだと思うけど
とても用心深く
懐っこく擦り寄ってくれたり、
膝の上に乗ってくれるということは、最初はなかった
初めの頃は、自分の存在を人間の前に積極的に出してはこなったように思う

猫は家につくっていうし
いきなり新しい場所に連れてこられたのだから
慣れるのにも時間かかるよね

しばらくすると、
1週間ごとに、2匹のお母さん猫は赤ちゃんを産んだ。
仔猫は総勢7匹
母猫ともに、お互いの仔猫たちを分け隔てなく、
ミルクをやったり、毛繕いしたり、世話をしていた。

私は喘息持ちで、猫アレルギーだったこともあり
猫ちゃんたちがやってきた時は涙、くしゃみが止まらず
最初の頃は自分の部屋に引きこもりがちで
時折遊ぶ程度だった

家族が世話をしてくれていたけど
海外出張は多いし
アレルギー持ちだし
相当な役立たずだったな、、、

少し大きくなると、夜は仔猫たちの安全のために
何匹かに分けて幾つかのゲージに入れていたのだけど
朝、ゲージを開けると
仔猫たちはそれはそれはすごい勢いで家の中を走りまわる。
その様子はほんとチキチキマシーン猛レース。

その後は、仔猫どうしてじゃれあって遊んだり
おもちゃに興奮して飛びかかったり
もう本当に元気で
溢れ出る命の塊
そんな感じの言葉がぴったりだった
(この時にフルリモートワークだったら、日々の成長をそばで見ることができたのに…  残念…)

この愛くるしい仔猫ちゃんたち全員に
我が家にこのままいてもらうことは現実的ではなかったので
9月に入ってから里親サイトに仔猫たちを登録して募集を開始

不安をよそに、想像以上にたくさんの方から応募があって
その中から本当に引き取ってくださる覚悟のある方に家に来てもらい、
実際にお会いして、
仔猫ちゃんとお見合いしてもらった。
(コロナ前だからこんなことできたのだけど)

ありがたいことに2回ほどのお見合いで
我が家に1匹残して、
みんなずっとのおうちに貰われていった。
今もときどきLINEに写真を送ってくださる方がいて
大事にされている様子を見ると本当に本当に嬉しい。
どうか末長く元気でいてね

今書くと前述のような良い思い出しかパッと浮かばなかったけど
これはこれでめちゃめちゃ大変なイベントだった笑

里親募集サイトに登録するために
全員分の可愛い写真を撮り
それぞれの性格や、譲渡条件などを用意して登録。
そして、応募してくださった、たくさんの方々との連絡やりとり。
中には不思議な人もいたが…
本当に猫ちゃんが好きで、
引き取りたいとご自身のコンディションを
細やかに説明してくださる誠意ある方が多く、
その気持ちに応えたいと言う思いもあり、
結構なカロリーがかかってたと思うけど、
苦にはなっていなかった。

あと、仔猫ちゃんと里親候補の方とのお見合いを
どうやって実現すればよいか、
という頭を抱える問題があったが
保護猫を引き取りたくて色々な経験をしてた友人からのアドバイスによってこれも解決。

  • 仔猫にとって移動は大きな負担になるから自宅へ招くのが理想

  • 虐待目的の人がいるから注意すること

  • 長期的に猫を育てる覚悟がある人を見つけること

  • 家に人を呼ぶと言うリスクをあたなが犯すのだから、相手の方にもそれなりに求めても良い、などなど

考えが及ばなかったTIPSをたくさんいただき、お見合いを実現することができた。

母猫たちはどうやって過ごしていたかというと、
家の中で一番居心地の良い大きなソファが気に入ったようで
のんびり横たわって疲れた身体をやすめつつ
仔猫がいる間は、そばに来たら優しく毛繕いし
その光景は本当に尊く美しかった。

暑い夏が終わって
里親探しがひと段落し
秋が深まる頃
母猫2匹は、避妊手術をし、
我が家の猫ちゃんになってもらった


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