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大学に行きたくないと言って、泣く

まじでどうかしてる、
昨日森絵都のカブとセロリの塩昆布サラダって短編を読んだ
その中の世界はもうとっくに狂ってて、みんな平穏を保ってる顔をして生きてるだけだったんだけど、現実だってそうなのかもね

私は素晴らしいこだわりの詰まった一軒家がご実家で、幼少期からそちらに住まわせていただいている 本当に有難いお話だけど、
風呂トイレにだけ壁とドアがあり、その他は光も音も筒抜けの家にプライバシーなんて存在するはずもない
カーテンで仕切られた4畳半をお部屋として与えられて、寝てるのも泣いてるのも全部丸分かり
ええ、子どもを監視しておくのにうってつけの素晴らしいお家です

今日はどうしても大学に行けなくて、でもお父さんがずっと家にいるからおうちに引きこもってることもできなくて、でも本当に嫌で行きたくなくて、泣きながら学校休ませてくださいって言ってきた、もう21歳なのに
キショいという言葉を使うとしたらこういう状況を言うんだと思う ずっとなにかが狂ってる

わたしは感情が昂ると自動的に涙が出てくる体質で、嬉しい時も落ち込む時もよく泣いてしまうのだけど、それは我が家のルールでは許されなかった
家のどこにも逃げ場は無かったから、怒られないように声を殺して泣くようになった

今日学校行きたくないって言ったとき、お父さんはわたしが泣いてることに驚いてて、なんか笑えた こんなに全てが筒抜けの家で今さら娘が泣いてるの見て驚くんだな
わたしは昔からずっと泣き虫なままで何も変わっていないのに、感受性豊かだった子はいつしか情緒不安定な子と言われるようになり、親の顔色を気にするようになり、泣きながら散歩することが日常になった こんなんでいいはずないよ、


こうやって不幸自慢して自分を正当化しようとするところも昔からなんも成長してない、こんなに恵まれてるのにいつまで経っても醜いまま~✌️

この話に特にオチはありません、感情のまま文書くと全部こうなる
ただ落ち着く場所で休みたいだけなのに、なんでこんなに難しいんだろうね

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