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会社情報の確認と判断の仕方

 就職や転職に際して、会社の評判を確認しないで入る事は、個人的に危ういと思ってます。
 ネット上では、見るだけ無意味、マイナス意識の人の愚痴と言う方がおりますが、大抵エージェントや経営者等上位職、今がうまくいっている方の意見でしかないと感じます。

1.会社情報の得方

 会社の情報は、四季報、帝国データバンク、東京商工リサーチ等で、ホットな状態をうかがい知る事が可能です。
 但し、経営状態や何らかの問題を起こしたなど、投資をされている方向けの表立った情報でしかありませんし、民間の情報企業を利用する場合、手数料や会員費を支払う必要があります。
 もし、今いる会社が利用しており(大抵は、与信管理で利用しているはず)、自由に使えるならば、在籍中に見ておくのが一つの手でもあります。

 そうでなくとも、よほど小さな企業ではない限り、ネット上で調べる事も可能ですので、まずは検索してみることです。

 次に、その会社がどういう企業かにおいて、取締役の出自を検索する事をお勧めします。
 ホームページで、会社情報を更新していない、取締役が社長しか載ってないケースがあります。
 取締役が、オーナー一族で占められているのか、銀行や官庁からの出向者や天下りなのか、押さえておくこともお勧めします。出世を考慮するのもサラリーマンとして意識するはずだからでもあれば、家族志向性の強い企業ですと公私混同がありえもしますので。

2.評判サイトの見方

 検索すると評判サイトがヒットします。
 多くのサイトがありますが、問題なのは「鵜呑みにする事」です。

 負の感情をもって辞めていった方は、愚痴や不満になるのは当然です。
 それをどう自分と比較して判断するかが重要なのです。
 理由は、人それぞれなのです。
 ハラスメント一つとっても、その人にとっては、かなり辛辣になってしまった事かもしれませんが、あなたにとっては大したことがないかもしれません。そういった比較判断を文面の奥から想定する力が必要なのです。

 また、そういった負の書き込みができないサイトがある事も理解しておくべきです。
 つまり、良い印象を持たせる書き方しかできないサイトがあり、判断ミスをしてしまう可能性もあります。
 同時に、人事や採用者が書き込んでいるケース、つまり会社アピールに利用している事もあります。前職でも採用を任された若手が、成果を得るために書き込みしていたくらいですし。

 つまりは、その書き込みから、自身が今回の転職や就職にあたり、不利益となる要素がある企業なのか、判断する力が必要なのです。
 だから、鵜呑みにするなと言う事になります。
 多くの情報を収集して、何が正しく、何が嘘か、何が苛烈すぎる内容か、自身が許容できる範囲かを得る判別力が必要なのです。

 私の場合、過去数回の転職を経験しており、その手のサイトを知る事ができたのは、前職の前くらいまでに遡ってしまいます。当時は某有名〇チャンネルしかありませんでしたから。
 感じるに、企業規模や有名度によりかなりの数の違いが出てしまいますが、「火のない所に煙は立たない」どおり、多くの書き込みのある企業は、第三者目線からでも、問題を孕んでいる企業と感じます。
 特に、同じ内容に焦点が当たる書き込みを多く見かけた場合です。

 また、以前いた企業での書き込みを見た事がありますが、部門や支社ごとに大きく社風が異なっていると言う事を辞めてから知りました。
 ある部門では、かなりの劣悪な状況と察しましたが、別の部門はそうでないと言う事です。
 その後、幾度も求人内容を見ると、どうにも「本社だけの取り組みだろ」というアピールしか感じられなかったのです。
 配属後の部門がどうであるかも、判別する力が必要です。

3.私の使い方

 私の場合は、次の事を見ています。
1)交通費等の諸経費をきちんと支払ってくれるか
 過去、何度となく、支払ってくれない企業だらけで、泣き寝入りするしかありませんでした。当然、手元に残る給与は減り、生活ができなくなります。
 働かされた分、きちんと収入を頂けるのかと言った、基本的な事柄です。

2)出勤時間の入力やタイムカード等の勤怠管理がされているか
 勤怠システムの導入もなく、タイムカードもない企業は存在します。前職がまさにそうでした。
 管理職以外は年俸制ではない企業でしたが、勤務時間管理がないので、残業申請もできませんし、実際の稼働時間を証明する手段もありません。

3)ハラスメントの内容と度合いはどうか
 過去、酒の席でハラスメントを受けた事が何度もあります。
 ですので、飲み会強制や定期慣例となっている企業では、ストレスになってしまうため、どんなに魅力的な仕事ができる企業でも避けております。
 これは、飲み好きやワイワイする事が好きな方なら良い印象と感じますが、そうでない方にとっては、長く働く事ができず、パフォーマンスも落ちてしまいますので、千差万別の受け取り方になります。

4)家族主義か否か
 オーナー一族の企業かどうかです。
 会社は経営者のものです。ですので、経営者の思惑が社風にもなります。
 オーナー企業とオーナー一族企業では、全く異なります。
 この点は、混同して書かれてしまう事が多くあると感じ、判断ミスをしてしまいかねません。
 社長=オーナーと言う図式で、独善的で社員を奴隷扱いすると判断される方が多いようですが、会社なんてそんなものかと。
 私が見ているのは、その社長の人となりとして、ネットで氏名検索して、他の記事も見て、仕事ぶりや理想を確認している程度です。
 そして、オーナーとは異なるオーナー一族についてですが、これは経営陣が一族で占められている企業になります。こういう企業ですと、ほぼ昇格はないに等しく、サラリーマンとして旨味のない生活を余儀なくされもすれば、冒頭書いたように公私混同が激しい社風でもありえますので、遠慮してます。
 まあ、実際に面接で一族の方と話しをされて、最終的に判断するのが良い事には間違いはないです。思い違いもありますからね。
 しかし、判断材料として、人事や経理が身内で何年もと言う企業は完全に遠慮はしてます。

 次に、今回転職した企業を題材として取り上げるとすれば、承諾間際に確認したのですが、かなり厳しいというか宗教的に感じられた社員が多くいたようです。
 しかし、実際に入社してみれば、さして私はそう感じてはいないです。
 今までの企業が、むじろ自由すぎたかなという違和感がある程度です。
 恐らく、初めての転職だと、比較対象としての落差から、そう感じる方が多いのだろうと判断してます。

 例えば、外資での就業経験がある人から聞くと、入社前や直後に、かなり多くの書類に目を通し、承諾する事を求められるそうです。
 訴訟が絡んでいたり、言った言わないを事前に防ぐためでもあるのでしょう。それに比べれば、国内資本は、事前に就業規則すら見せてくれない会社もあるくらいですから、その落差感は激しいと思います。
 また、サービス業や建設業だと、毎朝早くに毎日の朝礼や終礼がありもします。そういった業種とそうでない業種への転職ですと、やはり同じような違和を感じるどころかストレスにさえなってしまう方もいるわけです。
 毎日ではなく、毎月か緊急の時だけでしたが、朝礼のあった企業なんて、最初と前職の企業くらいなものでした。部会や課会がある企業は、今の企業だけです。
 色々な環境を経験しているので、この辺りは、特に違和を私は感じない要素になってますが、そうでない方にとっては、強烈なインパクトとストレスを感じるはずです。

4.最後に

 まとめとして、
・自身が今回の転職や就職にあたり、不利益となる要素がある企業なのか、判断する力が必要
・評判サイトは、マイナスイメージの書き込みができないサイトがあり、人事がアピールとして書き込んでいるケースがある
・似た負の内容が多くある企業は、やはりその手の問題を孕んだままであり、それが自身にとって許容できるか否かを判断する必要がある
・会社全体なのか、配属先部門での状態なのかの判断
・社風は、実際に見てみないとわからない

 こんなところでしょうか?。
 私自身、決して会社評判サイトを信じるなとは言いません。むしろ利用すべき派です。
 但し、鵜呑みにせず、判別する力が必要であり、あくまでも情報収集の一つして、それ以外の情報をシャットアウトして判断するなと言う事です。

情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。