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Japan

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July 2022 -
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記事一覧

人の声の魅力はAIには絶対に再現できない

 ここ数ヶ月くらい、AIを使った音楽制作を行ってきた。様々なアーティストのスタイルを模倣し…

Kei Ogino
4日前
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世の若者の常として時間なんて無限にあるものだと錯覚していた

 大学時代、僕は実家からキャンパスまで通っていた。バスとJRと地下鉄を乗り継いで片道で二時…

Kei Ogino
11日前
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完全に放置された状態の極太眉毛がかなり野生的だった

 自炊でカレーをよく作る。普通に好きなのだけれど特に大好物というわけではなく、簡単で大量…

Kei Ogino
2週間前
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ファッションセンスに乏しい人ほど服装にこだわりが強い

 伝えたいことを適切に伝えるためには、その前後の文脈を上手く説明する必要がある。肝心な部…

Kei Ogino
3週間前
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電話で上司を呼ばれた

 食券機で料金を支払うタイプの飲食店でよくお釣りを取り忘れる。普段はクレジットカードを紐…

Kei Ogino
1か月前
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別に理解せずとも「そういうもの」として受け入れておく

 数年前から使っているバックパックの隅の方に"Designed in NY"という小さなプリントがある。…

Kei Ogino
1か月前
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初対面の人と険悪な雰囲気になった

 今日、クリストファー・ノーランの『オッペンハイマー』を見てきた。公開されたばかりの映画をすぐに見に行くのはかなり久しぶりだった。この映画は実在する人物や史実に基づいていることもあり、ノーラン作品に特有の複雑な構成や伏線回収なんかは鳴りを潜めている。しかし、なにしろ長尺で重いテーマを扱っているので、僕はまだ頭の中で内容を処理している途中である。それに加えてこれから観る人も多いだろうから、感想やネタバレは一切書かない。  僕は十代の後半くらいに『メメント』を初めて見た。よく分

頭の中に他人の思想や主張が流されているような感覚

 基本的に集中する時には音楽を聴かない。僕は歌ったりギターを弾いたり作詞作曲をするので、…

Kei Ogino
1か月前
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逃げるというか休憩するという発想

 昔からあまり「旅行がしたい」と思ったことがない。もちろんそれなりに色々な場所へと旅行は…

Kei Ogino
2か月前
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無重力空間へ行くような命懸けの行為

 英語に「ロケット・サイエンスじゃないんだから」という慣用表現がある。「そんなに難しいこ…

Kei Ogino
2か月前
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沢山飲んでも酔えないのは愉快ではない

 最近になって酒への興味・関心が薄れてきた。もともと家で一人で飲むようなこともあまり無け…

Kei Ogino
2か月前
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クレジットカードを拾ったことがある

 書くことがないので「書くことがない」ということについて書く。まず大前提として、生きてい…

Kei Ogino
2か月前
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カメラの前で喋るのは簡単ではない

 カメラの前で喋るのは簡単ではない。僕は一定期間YouTubeを顔出しで続けてきているのだけれ…

Kei Ogino
2か月前
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何を見ても何かを思い出す

 ヘミングウェイの作品で『何を見ても何かを思い出す』(原題は"I guess everything reminds you of something")という短編小説がある。読んだことはないのだけれど、どこかでこのタイトルを知った時「ああ、それは小説のタイトルになるようなことだったのか」と感じた記憶がある。「空は青い」とか「トイレは流れる」みたいに、何を見ても何かを思い出すのは当たり前だと思っていたからだ。「俺か、俺以外か」に通ずるような言わずもがなの印象を受けたのだけれど、