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しいたけ占いの話

「しいたけ占いって知ってる?」
そう切り出すと、一瞬妙な静寂が訪れたことが過去3回程あります。彼女たちも今ではすっかりしいたけ占いのファンですが。笑


私がnoteの存在を知ったのは、占い師のしいたけ.さんの有料記事が読める場所があると聞いたからでした。(生粋のオタク体質なので所謂「推し」ている対象にお金を出すのが大好き)

しいたけ.さんのマガジン購読をきっかけにnoteを利用するようになり、次第に自分でも何か発信してみたくなりました。

そんな訳で記念すべき初投稿は、敬意を込めて、しいたけ.さんについて語りたいと思います。


しいたけ.さんの占いに初めて触れたのは、2016年上半期のしいたけ占いの記事でした。

当時の私は、休職して自宅療養中。気絶したように生きている毎日を過ごしていました。元気が底をついている時って占いを読むのが心地良いんですよね。
『○○座の人はココが長所!』みたいなことを無責任に言ってくれます。私のことなんて何一つ知らない筈なのに手放しに褒めてくれるのです。自己肯定感ダダ下がりの私は、それにすがっていたのです。

で、私の太陽星座は蠍座なんですが。
2016年上半期の蠍座の運勢について、しいたけ.さんがこんなメッセージをくれたのです。


『真剣にはなっても深刻にはならないで。ユーモアや笑うことを忘れずに』


西洋占星術についてお詳しい方は察しが付くかもしれませんが、蠍座って不器用なので何事にも全力を尽くして、物事を深く重く捉えてしまって、他人にとっては些細なことでも「これに失敗したら死ぬかもしれない」と過剰に力んでしまったりする、そんな面倒くさい人達なんですね…。

でもそれは、私にとっては当たり前のことで、自分なりに物事に一生懸命取り組んでいるつもりだったのです。

真面目に、真剣に生きてきたのに。
それなのに、どうして。

どうして満たされないのか。
どうして寂しいのか。
どうしてこんなにも生きづらいのか。



『真剣にはなっても深刻にはならないで。』

この言葉に、ハッとしました。

様々な占い記事を読んで「あなたはここが素晴らしいですよ」とポジティブなことをたくさん言われてきました。
確かに、それらは一時的に気持ちを満たしてくれて、救われた部分もあります。けれど、もっと深い心の奥にまで届くことはなかったように思います。

しいたけ.さんのこの言葉が目に入った時、初めて腑に落ちました。この言葉は、私のためのものだと感じました。(実際は蠍座の人全体に向けたものだと分かってはいるんです。でもそれくらい心に染み込んできたのです。)

私が今までやってきたのって「真剣」じゃなくて「深刻」だったのかもしれない…!と、衝撃を受けました。


今思えば馬鹿げているのですが、私の中では長年「真剣=正義」みたいな精神が根付いていたような気がします。不真面目なことは許されない。ゆるい雰囲気で笑いながら何かをするのは、不誠実なことなんだと思っていました。
ピリピリした雰囲気で緊張感を持って真顔で何かをすることが「真剣」なのだと。いやいや違う、それじゃ「深刻」だろ!と気付けたのです。

常に深刻モードでいたせいで、自分にも周りにも厳しさを求め過ぎていました。笑ったり穏やかに冗談を言ったりする人のことを、不真面目で許せないと思って無意識に軽蔑していたのかもしれません。
だからずっと、誰のことも好きになれなくて、自分のことも受け入れられなかったのです。


しいたけ.さんの一言のおかげで、自分の心の癖みたいなものを省みることができました。
物事に全力で取り組むことは大切だけれど、ユーモアを言ったり笑わせてくれたりする存在も必要なのだと、教えてもらいました。

既に色んなところで言われていると思いますが、しいたけ.さんの占いって占いっぽくないんですよね。心療内科の先生とかカウンセラーとかお坊さんとか喫茶店のマスターとか。人によって印象が違う気がします。
私の認識としては「12人の個性的な住人が住んでいる(双子がいるから13人かな?)アパートの、面倒見のいい管理人さん」ってイメージです。めぞん12的な。笑

人によって、重きを置きたいところって違います。同じ言葉を伝えても、感じ方はそれぞれ異なります。
しいたけ.さんは、12星座それぞれに受け止めやすいように言葉を吟味して、その人にあったおもてなしをしてくれているように感じます。

しいたけ.さん、いつもありがとうございます。心にソッと寄り添うようなあたたかい言葉、しみじみと……否、お茶とか飲みつつ?受け取っています。



つい、熱く語り過ぎてしまいました笑
(まだ全然足りてねーよ!これからだろ!と心の中の自分が叫んでますが、今回はこの辺でおしまい。)

読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートは、創作の糧にさせていただきます。