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LiSAと過ごしたeNcore

※大阪名古屋東京二日行ったオタクの感想文※
※特に綺麗にまとめられているわけでもないです(オチなし)※
※セトリや演出バレあり※


■ドキドキする演出

[eN]と[core]を終えた先のeNcore公演。ベストアルバムツアーの終点として相応しい内容であったのは、観に行ったLiSAッ子ならば理解してくれるであろう。

まず目につくのはそのライブ構成。ツアータイトルがアンコールであるのをうまく活用した見事な策。なんと、開演してわずか二曲(ROCK-mode'18/best day,best way)で「ばいちー」といって袖裏へと戻ったのだ。銀テープ発射だけではなく、「ほんとにほんとにほんとに」でお馴染みな終盤の雰囲気をしっかりと再現した上で帰ってしまったのだから、初見の客はまさに豆鉄砲状態。口あんぐりだ。

そして観客の「アンコール」の声で始まる内容こそが、eNcoreの本編
黒子を用いためくり台など、ライブの小道具にも力が入っており、これがまたなかなか憎らしい演出だった。あのアンコール待ちからアンコール中へと変わる瞬間、誰しもが心躍っただろう。

大きな歓声のもと、飛び出てきたLiSAは、「Letters to U」ジャケット、コニファーイメージしたチュチュ、ライブのアレンジシャツ、そして網ニーハイの姿。

「ライブでは聞いて楽しむだけではなく、見て楽しんでもらえるように工夫を凝らしている」というLiSAの発言通り、その姿は昔から行っている私にとってはとても懐かしく、思い出深く、うれしいものだった。そうやって「昔」を大切にしてくれているのも、ベストアルバムツアーならではなのだろう。



■今を繋ぐ邂逅のセトリ

ギターを手にし、LiSA自身で一曲目として演奏したのは「Believe in myself」

この曲はLiSAがアコギで弾くことによって真価を発揮する。苦渋を舐めていた時代。歌手を目指してがむしゃらに突き進んでいたLiSAのもどかしくも切ない想いがぎゅっと詰め込まれているもので、まさに原点のような曲

それを皮切りに本ツアーで披露したのは全19曲。(間違ってたらごめんなさい)


上記がそのセトリになるのだが、「昔を疑似体験、タイムスリップできるように」という意図通り、懐かしい曲から最新の曲まで。新旧問わず、LiSAをLiSAとして、ロックヒロインとして支える楽曲が散りばめられている。


オーディションで勝ち取ったチャンス。
ガルデモの「Crow Song」「一番の宝物」

デビューミニアルバム。
初めてのラブレターでの「覚醒屋」

Fate、SAOなどのビックタイトルを通して、
LiSAというシンガーを世に大きく知らしめた「oath sign」「crossing field」

リベンジを果たした二回目の武道館
「逆光オーケストラ」

共に闘い、共に誓って決意を固めた
「Rising Hope」

あらゆるeNで縁を深めた
「Catch the Moment」

coreの象徴、皆の硬い意志
「ADAMAS」

今も昔も、そしてこれからもキミと
一緒に作り上げた景色の向こう側へ
「Believe in ourselves」

LiSAとしての活動の軌跡が詰め込まれた本公演。昔を知らない人への紹介のようでもあって、一緒にアルバムを眺めながら思い出話をしているようにも感じさせる、今を繋ぐ邂逅のセトリ


懐かしい曲という意味でいえば、ガルデモが挙げられがちだが、個人的には「笑ってほしくて」をセトリに組み込んだのがグッときた。

というのは、もともとこの楽曲は作曲陣を見ればわかるようにLiSAがデビュー前に活動していたバンド「Love is Same All」で作られた楽曲。(当時は笑っていたくて)

「Believe in myself」に引き続きの「Love is Same All」編曲という流れは、とてもノスタルジックで感慨深くなる。ガルデモより前で、LiSAとして活動するよりも前で、織部里沙としての音楽活動における原点。それを垣間見たような気がしてならない。(本音を言えば「L×i×S×A」聴きたい)


■多くの人に愛される理由

ツイッターでも記載したように私はステージ上で感極まって、涙ぐむ彼女が好きだ。とても人間らしくて、心揺さぶられる。また、本公演でよく涙を見せていた「一番の宝物」が特によかった。

私がLiSAを初めて見た、2011年渋谷公会堂のライブ。あのときもスポットライトの元、涙で喉を詰まらせながら歌っていた。今でも、昨日のことのように思い出せる。同じようなライトの演出のせいなのか、はたまたLiSA自身がその想いを乗せているのか、わからないが、とにかくこの公演では、どうしてもあの時の、あの姿を重ねてしまう。

当時は嗚咽まみれで歌うことすらままならなかった彼女が、涙を浮かべつつも堂々たる風貌で歌い切っているのを見ると、やはり共に過ごし時の経過と成長を感じずにはいられない。

たった一人で家を飛び出し、上京してバンドを始めては多くのオーディションを受け続けた日々。ガルデモへと抜擢され、チャンスをつかんでLiSAとしてデビューを果たし、ファンと共に一つずつ丁寧に積み重ねていった先。

あの孤独と不安に押しつぶされそうだった彼女は、今や多くの人から愛され、そしてロックヒロインと親しまれ、横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナも満員にするアーティストへと進化を遂げた。その事実がなによりも私の心に刺さったのが、この「一番の宝物」であった。

今に辿り着くまで決して、順風満帆ではなかった。初回の武道館を始めとして、困難はたくさんあっただろう。それでも挫けず今があるのは「みんなのおかげ」とLiSAは言うが、そんなことはない。ひたむきでいつも最高を更新しようとする彼女だから、なによりもファンを第一に考える彼女だから、乗り越えられたのだ。

歌はもちろんのことだが、やはり多くの人をここまで魅了して止まないのも、そして私がこれほど色んなもの費やしているのも、LiSAの人柄があってこそ。一瞬でも共にあろうとし、時に人間らしく時に厳しく時に優しく、「愛と思いやり」を持つLiSAだから、私は……わたしたちは、信じてついていける。本公演を通じて、痛いほどそれを思い知る。

ベストアルバムツアーを経て、新たなフィールドへと足を踏み入れた彼女。この先がどうなるのかは誰にもわからない。けれど、LiSAとならきっと見たことがない景色を創っていける。今までも、これからも。LiSAがLiSAであり続ける限り、ずっと。

最高の今日、明日があるんだ
だから行こう キミと一緒に―――「Believe in ourselves」の歌詞より

私にとってのeNcoreツアーはそう確信を持つには、充分すぎるツアーであった。


■ただの惚気話

冒頭で書いたように大阪、名古屋、東京二日間ともデートしてきたわけですが、ほぼ全日程、LiSAちゃんにレスもらえて大歓喜でした。自分が忘れないためにも記載するだけなので、もう読まなくても大丈夫です。ありがとうございました(早口)

【大阪】
「Catch the Moment」の時に、よっちゃんサイドにきたLiSAを見ていたら、私の後ろを指差した後、誰かを探すようにキョロキョロする。なんや?と思ったら目が合う。すると「おるやんけー!」的に私に指差すと、少し離れたところにいた相方と私を指さしながらまるっと描く。(え?わいのこと探していたの????? 本番中だよ!?!?!すき!!!!!!)

【名古屋】
「逆光オーケストラ」の時に、よっちゃんサイドで見てたらパチリと目が合う。私に気付くと、LiSAはにこっと微笑みかけながら、わざわざ私と一直線になるようにステージ最端まで歩いてくる。私は普段タオル持たない民で、逆光のときも腕を回していたら、LiSAが「お前、タオルもってないんかーい!!腕なんかーい!」てな具合に指差した後、持って回していたタオルをわざわざ脇に挟み込んでは、私を真似て腕をぶんぶんしていた。
去り際にはきっちりと「今日は相方の近くで見とるんやな」とばかりに二人交互に指差してグッジョブしてました。うーーーん、女神っ!!

【東京】
一日目は女性エリアの最前だったので、ちょいちょい目が合って書くと1000文字ぐらいいきそうなので割愛。二日目は二曲目の「best day,best way」でこっち来たと思ったら目が合う。わいに気付くとなぜかしゃがんで歌いだして最高だった。バレンタインだし、原点回帰だしということで、懐かしい服を着てきたので、服を見せてアピールするとLiSAも気付いてくれて、ハートマークで手で作ってくれた……。あの瞬間、LiSAはわいの女になったよ……。バレンタインデーにハートもらえるの最高じゃない???

↑こんときの夜の部に着ていたどろどろハートのシャツ↑

という具合にオタクというのは堕ちるところまで堕ちるとこのように大変気持ち悪くなります。自意識過剰と言われればそれまでだけど、自分が幸せならおっけーなのさ。ふっふっふっ。半年ぐらいはこの思い出を胸に生きていきます。

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