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未来側へ援軍を送る。[くま日誌]344号


「未来を生きる」という言葉がありますが、特にこの年末に近づいてきている時期は、今年1年を振り返ってみたり、来年以降の目標を立ててみたりしている方もおられるのではないでしょうか。

私もこの「未来を生きる」という言葉に出会ってから、一年と少し程度経過したでしょうか。

この時期にぴったりの言葉だと思っています。


「未来を生きる」という言葉を理解するにはそれと対になる「現在を生きる」という言葉とセットで理解すると良いかもしれません。

例えば受験勉強。大学生になり夢のようなキャンパスライフを送っている未来を強く想像し、すでに自分の内面の状態としては未来の方に比重が置かれている状態になると、あれだけ苦しかった勉強がむしろ楽しくなってきた・・・

という経験がある方もおられるのではないでしょうか。


これは「受験勉強をする」という現在に比重が置かれている(=現在を生きる)のではなく、未来に比重が置かれている(=未来を生きる)から、こういったことが起こります。

比重が現在にある場合、例えば目標立てたとしても、自然とそれができない理由を頭に浮かべてしまうことになるんですよね。この問題の解消は、比重を未来に変える事がポイントになります。


現在vs未来・・・というようなシーソーを想像してみるとわかりやすいかもしれません。シーソーが現在に張り付いているうちは未来を変えることはできません。これが現在を生きている状態ですね。

「現在」は圧倒的に臨場感がありますので、とても体重が重くシーソーを未来に倒すことは簡単ではありません。

ダイエットしてるのに目の前のポテチを食べてしまった、という事はよくあることですよね。現在にシーソーが倒れ、そこでびくともしないからですね。(笑)


それではどのようにして未来の側に援軍を送りシーソーを未来側へ倒すことができるのか。

それは自分の目指す未来に近しい人と過ごす時間を増やし、未来側の臨場感を高める、ということが方法の一つではないかと思っています。

その意味では、これまでの自分の世界から外に出て、様々な人と話をしてみることが大切ではないでしょうか。そうすると「そのようなことができるのは普通のことかもしれない」といい意味で勘違いが生まれ、それが臨場感となり未来側へ徐々にシーソーが倒れていくことになります。


そしてもう1つ。劇薬ではありますが、物理的に現在の環境を大きく変えてしまうのも、その一つの方法ではないかと最近は考えるに至っています。

震える夜を越えた先に、強制的に未来を見るしかないという状態が待っている・・・という感じでしょうか。

■まとめ
・未来を拓くためには「未来を生きる」ことである。

・未来側の臨場感を高めるために、これまでの延長線上にないことをする必要があり、その一つは新しい人に話を聞くことがある。

・また物理的に現在の環境を変えてしまうことも選択肢の一つである。

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