ハワイのような太平洋の真ん中にある島に、どうやってたどり着いたのだろう。[くま日誌]58号
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ハワイのような太平洋の真ん中にある島へ、人類はどのように到達したんですかね? かなりの冒険だったと思うんですよね。
命がけの冒険をしなければ、絶対にたどり着けないですし、しかも、、しかもですよ、男性だけでなく、女性も複数人いなければ、運よくハワイへ到達できたとしても種が途絶えてしまいますよね。
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ハワイの先住民の方を見るとポリネシア系の人だと思うので、パプアニューギニアとか、ハイチとか、あのあたりの人たちが、集団になって船を出した可能性が高いとは思います。
そう考えると、結構大きな環境変化があって、船を使って新しい土地へ意図的に、しかも集団で移動する必要性が生じたんじゃないですかね。
ミクロネシアの島々は火山島ですので、大規模な噴火が発生し、島民全員で他の土地を探しに出たんじゃないかな。
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そんなことを考えながら海流を調べてみると、黒潮が太平洋の方に流れていき、北太平洋海流と名前が変わります。その後南下し、北赤道海流とさらに別の海流になるようなのですが、そのあたりでハワイ周辺に流れていました。
上手くこの海流に乗れれば、ハワイまで(運が良ければ)たどり着ける可能性はありそうです。
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距離も見てみます。だいたいですが、ミクロネシアからハワイまで、このルートだと、およそ4,000kmくらいですね。あとは船の速度を1日100kmと想定して、だいたい40日くらいで到着できる計算となります。
この海流は非常に速いらしく10~20kmのスピードで流れているらしいので、悪天候などを考慮しても40日あれば、十分到着できますかね。
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後から調べてみれば、なんとなくイメージがつきますし準備もできるのですが、初めてハワイまでたどり着いた人たちは、もちろん、そんなことはできかなったわけで、本当に命がけの冒険だったでしょうねぇ。
火山が噴火する前に、島に流れ着いてくる流木をみて、ひょっとすると海の向こうに島があるかもしれないと想像をしていたのかもしれません。
そして火山が噴火し、火山灰などにより住んでいる島が壊滅的なダメージを受け、徐々に沈んでいく。。
このような環境が1~2年続き、島では状況打破のための打ち合わせが続き、最後は、ありったけの準備をして航海に出た。。
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こんな感じだったのかもと想像したのですが、
事後的には「あいつはハワイに住んでていいなぁ」とか「新しいユートピア見つけて運がよかったね」とかって思うわけです。
ですが、これは、なにもハワイの件だけに限ったものではありません。
多くの今目の前にあるサービスや商品が、このようなハワイへたどり着いたミクロネシアの人々のように、大きな冒険を経てたどり着いたということは常に想像しておきたいものですよね。
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このように時間と空間を超えた想像は、自分の目の前にある当たり前が、実は大きなリスクを伴う冒険の結果、もたらされていることに気づかせてくれます。
誰かが勇気をもって船を出したのです。
この思考が結果として自分に豊かな人生をもたらしてくれるのだと思っています。
■まとめ
ハワイに初めてたどり着いた人は、命がけの冒険を経てユートピアへたどり着いたはず。
この構図は、今目の前にあるすべての商品やサービスに関しても言える。誰かが命がけの冒険をしたのだ。
このような思考を持つことで、より充実した幸せな人生を送ることができるのだ。
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