SaToMansionというバンドを知っていますか?(というところから)

今、SaToMansionに何が起こっているか

バンドの活動というものは、大変だ。

インディーズバンドを少しでも追ってきた人ならわかると思う。

スタジオ代を払って練習、余った手売りのチケット、ライブハウスにノルマを払う、「凄惨な清算」なんて笑ってる場合ではない。バンド活動の合間にバイトで得た給料はバンド活動に消えて行く。売れないバンドマンの当たり前の姿はそんなものだ、と思っていた。

 SaToMansionのギターであり四男の佐藤伸之さんのブログは、そんな旧態のバンドマンの在り方についての問題点を書いている。

http://satomansion.blogspot.com/2019/12/blog-post.html

 SaToMansion(以下、サトマン )はバンドの活動を広げるために自らのYouTubeチャンネル、サトマンTubeを開設した。伸之さんが以前ブログでも書いているが、これは順調にいけばバンドの活動資金にもなる。アーティストが自身のYouTubeチャンネルを持つことは珍しくないと思うが、「ユーチューバーになる」となるとまた意味合いが違う。最初は、正直、意味がわからなかった。でも、彼らは本気だった。伸之さんのサトマンTubeについて書いたブログを読めばわかる。サトマンがどれだけサトマンTubeに真剣に取り組んでいるか、そして今なぜサトマンが追い詰められているのか、そのブログを見ていただければわかるだろう。

http://satomansion.blogspot.com/2019/12/tube.html

つまり武井壮さんの指令の、チャンネル登録数が年内に1万にならなければバンドは解散?に乗っかってしまったのだ。

なんて、馬鹿げたことを。解散なんて言葉を簡単に言ってほしくない。そんな他者に言われたことを軽く受けてしまうなんて、なんて馬鹿げているんだろう。本人たちも解散を望んでないし、ファンは悲しいだけだ。活動を広げていくために始めたYouTubeチャンネルで解散に追い込まれるなんて本末転倒だ。

なんとなく笑いながら宣言したこのチャレンジのために、今、住人と言われるサトマンファンが必死でSNS等でチャンネル登録を呼びかけている。バンドも12月になり、やっと危機感を持って、サトマンTubeの更新の頻度を上げて、武井壮さんに声を掛けたり、Twitterで呼びかけたりしている。じわじわとチャンネル登録数は増えているが、今これを書いている12/7の21時時点で5410人。たしかにペースは上がっている。でもあと4590人。個人の力だけで広げていくのはなかなか厳しい状況だ。特に事務所に所属しているわけでもない、大きなフェスに出ているわけでもない、多くの人が目にするメディアに登場するわけでもない。全国区で言えばはっきり言って無名のバンドだ。こんな言い方してごめんなさい。でも今の音楽シーンにおいて、良い悪いではなく、有名か無名かといえば、無名に近い。

ただ一人の住人にすぎない私に何かできることはないか。ただその思いでこの文章を書いている。誰かに届け!広がれ!もっと知ってほしい!その思いだけだ。とにかく多くの人に知ってもらわなければ始まらないのだ。

 SaToMansionって何者?って人へ

 SaToMansion、通称サトマン 。岩手県二戸市出身。2015年11月東京にて結成。

画像1

長男 Ba.佐藤幸城
次男 Dr.佐藤英樹
三男 Vo.Gt.佐藤和夫
四男 Gt.佐藤伸之

全員、佐藤。実の四兄弟ロックバンド。

え?実の四兄弟?しかも全員イケメン?とりあえずその初期設定だけでも珍しい。2人兄弟のいるバンドはけっこういる。オアシス、レディオヘッド、ジーザスアンドメリーチェイン、チェッカーズ、BUCK-TICK、最近ではフレデリックとか、RIZEもだね。他にももっといる。3人はビーチボーイズとか。でも4人全員とは。それだけでもジザメリもレディへも超えた。

アー写を見ると、長男は1、次男は2、とナンバリングされていて、初めての人にもわかりやすい。ちなみにファン用に「5」のTシャツもあります!

曲もいいです。聴いてもらうのがてっとり早いですよね。

初めの方に見て聴いてほしい「RUNAWAY BOY」


高校野球岩手県大会テーマソングだった「VOICE」。後半の展開がすごい盛り上がる。1、2、3、4!


サッカーのいわてグルージャ盛岡の「FLY AWAY」!


またのんさん出演のCMで「1/3の純情な感情」のボーカルに和夫さんが起用されたり、いわて応援ポケモン「イシツブテ」のテーマ曲も歌ったり。

などなど、岩手県に関するタイアップ曲が続いている。特にのんさんのCM曲は、サトマンTubeでカバーをいろいろ演奏していることからオファーがあり、和夫さんが歌うことになったようで。YouTube活動が音楽活動にちゃんと繋がっているということ。

2018〜2019年、特に岩手県内の活動がめざましく、県内のテレビ番組やイベントでも目にすることが多くなった。岩手県民で、サトマンの名前や存在くらいは知ってる、って人は多いと思う。つい最近まで私もその1人だった。

2019年のいしがきミュージックフェスティバルのライブはイシツブテやグルージャ盛岡のキヅールたちも来て、岩手を背負っているバンドを感じた。私はこのライブで本気でファンになった。遅いですスミマセン…。にわかじゃないかと思われるかもしれない。でもついこの間好きになったのにいきなり解散の危機と言われていてもたってもいられないのだ。(もっと前からの住人さんはもっと思いがあると思います。)こんなにいい曲を作って、メンバーのキャラも良くて、岩手を盛り上げてくれるバンドを解散させていいはずがない。来年はきっともっと売れる。きっともっといい曲を作る。いいアルバムを出す。そして全国にファンが増える。そんな未来があるはずだ。

事変は起きるのか?

ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。サトマンを知らない人、そしてサトマンが今置かれている状況について、もっとたくさんの人に知ってもらいたいという思いでこの文章を書きました。

そんなチャレンジをするなんて馬鹿なバンドだ、と思った人もいると思います。それでも知ってくれる人が増えたならうれしいです。

サトマンは2020年1月4日に地元、岩手県二戸市で凱旋ライブを行います。「南部事変」と名のついた1000人規模のホールのライブ。これが事変になるのかならないのか。

みんなが笑って迎える凱旋ライブになることを願って!






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