見出し画像

週刊#揚物クラブ 「オリーブ油一択で」

画像2

第003回目 家で揚げるなら「オリーブオイル」になる

 頑張って週に1本と思っていたが、1週間を越えてしまった、反省。先週に引き続き、いろいろと揚げてみた。基本的には、身近な魚介などを揚げている。今週も、スーパーマーケットで見つけた北海道からやってきたイワシを買って、三枚におろしてフライにして食べた。

画像2

油は、オリーブオイル一択。

 家での揚物は、小さな鍋かフライパンに少量のオリーブオイルが基本。常備している油は、オリーブオイルと胡麻油、亜麻仁油などで、加熱用にはオリーブオイルと胡麻油を使っているが、揚物はオリーブオイルの一択になっている。酸化しにくいのと、揚った時の香りや味わいが好きというのが主な理由。また少量の油で揚げているのは、量もボリュームも少ないので無駄なく、油も食材も使い切ろうと思っているからだ。本当は大きめの鍋にたっぷりの油で揚げてみたい気もするが、そこはプロに任せて食べ手に専念できる時の楽しみとしている。

イワシを揚げたついでに、ササミのフライも。

 イワシがメインの夕食に、少しだけ鶏のササミもプラスしてみた。油の量は、さらに少なくなって揚げ焼きのような状態。これくらいの量ならこれでもいけるかなと。使ったオリーブオイルは、カルボネール。お姉さんのイラストが気に入っている。ちなみにエキストラバージンオリーブオイルは、サラダやカルパッチをはじめ料理全般に使っている。揚物には、カルボネールやボスコを使う。

画像3

画像4

 器に取りながらなので、数が合っていないが、2種類の揚げたてを食べた週末の夕食だった。揚げる組み合わせを考えるのもなかなか楽しい。

今週のお気に入りは、ベーコンからのジャガイモ。

 先日、鶴見の「レストランばーく」で厚切りベーコンかつというすごいメニューを食べたのだが、ベーコンを揚げるというのがなんとも新鮮で、敬意を込めて家でもちょっとやってみた。といっても、使ったベーコンは自家製のもので、冷凍保存していたので少し厚めに切って、パン粉をつけて揚げてみた。脂身のしっかりと入ったベーコンが、いい感じに上がった。これは、かなりうまい。「レストランばーく」で食べたものとは、別モノのマニアックなフライになった。

画像5

香りが移る味わいを知る。

 ベーコンといえば、ポテト。野菜室の中にじゃがいもを探した。何種類か入っていたので、品種は失念したが、洗って芽を取って切ってから、塩コショウで味をつける。小麦粉、溶き卵、パン粉と進み、ベーコンフライの鍋で揚げてみた。これがうまかった(じゃがいも揚げたらうまいに決まっているのだが)。さりげなく身に纏ったパフュームのように、ベーコンの香りがほんのりと感じられる。いやあ、お酒も進んでしまうんですね。話はお酒に向かってしまいがちだが、油はオリーブオイル一択という話だった。この先は、揚物にまつわる話に変わる。

画像6

今週もオーガニック系のパン粉でした。

 小麦粉、生イースト、食塩と国産の原材料にこだわったパン粉を発見したので使ってみた。「材料3つ!の無添加パン粉」というのが商品名だね。近所のオーガニック系スーパーマーケットで入手した。200g入りで172円だった。細かすぎず、粗すぎず、小さめのフライにもいい感じだった。また機会があったら使ってみようと思った。イラストは、Mio Kagotaniさんという方が描いているようでパッケージに記されたクレジットを見つけた。

画像7

夏の終わりに揚物で日本酒を。

 近年、あまり飲んでいなかった日本酒がおいしく感じられる2021年の夏の終わりである。あまり飲んでいないので、詳しくないのだけれど、月山がっさんの芳醇辛口純米(だったと思う)、琥泉こせん 純米吟醸 無濾過生原酒、一本義 秋之純米ヒヤオロシという流れで(1日二合限り)揚物と飲んでみた。うまいなあと思うのだが、量がドンドン増えていきそうで怖いので、数日控えてみたりしている。いや、まじうまいです。パン粉とか、お酒の話で油売ってんじゃないよ、と言われそうな駄文にて。そういえば「油を売る」って調べてみるとおもしろいですね。

画像8

画像10

画像9



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?