あの子が大好き でもさ、あの子の全部を知りたくないの あの子の全部は受け入れられへんの 私がちっぽけやから でも、あの子と過ごした時間 全部を覚えておきたいな あの子がだいすきやから あの子の全部は受け入れられないのに おばあちゃんになったら あの子と過ごした時間はどこいくんかな きっと 儚い幼少期の記憶と同じ箱の中 だって あの子といると私はいつまでもこどもだから
最近やたらみんなが「気まずい」「気まず」「きまZ」と言っているけど、自分が気まずさを感じるタイミングと違いすぎて謎がやった。でも、気まずいってあるユーチューバーの口癖やってんな！にしても、「気まずい」が流行語になることで、気まずい認定するハードルが一気に下がっている気がする。
最近、鬱々としていた。生き生きと生気に満ち溢れているときが100%とすると、この頃は生気20%の低空飛行を続けていた。こっちの浮き沈みなんてなんのその、「人間失格」はいつ開こうとも余裕で生気マイナス20%を見せつけてくる。普段の私なら、葉蔵の絶望が余すことなく監禁された文章の温度感と合わず、メンヘラの愚痴を聞いているようで息苦しくなる。少し進んではパタンと閉じて、というのを繰り返すにとどまるはずだった。 でも、私の内面世界が正気20%にまで暗転し始めると、「人間失格」はじめ
乱交パーティーや強姦といった心底胸糞悪い場面が描かれた小説に入り込んでしまったときに、ふと顔を上げるとそこは大勢のモロッコ人が和気あいあい会話を楽しんでいるカフェにいる。あれ、どっちが現実世界？
大好きなあの子との１ヶ月ぶりに東京で再会した。あの子との東京滞在はずっと前から計画していて、二年間、あの子と一緒に暮らしたお家を離れてからぽっかり穴が空いた私は毎日東京に行くまでの日数を毎日カウントダウンする「もういくつ寝るとお正月」状態やった。待ちに待った再会は、3日間という限られた時間やった。しかも、次会えるのは一年後。私もあの子もそれぞれ別の場所に留学することが決まっていたから。今までこんなにも別れが辛いと思ったことはなかった。人と別れたあとずっと涙を流すことも初めてや
21歳。成人一年生。 大好きな人たちの心踊る気持ち、目を背けたくなるような葛藤、ぜーんぶ受け止めて彼らの理解者でいたかった。彼らが求めている言葉をかけながらも、自分が思っている以上に小さな器から彼らの思いがこぼれ落ちる。残ったのは、がらんどうになった私。気力がなくなって、何も手につかない。どこいったの、私。 大人になったつもりやったんよ。周りから「見た目や動作は子供っぽいのに、意外と大人だよね」なんて言われることが増え、そう？なんて調子よくなってしまい、褒められた像に自分
私は、起きてから1分ほどで家を出ることができる。 私は毎日、同じデザインのワンピースしか着ないし、化粧もしないので、外出の準備に時間がかかる理由がない。とはいえ、毎日が忘れ物祭りなので一回で家を出てから目的地に真っ直ぐ辿り着けた時には自分を褒めてやりたい始末。 私はもともと毎日鏡の前で、服選び、アクセサリー選びに夢中になっていた。だから、毎日気分に合わせてクローゼットから服を出しては一人ファッションショーを開催して新しい自分を見つける楽しさも知っている。そして、出先で鏡に映
「わかる！」 この言葉は、相手の話に対して共感を示す時に使われる。学校やカフェのような社交の場では、「わかるわかる」「あああわかるなあ」、「いやあめっちゃわかる！！！！！！！！！！！私も同じこと思った！！！！！」というさまざまなニュアンスの「わかる」が飛び交っている。私は周囲から聞こえてくるこんな共感の嵐にいつも飲み込まれたり、つまづいたりしている。ただそんな私も「わかる」の使い手なのが味噌なんです。（小声） 「わかる」という言葉は、とにかく共感が込められていると思う。「
