斜里町役場と知床財団がごっちゃになってわかりにくいんですけど
「斜里町役場と公益財団法人知床財団の違い」についてよく訊かれます。
どうしても、どうしてもごっちゃになるんですよ…
こんばんは。斜里町役場環境課の寺屋です。
知床で森を作っているのは知床財団ですが、斜里町からの委託業務でして…
まず、知床で森を作っています。しれとこ100平方メート運動といいます。
みなさん、そこまではOKと言ってくださいます。
問題はここからです。
森づくりの事業主体は斜里町役場です。そして、現場の森づくり作業を知床財団に業務委託しています。
知床財団とは?
知床財団のホームページを見てみましょう。
設立趣意書にこう書いてあります。
「運動が当初設定した目標」は、土地の買取保全のことです。継続した森づくり・生物相復元と適正な土地の公開をするために知床財団はつくられたのです!どん!
そういうわけで、みなさんが知床に来てお話するのは、知床財団のかっこいい制服を着た人たちなのです。
知床財団は、運営のために寄付を募っています。斜里町や環境省から仕事を請け負うだけではなく、独自に動植物の調査をしたり、来訪者へのレクチャー、ウェブ発信をしたりもしています。
私も賛助会員です!応援してます!
知床財団さんのホームページを見ると、知床財団の活動のひとつに森づくりしてます!と書いてあります。
そうです。実際に現場で手を動かしているのは知床財団さんです。現場が一番えらい。応援してます。
そして、しれとこ100平方メートル運動のホームページを見ると、こちらも森づくりしてます!と書いてあります。そうです。寄付金は斜里町がふるさと納税で集めて、そのお金を知床財団に業務委託しているのです。
ここです!
ここがわからないんですよ!
じゃぁどっちに寄付したらいいんだろう?と思いますよね!?
答え、言っちゃいます。
お答えします!
どっちにも寄付ください!!!
ごめんなさい。でも本音なんです。私も両方に寄付してます…。
寄付先のえらびかた
とはいえ説明が足りなさすぎるので、「こういう考え方もあるよ」という選び方をご紹介します。
①税金の控除が気になる方
ふるさと納税がいいか、公益財団法人への寄付控除がいいか、計算結果が人によって異なるので、計算して検討してもらえばいいと思います。
②森づくりにだけ使って欲しい方
斜里町のしれとこ100平方メートル運動にご寄付ください。
③違う!現場を応援したいんだ!な方
知床財団にご寄付ください。
④ふるさと納税の返礼品が欲しい方
申し訳ありませんが、しれとこの森づくりへの寄付には返礼品がありません。
その他の斜里町へのふるさと納税をお選びください!
⑤斜里町を応援したいんです!な方
ありがとうございます!
ふるさと納税をご検討ください!
⑥野生動物を直接助ける業務に寄付したい方
知床財団さんに寄付した方がいい気がします。
それでも両方に寄付した方がいい理由
では、私はなぜ両方に寄付しているのか? の話もします。
まず、知床の森づくりを応援したいので、しれとこ100平方メートル運動に寄付します。斜里町職員たるもの少なくとも一度は寄付します。
公務員でも、自分の自治体にでも、寄付はできるので…。
そして、現場の頑張りもわかります。
ちょっとこれは情報発信する私の力不足もあるんですけど、現場の頑張りが一番わかるのは現場なんですよね。ちょくちょく知床に行って、委託元の私も一緒に森づくり作業する機会があります。
作業はともかく準備、片付けまでは最後までやってません。計画して、消耗品やら購入して、車両を手配して配車を考えて、使用する無線機を確保してスタッフをそろえて、試しに作業してみて、ボランティアを募集する記事を書いて応募を受け付けて、何が必要かどんな作業か案内して…。なかなか なかなか 大変なので個人的にも応援してます。
しかも知床財団に寄付するとSEEDsという面白い冊子も送られてきます。読み物として大変面白いのでオススメです。
また、しれとこ100平方メートル運動(斜里町)に寄付すると、しれとこの森通信という冊子が送られてきます。森づくりへのご寄付に対し、翌年にこんな森づくりをしました!とご報告する冊子です。
バックナンバー公開中です!
両方手に入れて、しれとこの詳しい情報を両方手に入れましょう〜!
以上です!
読んでいただきありがとうございました。
【しれとこ100平方メートル運動の森・トラストWeb媒体】
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