米畑(コメバタケ)

何も内容がないような日々を送る自分と誰かに拠り所を

米畑(コメバタケ)

何も内容がないような日々を送る自分と誰かに拠り所を

最近の記事

独り言

元気そうでよかったよ。もう遅いから帰ったらお風呂入ってすぐ寝よ 朝は何食べる?ご飯なら炊いておくから そのあと何処かお出かけする? 家にいたい?そっか じゃあお昼は何かおいしいものを作るね。 食べなきゃだめだよ、すっかり痩せちゃって もう大丈夫だよ。一緒にいるから うん、そうだね、ありがとう、ありがとう。 情けなくてごめんなさい。

    • 大丈夫

      何もすることなく、ただ天井を眺めて今日を終わらせてしまった君へ。もう今更怒ったり、情けなくなったりすることは諦めたよ。君は何回も今日のようなことを繰り返しているし、そもそも怒られて改善するタイプじゃないことも僕が何よりもわかっている。どちらかというと褒められて伸びるタイプだろ、君は笑 気持ちはわかる。不安を目の前に感じた時に何も出来なくなってしまうこと。何から手をつければいいのかわからず、例え何かをやったとしてもいまいち身が入らない。今日に関しては楽しみの自炊すら食べたいもの

      • 日記❻

        果たして今のままで大丈夫なのだろうかという不安に苛まれる日々を送っている。ふとした時に襲われる不安という言葉があるが、状態としては真逆でふとした時に現実を忘れられるといったところだ。 アメリカの田舎に行きたい。鬱屈とした日照りの中で緩くなったビールを飲んで静かにいなくなってしまいたい。

        • 日記❺

          頭が痛い、全身が気だるく、末端に疲れが溜まっているような感覚。二日酔いだ。日に日に二日酔いがひどくなってくる。酒を飲んだ次の日の朝からバリバリと動ける人は本当にすごい。鉄人だ。 今日はあまり言葉が出てこないな。頭がぼんやりしている。最近したいことは何もしないという選択を取ることだ。

          日記❹

          負けたくないという気持ちだけはある。しかし、何で勝負しているのかはわからない。お前は間違っていると叫びたくなる。そういう態度をひけらかす人間も嫌いだ。本当の勝負は口に出してはいけない。負けるなら逃げて負けたい。逃げていれば、負かされるまでは勝つ可能性があるからだ。 テレビをつけても気が滅入る。どこかで食事をしても気分が悪くなる。最近は水か酒かを飲んで女と話している時が一番落ち着く。誰でも良くなった。くだらない話をずっと続けてほしい。おそらく私はイライラしてくるだろうけど、そ

          日記❸

          承認欲求の爆発だ。認められたい。一目置かれたい。一番になりたい。愛されたい そんなに悪いことなのかね、これは 多分これは悪いことというより生きていく上でしんどくなっていく要因なんだと思う。常に他人と比べる人生。しんどいね。 ああ、誰かに愛されたい。それに見合う愛を自分の中に見出したい。誰も傷つけたくない。 思考がまとまらない。人の話が頭に入ってこない。

          日記❷

          今日になって急に寒くなってしまった。一週間くらい前までは半袖で過ごしていたというのに、今日はトレンチコートにニット帽まで引っ張り出して学校に向かう。これ冬来たら耐えられるのかな自分、などと不安になる。 ああ不安が多い。人が怖い。人間のことが好きで好きでたまらないから、人が怖い。自分から出る言葉で誰かを傷つけてはいないだろうかと考えたらその場でうずくまって吐いてしまいたくなる。だから最近は常に胃のなかを空にするように心がけている。そうしていたらこの間、自転車に乗りながら大量の唾

          日記

          始まりましたよ、完全不定期日記のお時間です。最近気になってる子にエッセイを書けと言われたのでとりあえず書いてみようかと思った次第です。多分続きません。溢れ出る時しかnote書いてこなかったので。 最近は人に会っても何を話せばいいのかわからないことが増えてしまった。そもそも会話ってなんだ。何か新しい知識を得るためなのか、楽しく過ごすためなのか、刺激を得たいのか。目的で考えたとき、僕から与えられることはほとんどないことに気付いてしまった。与えるものがないとわかったら死にたくなる

          タワー

          そいつは「タワー」と呼ばれていた。山形県上山の小さく美しい教室でのことだ。盆地に囲まれた僕たちの町は平家がほとんどで、みんなどこかしらのそこそこな大きさの一軒家に住んでいた。数年前に街にある唯一の駅の近くに高層マンションが建った。田舎の盆地に突如生えた異質なマンション。ゲームの世界だったら確実にラスボスのステージ、タワーと呼ぶにはふさわしいものだった。「タワー」は小学二年生の時に千葉県から引っ越してきた子だった。本名は藤原智樹。転入してまもなくして彼があのマンションに住んでい

          夜中の電車③

          目覚めてからかなり時間が経ったように思う。思うとしか言えないのは車窓からの景色はずっと真っ暗で何も変わらないからだ。そしてあいにく僕は時計を持ち合わせていなかった。車内をもっと観察してみよう。他に特にやることもないのだし。 内装は阪急電車にとてもよく似ていた。ただ、二車両しかない。運転席を覗いても誰もいなかったが不思議と恐怖を感じることはなかった。なんとなく、正しいあるべきタイミングで電車はブレーキを踏むだろうと確信していた。とにかく記憶を取り戻さなければ。もしかして僕は死ん

          mania

          梅雨だというのによく晴れた日が続いていた。いきなり夏が始まったような気がして、僕はまだついていけてない。蝉がいないよく晴れた夕方は静かで、部屋の中にいると世界から誰もいなくなってしまったかのような気がしてくる。 本当に誰もいなくなってくれればいいのに。もう疲れたんだよ。なにもない空白を見続ける日々に。先行きが見えないまま明日の朝を待つ夜に。 得体の知れない不安を人に伝えたくて言葉を覚えてきたけど、うまく届かなかった。無意味なことだったんだ。結局自分のことは自分にしかわから

          夜中の電車②

          僕が誰かを考えてみよう。まずは始まりから思い出すんだ。記憶はあいまいだけど、きっと思い出せるはず。そういえばなんだかお腹が空いているような気がするな。僕は一体いつから電車に乗っているんだろう。温かい味噌汁とご飯が食べたい。僕が一番好きなおかずは甘く味付けされた肉じゃがだったな。そうだ、その肉じゃがはお母さんがよく作ってくれていたんだ。僕のお母さんは優しい人だったはずだ。よく思い出せないけど、温かい気がするんだ。早く陽が見たい。車窓はまだ真っ暗だ。

          夜中の電車

          ずいぶん長い時間揺られている気がするな。窓に目をやっても真っ暗で、地下を走ってるのか、何もない田舎を走っているのかわからない。周りに乗客は見当たらず車両には僕1人だけだ。いつからこの電車に乗ったんだっけな。とにかく今は誰かと話したい気分だ。だけど、何を話せばいいんだろう。 そうだった、思い出したよ。僕は自分が何者なのかわからなくて電車に乗ったんだ。どこか遠くの色や形や匂いを見たら何かわかる気がして。 だけど結局そもそもの目的地がわからなかったんだな、だから僕はまだ電車に揺られ

          君が好きだ、ただそれだけを

          君が好きだという、ただそれだけを伝えるために会う日。 改札口で待ち合わせ。さてこれからどうしましょうか。 何を見ようか、何を食べようか、何を飲もうか、何を話そうか 相談相手にぴったりなのは君なのに。 今日はそういうわけにはいかないんだ。 こういう日だけは平等主義者になりたがる。 そういう僕はご都合主義さ。 今日だって自分の都合。だって好きになってしまったのだから。 そろそろ帰ろうか、ちょっと散歩でもしよう。 ゴールの改札口。噛みながら僕は言う。 君が好きだ。

          君が好きだ、ただそれだけを

          無題

          年末年始に酷い鬱になってしまい、終わりの見えない、何者なのかもわからない苦しみでのたうちまわっていた。最近ようやく落ち着きを取り戻したが、今度は底知れない孤独感に襲われている。どこにいても居場所を感じない。誰からも嫌われている。そんな根拠のない被害妄想が止めどなく頭に流れてくる。これが人間が持つ生存本能というものだとしたら、明らかな欠陥じゃないかと思う。だが、そんなこともどうでも良くなってきた。孤独を受け入れようと思う。ちゃんと周りを見れば僕は独りぼっちじゃないし。陽の差す部

          ああああ

          もうだめだ、僕は本当にダメな人間だ。すべてに対して自分を否定し、そしてそれが他者を裏切ることを理解するくらいにはバカになれなくて、さらに自分を責め立てる。ああ、苦しい。誰か。いや。誰も来ないで。