【2018年のアニメ総決算③】一体、誰が最も格好よい/ぶっ壊れた/愉快な/萌えるキャラだったのか?

2018年のアニメ総決算!第3弾の本記事では、2018年のベストキャラを部門別に発表します。1年間で122作を視聴した男・清水氏が選ぶ『最も格好よかったキャラ」「最もぶっ壊れていたキャラ」「最も愉快だったキャラ」「最も萌えたキャラ」とは?門外漢の方にもわかりやすい解説付き。

※本記事は「2018年のアニメ総決算」の第3弾です。先に第1弾第2弾の記事をご覧いただくことをお勧めします。


<第3部:「キャラ別賞」発表>

インタビュアー「続いては第3部、『キャラ別賞』!2018年のベストキャラを部門別に発表いたします。お相手は引き続き清水さん」

清水「どうぞよろしく」


<第1章:BKC(ベスト・格好よい・キャラ)賞>

インタビュアー「まずは『BKC(ベスト・格好よい・キャラ)賞』です。1位は……ええと、『該当なし』ですか……」

清水「はい」

インタビュアー「(く・う・き!空気読め!これじゃあ盛り上がらないよ!)……なるほど。それでは、まずは『該当なし』とした理由をお伺いします」

清水「2018年のアニメにも格好よいキャラはたくさんいましたが、なんと言うか……そう。自分の中に『格好よいキャラといえばコレ』というイメージがあって、それと比較した結果ですね」

インタビュアー「ちなみに、どんなキャラであれば1位になっていたのでしょう?

清水「そうですねぇ……例えば『スペースコブラ』のコブラ、もしくは『シティハンター』の冴羽獠ですね」

インタビュアー「ああ、『格好よい』といっても、いわゆるクールキャラではないのですね」

清水「そうですね。戦隊もののブルーではありません。寧ろ、『タフガイ』というのが適切かもしれません」

インタビュアー「ほぉ」


2位:利根川幸雄は何者をも見捨てない

インタビュアー「ちなみに、2位にランクインしたのは『中間管理録トネガワ』(※)の利根川幸雄氏。彼もまたタフガイと考えてよろしいでしょうか?」

清水2018年のベスト・タフガイですね」

インタビュアー「なるほど。最もタフガイなのが50〜60代と思しきオッサンというのが、高齢化し、国民の平均年齢が45歳を上回る我が国らしくて大変興味深いですね。ところで、清水さん。ここで1つ、特に利根川の魅力が伝わるエピソードを教えてください」

清水「そうですねぇ……」

 さて、清水氏があれこれ思案している間に、『トネガワ』の概要をご説明しましょう

 ざわ…ざわ…(※)

 そもそも利根川というオッサンは、ヤミ金を中心とした巨大企業グループ「帝愛」の最高幹部の1人(※)。お客(というか闇金の被害者)に向かって「Fuck you……ブチ殺すぞゴミめらが……」と言い放つなど大変恐ろしい人物です……が、とはいえそんな利根川も巨大企業の中では1人の中間管理職に過ぎません。完全に狂っている上司と、癖の強い部下に挟まれて苦労を重ねるその姿。無論悪役、社会のダニ、クソ野郎であることに間違いないわけですが、部下をかばい、しかし報われず、それでも真面目に勤め続けるその背中には悲哀が滲み、案外よい奴なのではないかと。いや、というか、これはもう理想の上司なのではないかと錯覚することもあったりして……というのがコメディ作品『中間管理録トネガワ』です。

 ざわ…ざわ…

清水「私が特に気に入っているのは、21〜22話(Agenda21、22)で描かれた帝愛公式Twitterアカウントのエピソードです」

インタビュアー「ほぅ」

 一体どのようなエピソードだったかというと……ざわ…ざわ…

 帝愛公式Twitterアカウントの管理を任された利根川の部下……しかし全く上手くいかず、あろうことかフォロワー数において「アンチ帝愛」アカウントに負ける始末。これはいかんと利根川が「中の人」になり、奇怪千万なSNSの文化やら運営のコツを学び、そして様々トライしていくという話です。

 物語は進み、「アンチ帝愛」アカウントの運営者の身元が判明。それは利根川の元部下にして、不祥事を重ねた結果馘首された海老谷という男で、動機は解雇されたことへの逆恨み。

 本作のトラブルメーカー……海老谷。

 熱意や行動力は人一倍だが、狂気の如く空気を読むことができず、いつも利根川らを困惑させる男……海老谷。救いようのない問題児……海老谷。絶対に部下には持ちたくないものの、しかし側から見ている分には妙に愛嬌があり、私は結構好きでした……海老谷。

 世にも恐ろしい「帝愛」グループのことです。「アンチ帝愛」アカウントを運営していたことが明らかになった以上、海老谷の命もこれまでかと思われたのですが……

 ざわ…ざわ…

清水「そんな海老谷すらも見捨てず、再びチャンスを与える利根川の度量の大きさ。これが格好よかったですね」

インタビュアー「海老谷は上司に恵まれましたねぇ」

清水「羨ましい限りです」


※『中間管理録トネガワ』:原作は、『賭博黙示録カイジ』のスピンオフマンガ。主役は利根川幸雄……そう、『カイジ』では主人公・カイジの最強の敵の1人として登場し、最終的に土下座する羽目になったあのオッサンである。

※ざわ…ざわ…:『カイジ』の作者、福本伸行さんの作品に登場する特徴的な擬音。人々のざわめきだけではなく、キャラの心象描写にも使われる。なお、アニメ『トネガワ』では、名前に「ざわ」や「さわ」の付く声優が「ざわざわ」と読み上げていた。これは「ざわボイス」と呼ばれ、担当したのは野沢雅子さん(クレジットでは「野ざわ…雅子」と表記)や、沢城みゆきさん(同「さわ…城みゆき」)ら10人。

※巨大企業グループの最高幹部:設定上はこうなのだが、『中間管理録トネガワ』を見る限り、その働きぶりは「中小企業のマネージャー(課長)」という感じ。


3位:凜雪鴉は何者にも縛られない

インタビュアー「『BKC(ベスト・格好よい・キャラ)賞』、3位は凜雪鴉(リン・セツア)さん!彼は『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』の主人公ですね」

清水「はい」

インタビュアー凜雪鴉の魅力はどの辺りにあるのでしょうか?」

清水「そうですね……凜雪鴉は利根川とは全く別のタイプの格好よいキャラです」

インタビュアー「ほぉ」

清水「彼の場合、普段の言動は完全に人を食ったもの。しかし、その一方で意外とお人好しだったり、人間臭いところもあるのが魅力ですね。何者にも縛られない自由な雰囲気に憧れます」

インタビュアー「『北斗の拳』のジュウザのようなキャラでしょうか?雲の如く自由でありながら、戦えば作中トップクラスに強いという……」

清水「近いものがありますね」

インタビュアー「なるほど。一口に『格好よい』といっても様々なタイプがあるものです」

※凜雪鴉が登場する『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』は「作品賞」の10位にランクインしています。作品の概要などは、「第2部:『作品賞』発表」をご参照ください。


<第2章:BBC(ベスト・ぶっ壊れ・キャラ)賞>

インタビュアー「続いて、『BBC(ベスト・ぶっ壊れ・キャラ)賞』にまいりましょう。2018年、最もぶっ壊れ、まさしく狂気。サイコの名をほしいままにしたのは……本田華子さん!おめでとうございます」

清水「はい」


1位:本田華子は記憶を改竄する

 本田華子を1位に選出したものの……実は大きな迷いがあった、と清水氏。

清水「本田華子は『あそびあそばせ』のキャラですが、同作の主要キャラは全員ぶっ壊れていますからね。果たして本田華子だけをランクインさせてよいものか、と」

インタビュアー「なるほど」

 さて、ここで『あそびあそばせ』の概要をご説明しましょう。

 清水氏が『全員ぶっ壊れている』と評した主要キャラとは、すなわち本田華子、オリヴィア、野村香純の3人。いずれも中学生で、『あそびあそばせ』は彼女たちの日常を描いたギャグ作品です。

 彼女たちの容姿は、原作マンガでもアニメでも大変愛くるしく描かれおり、やや細めで写実的なタッチはとても美しく、ああ、なるほど。はいはい、理解しました、理解しました。これ、彼女たちのかわいらしさを愛でるタイプの作品ってわけね。オッケーオッケー、バッチオッケー……と言いたいところなのですが、その判断は早計。実際には、その絵柄からは想像しがたい顔芸やシュールなギャグが満載です。

インタビュアー「さて、それでは本田華子の魅力を伺います」

清水行動が実におかしいですね。いちいち狂っています」

 すべてが狂気に満ちている本田華子ですが、その中でも特に印象深いのが第29話(contents29)だ、と清水氏。

 以下、このエピソードのさわりをご紹介しましょう。

 ……服を買いにやって来た3人。

 華子は店員から気狂いじみたワンピースを勧められます

 どれほど気狂いじみているかといえば、胸元にはユニコーンが描かれ、腰にはリボン、その下には燦然と輝く朝日のような旭光がデザインされており、襟元や袖口、裾にはレース。そして使われている色は上からピンク、ショッキングピンク、黄色、水色、紫という具合で、アレかな?華子はお笑い芸人を目指すことにしたのかな?宮川花子さんに弟子入りするつもりなのかな?華子だけに……という代物。

 華子は悩みます。

 そして香純にアドバイスを求めます。

 これはまたすごい服だ、と困惑する香純。顔に冷や汗が浮かびます。一方、目をキラキラと輝かせている華子。信じがたいことではありますが……華子はこのワンピースを気に入っている様子です。香純はそっと目をそらして一言「いいと思います」

 かくして気狂いワンピースを購入した華子……ですが、その日の夜、部屋の壁にかけたワンピースを見つめる華子に笑顔はありません。私はなぜこれを買ったのか?家に帰ると、なぜ途端に色あせて見えるのか?店ではあんなに素敵だったのに。

 後悔する華子

 その時、彼女は、香純の言葉があったからこそ購入に踏み切ったのだということを思い出します。

 メチャクチャに似合っている。ズバリ購入すべきである。これを着用すれば世界中の男という男を思いのままに出来るなぞと甘言を囁いた香純。なぜ彼女はあんなことを言ったのか……と自分に都合のよいように記憶を書き換え、そして華子は香純に電話をかけるのでした。

 その後のあれやこれやはここでは割愛しますが、清水氏の一押しはこの電話のシーン

清水「まさに狂気を感じましたね」


2位:ポプ子はいつだってキレている

インタビュアー「続いて、ぶっ壊れキャラの2位はポプ子!これは『ポプテピピック』のキャラですね」

清水「『あそびあそばせ』同様、果たしてポプ子でよいのか悩みました。『ポプテピ』のぶっ壊れキャラは誰ですかって、そりゃあ全員ぶっ壊れてますからね。まぁ、『ポピテピ』の代表としてポプ子を選出したとご理解ください」

インタビュアー「なるほど。んー、答えづらいことは百も承知で伺いますが……ポプ子のどのあたりがぶっ壊れているのでしょうか?

清水『すべて』ということになりますが……そうですね。もう1人の主人公・ピピ美が比較的おおらかであるのに対して、ポプ子は常にキレている。ここにポプ子のぶっ壊れ具合が表れていると思います」

インタビュアー「実生活では絶対に関わり合いになりたくないキャラですね」

清水「ええ、目も合わせたくありません」

※ポプ子が登場する『ポプテピピック』は「作品賞」の3位にランクインしています。作品の概要などは、「第2部:『作品賞』発表」をご参照ください。


3位:羽咲綾乃はラケットを握ると狂気を露呈する

インタビュアー「『BBC(ベスト・ぶっ壊れ・キャラ)賞』の3位は……羽咲綾乃さん!これはバドミントン部を舞台にした作品『はねバド!』のキャラですね」

清水「ええ、そうです」

インタビュアー「それでは、羽咲綾乃のぶっ壊れ具合についてお伺いします」

清水「本田華子とポプ子が常に狂っているのに対して、羽咲綾乃は試合以外は常人だというのが特徴です。綾乃は、普段は内向的な少女なのに、いざバドミントンの試合になるとスイッチが入ってしまうのです」

インタビュアー「本作のファンが、そのあまりの豹変っぷりにドン引きしたというあのスイッチですね」

清水「その通りです。そもそも彩乃はバドミントンにおいては超人的な能力を持っているという設定で、確かにその能力には目を見張るものがあります……が、それ以上に試合になると前面に出てくる性格の悪さ。これがすごい。傲慢な態度で対戦相手を見下し、煽るのです。なかなか主人公にはいないタイプですよ」

インタビュアー「ははぁ。ある特定の分野では天才的な能力を発揮するものの、それ以外はてんで駄目、しかしそれがまた妙に魅力的……というのはアニメやマンガの世界では比較的多く見るキャラ設定ですが、綾乃の場合、肝心のバドミントンでも酷いことになっているわけですね

清水「そう、そこが新鮮でした。まぁ、そういう意味では、彩乃はあまりにも主人公らしくないので、なぎさという別のキャラが実質的な主人公だといえるのかもしれません。ただ、主人公にも様々なタイプがいた方が面白いので、私は綾乃のようなキャラは大歓迎ですね」

インタビュアー「なるほど。よくわかりました」

※羽咲綾乃が登場する『はねバド!』は「作品賞」の9位にランクインしています。作品の概要などは、「第2部:『作品賞』発表」をご参照ください。


<整理>

 以上のぶっ壊れキャラ3人をポジショニングマップで整理しました。

 ネーミングが『BLEACH』っぽくて、ちょっと格好よいと思いませんか?……なんて話はよいとして、

・本田華子:常時解放型×潜伏タイプ

・ポプ子:常時解放型×明瞭タイプ

・羽咲綾乃:特定条件下解放型×明瞭タイプ

 ということになります。

 なお、この3人以外のキャラも整理してみると、様々な発見があると思います

 例えば、ドラえもんはネズミに遭遇するたびに大暴れすることで有名ですが、これは「特定条件下解放型×明瞭タイプ」に該当します。つまり、ぶっ壊れ方という点においては、ドラえもんと羽咲綾乃は同類であるということです。

 みなさんがぶっ壊れキャラを生み出す際のヒントになれば幸いです。


<第3章:BCC(ベスト・コメディ・キャラ)賞>

インタビュアー「次は、『BCC(ベスト・コメディ・キャラ)賞』です。2018年、最もファニーでコミカル、私たち視聴者に愉悦の時間を提供してくれたのは……蒼井晶さん!おめでとうございます」

清水「はい」


1位:蒼井晶はファンとスタッフに愛されている

インタビュアー「清水さんは、以前、『Lostorage conflated WIXOSS』は快作であり、その魅力の8割は蒼井晶に由来するとおっしゃっていました」 

清水「その通りです」

 蒼井晶が登場する『Lostorage conflated WIXOSS』は、主人公たち(主に女子中学生)が記憶を賭け、TCG(トレーディング・カード・ゲーム)で戦う物語です。

 蒼井晶はファッション誌の人気読者モデルとして活躍する女子中学生であり、そしてセレクター(TCGで戦うプレイヤーのこと)の1人。但し、彼女は単なるセレクターではなく……。

清水「『WIXOSS』は2014年から続く人気シリーズで、本作は4期目となります。蒼井晶は1期から登場しており、一貫して悪党キャラとして描かれています」

インタビュアー「『悪党』?」

清水「はい、とにかく性格が酷い。ゲスで粗暴で乱暴者。『はねバド!』の羽咲綾乃のように相手を煽り、さらにゲームでピンチに陥ると相手をナイフで刺そうとする

インタビュアー「……完全に気狂いではありませんか?」

清水「完全に気狂いです」

インタビュアー「……これ、『BBC(ベスト・ぶっ壊れ・キャラ)賞』ではないんですが……」

清水「確かに『BBC賞』にノミネートされてもおかしくないキャラですね。その一方で、ファンやスタッフから『アキラッキー』と呼ばれ、大いに愛されている点は見逃せません」

インタビュアー「ほぉ」

清水「例えば、彼女が登場する放映回の提供欄には、ほぼ毎回彼女の登場シーンが採用されています」

インタビュアー「へぇ」

清水「また、彼女が登場するとTwitterで大盛り上がりするのも定番となっています」

インタビュアー「ははぁ。つまり、『愛されサイコ』というわけですね」

清水「はい。彼女は確かに極悪非道です。しかし、その愛されっぷりを見ていると、彼女の性格の悪さや悪行は最早一周回ってギャグ、本作最大のコメディエンヌとして定着しているといえるでしょう。したがって、これはもう『ぶっ壊れキャラ』ではなく『コメディキャラ』と呼ぶべきだろうと判断しました」

インタビュアー「なるほど。大変よくわかりました」

※蒼井晶が登場する『Lostorage conflated WIXOSS』は「作品賞」の6位にランクインしています。作品の概要などは、「第2部:『作品賞』発表」をご参照ください。


2位:鶴見中尉は部下たちに愛されている

インタビュアー「続いてまいりましょう。『BCC(ベスト・コメディ・キャラ)賞』の第2位は……鶴見中尉です!彼は『ゴールデンカムイ』の登場人物。軍人で、主人公のライバル的キャラですね」

清水「はい。今回は、鶴見中尉単体というよりも、彼が率いる『日本軍第七師団・鶴見小隊』全体での受賞とお考えください」

インタビュアー「承知しました」

清水「そして、実は彼もまた本来であれば『BBC(ベスト・ぶっ壊れ・キャラ)賞』にノミネートされるべき狂者です。ただ、作品全体を見渡すと、『金カム』のコメディパートの多くは彼とその部下が担っており、実質的にはコメディ・キャラになっていると判断した次第です」

インタビュアー「なるほど。鶴見中尉というのは一体全体どのような人物なのでしょうか?」

清水「そうですねぇ……狂気じみた蛮行を犯すことも少なくありませんが、確かなカリスマ性があり、一部からは絶大な支持を受けている男です。その『一部』が周りに集まってくるため、彼の部下は一癖も二癖もある人物ばかりで、鶴見小隊は総じてぶっ壊れた人々の集まりになっているというわけです」

インタビュアー「なるほど」

※鶴見中尉が登場する『ゴールデンカムイ』は「作品賞」の5位にランクインしています。作品の概要などは、「第2部:『作品賞』発表」をご参照ください。


3位:デミウルゴスはアインズ様に忠誠を誓っている

インタビュアー「続いて『BCC(ベスト・コメディ・キャラ)賞』の第3位は……デミウルゴスです!……が、彼の魅力については『作品賞』で話題にしていますので、ここでは割愛させていただきます」

清水「はい」

※デミウルゴスが登場する『オーバーロードⅡ・Ⅲ』は「作品賞」の1位にランクインしています。デミウルゴスの魅力については、「第2部:『作品賞』発表」をご参照ください。


<第4章:BMC(ベスト・萌・キャラ)賞>

インタビュアー「最後にみなさんお待ちかね!『BMC(ベスト・萌・キャラ)賞』です!ええと……んー、これも1位は『該当なし』ということで……」

清水「ええ」

インタビュアー「(またかよ!く・う・き!)……なるほど」

清水「『BKC(ベスト・格好よい・キャラ)賞』でも、1位は『該当なし』としましたが、あれと同じ理由ですね。私の中に『最も萌えるキャラ像』があって、それと比較するとどうしてもこういう結果になってしまいました。無論、2018年にも素晴らしいキャラはいましたが……」

インタビュアー「承知しました。……それでは、どのようなキャラであれば1位になっていたのでしょうか?清水さんの中の『ベスト・萌・キャラ』とは?」

清水「例えば2017年でいえば、『宝石の国』のボルツや、『徒然チルドレン』の梶亮子が素晴らしかったですね」

インタビュアー「ほぉ」

清水「2018年のアニメには、残念ながらボルツや梶亮子ほどの萌えキャラはいませんでした」


2位:大野晶は「完璧超人」である

インタビュアー「それでは『BMC(ベスト・萌・キャラ)賞』第2位ですが……『ハイスコアガール』の大野晶さんです!」

清水「はい」

インタビュアー「『BCC(ベスト・コメディ・キャラ)賞』の1位が蒼井晶、そしてこちらは大野晶ということで、これはもう2018年は『晶』の年だったということですね。晶!」

清水「(……ん?)」

インタビュアー「さて、それでは大野晶さんの魅力をお伺いします」

清水大野さんは一見してお嬢様、そして本当にお嬢様というキャラです。さらに成績優秀、そして美人

インタビュアー「まさに才色兼備ですね」

清水「そして……メチャクチャにゲームが強い!

インタビュアー「ほぉ」

清水「大野さんは生粋のお嬢様で、いつでもゲームをプレイできる家庭環境ではありません。寧ろゲーム機を買ってもらえないなど、ゲーマーとしては不利な状況に置かれています……が、強い。とにかく強い。常に圧倒的な腕前を誇っており、まさに天性のゲーマーといえます。……ゲームの強い女の子ってよいですよね。えーと、もう一度強調しておきますと……ゲームの強い女の子ってかわいいですよね

インタビュアー「まったく同意します。天は二物も三物も四物も五物も六物も七物も八物も九物も十物も与えたわけですね」

清水まさに完璧超人です……あー、まぁ、極めて無口でセリフらしいセリフがなく、『モガー』くらいしか喋らないので、コミュニケーション能力にはだいぶ問題があるわけですが……」

インタビュアー「ほぉ。清水さんは無口の女性が好みなんですか?」

清水「いや、そんなことはありません……」

インタビュアー「そうですか」

清水「ええ、おしゃべりでもかわいいキャラはいますからね。いっそ明石家さんまさんっぽいヒロインもありかもしれない

インタビュアー「いやぁ、それはどうですかねぇ……いや、案外アリか?……ヒロインは羞月閉花の美貌に、才色兼備の完璧女子……だがメチャクチャ多弁!彼女は喋る!シリアスなシーンだろうが何だろうが気にしない。とにかく喋る!喋る!喋りまくる!『うるせぇ!黙れ!』と引っ叩かれようが気にしない!喋る!空気なぞ読まずにただひたすらにペラペラペラペラ立て板に水!……うーん、結構面白いかもしれませんね」

※大野晶が登場する『ハイスコアガール』は「作品賞」の8位にランクインしています。作品の概要などは、「第2部:『作品賞』発表」をご参照ください。


3位:ゼロツーは「獣系女子」である

インタビュアー「さぁ、『キャラ別賞』も最後の1人となりました。『BMC(ベスト・萌・キャラ)賞』の第3位は、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のヒロイン・ゼロツーさんです!」 

 さて、まずは『ダリフラ』についてざっとご説明しましょう。

 舞台は、謎の敵「叫竜」が襲来し、人々の生活が脅かされている世界。「叫竜」に対抗すべく開発されたのが人型兵器「フランクス」です。本作の中心人物は、フランクスに搭乗するパイロット(作中では「パラサイト」と呼ばれる)の少年、少女たち。ゼロツーもその1人です。

清水「あー、今気づきましたけれど、私、獣っぽい子が好きなんですね」

インタビュアー「獣……『獣系女子』ですか?何ですか、藪から棒に」

清水ゼロツーの萌えポイントを考えてみたんですよ」

インタビュアー「ほぉ」

清水「そもそもゼロツーは『叫竜』の血を引いており、圧倒的に強いんですね。他のパラサイトが叫竜1体を倒すのに四苦八苦する中、彼女はたった1人であっという間に何十体も倒してしまいます」

インタビュアー「ふむ」

清水「英雄として尊敬を集めてもよい働きぶりです。ところがどっこい、彼女は極めて自由奔放な性格。命令を無視したり、周囲の人の意志を黙殺したりすることが少なくないため、厄介者扱いされています」

インタビュアー「なるほど」

清水「その一方で、お気に入りの人……具体的には主人公のヒロですが、彼に対しては不意に『今からキミがボクのダーリンだ』なぞと言ったりする」

インタビュアー「『ボク』?」

清水「ああ、ゼロツーの一人称は『ボク』。いわゆるボクっ娘ですね」

インタビュアー「なるほど」

清水「また、非常に……あー、何というか、男勝りなんですね。例えば主人公のヒロと初めて出会うシーンで、彼女は川で泳いでいました……全裸で。驚くヒロ。一方のゼロツーはちっとも恥ずかしがることなく、平気な顔をしている。あまつさえ『わかった。君はエッチな人だ!』なぞと言う。いや、素っ裸で泳いでいるお前が悪いんだろ……と、思わずツッコミを入れたくなる場面です」

インタビュアー「ふむふむ」

清水「そして、ゼロツーが最も獣らしくなるのが食事のシーンです。彼女は『叫竜』の血を引いているせいか少し……というかだいぶ味覚がおかしいようで、何にでも大量のハチミツをかけて食べるんですね。しかもそれを手づかみで食べる。少し上を向き、食べ物を高く持ち上げて口の中に落とすような食べ方です。手はハチミツでべとべと」

インタビュアー「マナーがなっていませんね」

清水「ええ、大変汚らしい食べ方ですね……そしてそこがよい!

インタビュアー「……」

清水「実に獣じみたシーンです」

インタビュアー「まとめると……圧倒的に強く、何物にも縛られぬ奔放な少女。裸を見られても顔色1つ変えず、そして食べ方が汚い、と」

清水実に獣っぽいと思いませんか?」

インタビュアー「ははぁ、なるほど」

清水「おわかりいただけたようで幸いです」

インタビュアー「……えーと、食事のマナーがなっていない女性がお好みで?」

清水「まぁ、それは獣らしさの一例にすぎませんがね」

インタビュアー「はぁ……」

清水「そんな奔放なところに大いに萌えました

インタビュアー「なるほど。実に奥深い世界ですね。……ところで清水さん、少し話題が変わりますが、最後に1つお伺いしてよろしいですか?」

清水「何でしょう?」

インタビュアー「直近の秋クール(2018年10~12月頃)では、『SSSS.GRIDMAN』のキャラ、特に宝多六花さんに対してかわいいという声が集まっていたようですが、いかがでしたか?カーディガンの裾から覗くボリューム感ある太ももが大変魅力的だと話題でしたよね」

清水「確かに彼女は魅力的なキャラでした。『BMC(ベスト・萌・キャラ)賞』に4位があるならば、それは六花ちゃんに授与したいですね」

インタビュアー「なるほど。そうでしたか。胸のつかえが取れました。以上、『キャラ別』賞でした」


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インタビュアー「これをもちまして、『ヒャクパーセント・シミズ・アワード 2018総決算』はすべてのプログラムが終了です。いやぁ、こうして振り返ると、2018年も素晴らしいアニメが目白押しでしたね。2019年も大変楽しみです」

清水「楽しみですね」

インタビュアー「今日はみなさん、長丁場をお付き合いいただきありございました。それではまた次回、お会いしましょう。さようなら」

清水「ありがとうございました」


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 最後までご覧いただきありがとうございます。『ヒャクパーセント・シミズ・アワード 2018総決算』は以上で終了です。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(審査、解説:清水 / 文、イラスト、インタビュー:三葉)

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