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世界の町シリーズ イギリス コヴェントリー

コベントリーはイングランドの真ん中くらいに位置する人口約36万人の都市です。 イングランドでは8番目に大きな都市です。 
もう25年も前の話ですが、約6年間住んでいた事があります。 観光地としてはあまり有名ではないのですが、この街で有名な逸話があるので紹介させていただきます。 
ベルギーの有名なチョコレート、ゴディバをご存知の方は多くいらっしゃると思います。 いきなりベルギーに飛びましたが、ゴディバの由来はイギリス・コヴェントリーの逸話から来ているのです。
ゴディバのロゴはこちら。 よく見ると馬に女性がのっているのがわかります。

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そもそもゴディバという名は、11世紀のコヴェントリーの伯爵夫人レディ・ゴディバ(英語で発音するとゴダイバと発音します)に由来します。
夫である伯爵が民に重税を課そうとしていました。 レディ・ゴディバは考えを改めるよう頼みましたが、聞き入れてもらえませんでした。
「もしお前が裸で街を歩いたら考えを改めよう」言われ、ゴディバは言われたこと通り一糸まとわぬ姿で馬に乗り、町を廻りました。
領民たちは、そんな彼女の姿を見ぬよう窓を閉ざし敬意を評しました。そして伯爵は約束を守り、税は引き下げられたと言うお話です。

絵画になっているのがこちらです。 美しいです・・。

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実際にコヴェントリーの街中にある銅像がこちらです。

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ベルギーのゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルはコヴェントリーのレディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに「ゴディバ」と名付けられました。

 
多くの領民は敬意を表し窓を閉ざしたのですが、一人だけ覗いた奴がいました。 そいつがピーピング(覗きの)トムです。 こいつです。

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街の中心地にからくり時計があり、時間になるとゴディバが現れ、その上からトムが覗き込みます。 なかなかシュールなクオリティーです。

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最後まで読んで頂き有難うございます。

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