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【韓国支社の採用話】感情とコミュニケーションがあってこそ人間

今年で設立17期目に入り、韓国のリモートも13,4年経つけど、こんなに長期間、私 自身 渡韓していないのは起業して初めてです。(年に2,3回は行く)リモートに慣れている私ですが、選択肢のないリモートはストレスを感じるこの頃。「行けるけど、行かない」のと、「行きたいのに、行けない」は雲泥の差ですね... 久々のnoteですが、今回もグダグダ書きたいと思います。

海の向こう側にいる新メンバー

弊社は今年、日韓含め8名のメンバーが入れ替わり、韓国支店には3名の新メンバーがジョインしました。1人はエンジニア、他2名は問屋街担当として採用。この3名の採用は弊社にとって、とてもとても大事で重要な役割をする人達です。

普段、日本にいる私は現地のアルバイトなら直接面接はしないんだけれど、今回は社員で重要なポジションの採用なのでWEB越しで最終面接をし、本採用の4月頃に渡韓して会うつもりでしたが、想定外のコロナ影響でまだ一度も彼らに直接会っていません。

若さと顔・人柄で採用してみた

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写真右上の2名が今回、新しく採用した問屋街担当の二人です。(左は支社長)彼らの業務は東大門問屋街の問屋達と毎日コミュニケーションを取り、物流関連を管理する役です。

問屋街の業務はプロ達の領域で、通常なら最低でもこの道5年以上のキャリアを持つ者を採用しなければ仕事にならず、今まで10年以上のキャリアを持つプロ達に任せていましたが、これから話す理由につき、キャリアより顔と人柄重視で採用をしました。

世代交代されるマーケット

17年前、私が起業した当初から人気だった問屋で未だに東大門市場で生き残っている老舗は数多いですが、当時23才だった私がオンニー!(お姉ちゃん!)と呼んでいたオーナー達は現在 私同様、表から裏に回り、現場で新作や店頭を回すのは若手達です。なのに、物流業は未だにアジョッシ(おじさん)が現役なんですよね。

弊社が一番お金と時間を費やし作ったのは、プラットフォームのインターフェースではなく、物流システムですが、その甲斐があって物流のプロじゃなくても問屋街の沢山の品を世界中に送ることが可能になりました。なので、プロのアジョッシ(おじさん)から、若いオパ(お兄さん)にシフトして、記憶や判断は脳でせず、IT力に任せる。代わりにITが出来ない事を我らが行うスタイルでやって行けば勝算はあるかもと思ったのも、この事業を始めるきっかけの一つです。

感情とコミュニケーションがあってこそ人間

現地の問屋で店頭に立っているのは人間ですから、その人達のハートを掴むことが弊社の成功の近道!という考えもあり、ハートを掴むとは?から、人間の感情論を掘り下げてみたら、正しくプラスを発信し、自ら楽しむことが基礎中の基礎かな?という考えがまず前提にあります。

プロは単独の仕事は素早いけれど、素早く合理的に処理するには無愛想になりがちなんですよね。そんな無愛想な大人達に揉まれた現場の若者達は疲弊して行き、のちに彼らも無愛想になっていくものなんです。

多くの人間は合理的なことより、自分の感情がどうありたいか?を重視して生きていると思うんです。合理的に指標や目標を立てる人もいるけれど、最終的には達成して嬉しくなりたい訳で、悲しくなるために頑張る人はいないから。最終的に残るのは感情で、多くの場合その時の感情が全てをジャッジするはずです。

ちょっとお腹が空いてきたので飛ばして要点を書きます(笑)私が話たい要点は男性的な表現だと「マーケットを支配したい」となりがちですが、私は支配ではなく終わりなき共存を目指していて、合理的さとプラス感情が比例するサービスこそが長く続き、結果 優位性が増すという考えです。

なので、人と人が共存しようと思う際、短期的には利害性重視だけど長期的にはこれまた感情(絆)が大きく左右されるはずで、うちのサプライヤーには日々プラスな感情で当サービスと関わってほしい。そうすればユーザーは付いてくる。

ご飯の時間ですので締めます

そんなわけで、大概のものはシステムが示して処理するので、現地問屋で店頭の若手達とプラスな感情で接する事ができ、絆が生まれる環境を拡大していくために、現地のオンニー(おねえさん)、オパ(お兄さん)に好かれそうな人材を採用してみたところ、数ヶ月で目に見える変化が起きているので、とても嬉しく、もう本当に早く直接あってご飯に連れて行きたいのに年内は渡韓出来そうにもないので残念です。どうか、辞めることなく続けてほしい!と切実に願うこの頃。久々にnoteにコロナ記録として残してみました。




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